誰かに何かを伝えたい―
自分の想いを、気持ちを伝えたい―
印刷って、そのためにある
オープン当日の夫婦の想いを描いた、プリントパックのTV-CM。
意識の高い人材を多く獲得したい
プリントパック様は、非常に志の高い会社です。 「日本一安い印刷通販会社に」という合言葉のもと、社員全員が日々努力している会社でもあります。
ただし、会社が急成長を遂げてしまったため、その志について来られない社員も中にはいたのではないでしょうか。
そんなところから噂が立ったのか、マイナスイメージが独り歩きするようになってしまったと言います。
しかし、私自身、以前からプリントパック様とお付き合いさせていただいていますが、そんなことは一切ありません。
志高く、会長、社長を先頭に、社員が向かう目標というものが明確にある、素晴らしい企業だと思っています。
ただし、前述したとおり、高い意識についていけない人たちは辞めてしまう。
だからこそ、 最初から意識の合う人間を採用しなければいけない、その人間に巡り合わなければいけない、という課題を抱えていらっしゃいました。
TV-CM を打つことで、広く人材募集に働きかけたいという希望が、会長と社長にあったのだと思います。
私は、単に人材を募集するためだけのCMはやるまいと最初から決めていました。
というのは、プリントパック様が非常に愛のある企業だからです。
プリントパック様は、会長自身が、かつて人材採用に向けてパンフレットの見積もりを依頼したときに、
「高すぎる。これでは印刷を発注できるのは大企業だけだ」 と感じた経験から始まった会社でもあります。
プリントパックの“愛”を伝える企業 CM にする
だからこそ私は、単なる人材募集をするような CM ではなく、印刷というものが社会でどのように役に立っているのか、
そしてプリントパック様が目指しているものは何なのかを、ドラマ仕立ての構成でわかりやすく伝えたいと考えました。
たとえば、街中でたまたま目にしたポスターでピアノに通い始めた、空手に通い始めた、たまたま目にしたパンフレットで志望校を決めたなど、印刷物というものは人生の大事な節目に関わっているものです。私自身もそうでした。
だからこそ、この価値ある印刷を誰もが発注できる世の中にするという想いをどうやって 画にしようか、まずそれを考えました。 そして辿り着いたのが、オープン初日を迎えるパン屋の夫婦のストーリーです。
プリントパック様は、出来上がった作品を見て、非常に喜ばれていました。 まず絵コンテを見た段階で、「これええわぁ」というお言葉をいただきました。
私たちの考えが間違っていない、ということにひと安心した瞬間です。
ただし、CM というのはクライアント様に喜んでいただけるだけではだめです。ちゃんと視聴者に届かなければ意味がありません。
その結果というのは、今年度の採用面接が終わってみないとわからないとは思いますが、私自身としては会心の出来だと自負しております。