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演出家の感性は人と本で磨かれる

2017.10.22 (Sun)

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人って、映像で一方的に伝達されて育つと、イメージを同じようにアウトプットするしかなくなるんです。
ですから、”映像をやりたいなら本がおすすめ”だと言っているのは、そういう理由なんです。

 

最初から映像を見るより、本をシナリオ化して、映像に置き換えるような訓練をしたほうがよっぽど良い。

 

また、今の時代のリアルのものだけをインプットしていると、どうしても作るものが浅くて、やがて30歳、40歳になってくると、悲しいけれど時代に取り残される存在になるわけです。

 

一流の人達は、昔の音楽を聴いている人が多い。
やっぱりそういう普遍的なものには法則があって、50年、100年続くものってすごいじゃないですか。そこに実は答えがあるんです。

 

映画も音楽もだいたい70年代、80年代後半くらいにやり尽くされ、あとは、その時代に合わせた表現にしてるだけなんです。

 

最近は、世界的に見ても新しいことを出してくる人は、少ないんじゃないですかね。
映像、インターネットから視覚的な影響を受け過ぎている弊害だと思うんです、普遍的なものがなかなか出てきづらいのは。
だから、ある程度そういうインターネットからの情報をシャットアウトできるっていうのは、実はひとつの能力ではないでしょうか。

 

情報に惑わされない能力というのも、新しいものを作るには大事なんです。

 

これは嘘だな、俺はこう思わない、という感覚は、クリエイターにとってはすごく大事です。
見極める能力というか、取捨選択能力ですね。
それにはいろんな経験をして、人間性と感性を磨くことが必要です。

 

いろんな人とコミュニケーションを取ったり、いろんな本を読んだりして勉強していかないと、なかなかその能力は身につかないと思います。

 

ぜひ若い人には、社会人になる前の10代の内にすごい人生経験をしてほしい。
“演出の仕事はどういう人が向いてますか?”ってよく聞かれるけど、やっぱりいろんな経験をしている人が向いているんです。

 

なんとなく普通に大学行って、普通にバイトして、ってパターンの人が、一番向かないんです。
もちろん、形だけじゃないんですけどね。

 

ただ、みんなと同じように流されちゃう人は、同じ画一的方向を持ちやすいのは事実だと思います。
否定しているわけではないのですが、もし、この業界を目指すなら、“自分”を持っている人が向いているのかなと思います。

 

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