動画制作会社から見た、企業SNS担当者の悩みとは?成果が出る企業と伸び悩む企業の決定的な違い
2026.08.06 (Thu)
2026.08.06 (Thu)
「毎週投稿しているのに反応が伸びない。」
「動画を作っているのに問い合わせにつながらない。」
「何を投稿すればいいのかわからない。」
企業のSNS担当者から、このような相談を受ける機会は年々増えています。
Instagram、TikTok、YouTube Shorts、Xなど、企業が活用できるSNSは増え続けています。
一方で、「始めたものの成果が見えない」「社内でSNS運用の必要性を説明しづらい」といった悩みを抱える担当者も少なくありません。
私たち動画制作会社は、さまざまな業種・企業のSNS運用に関わる中で、多くの担当者とお話しする機会があります。
その中で感じるのは、SNS担当者の悩みは「動画制作」そのものではないということです。
本当に悩んでいるのは、「成果を出すために何をすればいいのかわからない」という点にあります。
今回は、動画制作会社だからこそ見えてきた、
企業SNS担当者が抱える本当の悩みについてお話しします。
企業でSNS担当者を任されている方の多くは、SNS専任ではありません。
広報、マーケティング、営業企画、採用、人事など、
本来の業務を抱えながらSNSも担当しているケースがほとんどです。
例えば、こんな一日を想像してみてください。
午前中は社内会議。
午後は展示会の準備。
夕方にはホームページの更新。
その合間にInstagramの投稿を作成し、動画の確認をして、コメント返信も行う。
このような状況では、「SNSのためだけに時間を確保する」こと自体が難しくなります。
しかしSNSは継続が重要です。
投稿が止まればアルゴリズムへの影響も考えられますし、フォロワーとの接点も減ってしまいます。
担当者は「投稿しなければ」というプレッシャーを感じながらも、十分な時間を確保できずに悩んでいるのが現状です。
私たちが相談を受ける中で非常に多いのが、
「動画を作りたいです。」
という依頼です。
もちろん動画制作は私たちの仕事ですが、その前に必ず確認することがあります。
「この動画で何を達成したいですか?」
すると、
「とりあえずSNS用に……」
「最近動画が流行っているので……」
という答えが返ってくることがあります。
動画は目的ではありません。
動画は、あくまで目的を達成するための手段です。
例えば、
採用応募を増やしたい、商品を知ってもらいたい、ブランドイメージを向上させたい、問い合わせを増やしたいなど
このような目的によって、企画も構成も長さも撮影方法も変わります。
しかし、「動画を作ること」がゴールになってしまうと、
本来得られるはずの成果を逃してしまいます。
SNS担当者から最も多く聞く悩みの一つが、
「投稿ネタがありません。」
というものです。
しかし、私たちから見ると、本当の問題はネタ不足ではありません。
問題なのは、「何を伝えるべきか」が整理されていないことです。
例えば製造業なら、
など、多くの情報があります。
サービス業でも、
など、発信できる内容は数多く存在します。
つまり、「ネタがない」のではなく、「ネタとして認識できていない」のです。
動画制作会社は、第三者の視点から企業の魅力を見つけることができます。
社内では当たり前になっていることが、
外部から見ると非常に魅力的なコンテンツになることも珍しくありません。
動画制作会社というと、「編集のプロ」というイメージを持たれることがあります。
もちろん編集技術は重要です。
しかし、私たちが現場で求められるのは、編集技術だけではありません。
むしろ、
といった企画・設計の部分で相談されることが増えています。
これはSNSが成熟してきた証拠ともいえるでしょう。
数年前は「動画があるだけ」で差別化できました。
しかし現在は、多くの企業が動画を活用しています。
だからこそ、「どんな動画を作るか」が重要になっているのです。
SNS担当者が最も悩みやすいポイントの一つが数字です。
動画を投稿すると、再生数、いいね数、保存数、コメント数
など、多くの数値を見ることになります。
もちろん、これらは重要な指標です。
しかし、動画制作会社の立場から見ると、それ以上に重要なのは「その動画が目的を達成したか」です。
例えば採用動画なら、応募数が増えたか。
商品紹介動画なら、問い合わせが増えたか。
会社紹介動画なら、企業への理解が深まったか。
再生数が10万回でも成果につながらなければ成功とは言えません。
一方で、再生数が数千回でも、問い合わせや商談につながれば大きな成果です。
数字だけに振り回されるのではなく、
「何を評価するべきか」を明確にすることが、SNS運用では欠かせません。
前述したように、
「動画を作ること」が目的になってしまうこと。
「ネタがない」と感じてしまうこと。
そして、限られた時間の中で成果を求められ、
何が正解かわからないまま運用を続けていること。
こうした悩みを抱えている企業は決して少なくありません。
では、成果を出している企業は何が違うのでしょうか。
私たち動画制作会社が多くの企業のSNS運用に関わる中で感じるのは、
成果が出ている企業ほど「動画制作の前」に時間をかけているということです。
今回は、動画制作会社が実際に行っている企画設計や動画制作の進め方についてご紹介します。
動画制作の相談を受けた際、私たちが最初に確認するのは撮影日程でも編集内容でもありません。
最初に確認するのは、
「この動画は誰に届けたいのですか?」
という点です。
例えば採用動画であれば、
・新卒学生向けなのか
・中途採用向けなのか
・専門職向けなのか
によって伝える内容は大きく変わります。
商品紹介動画でも、
・既存顧客向けなのか
・まだ会社を知らない人向けなのか
・比較検討している見込み客向けなのか
によって見せ方は変わります。
届ける相手が曖昧なまま動画を作ると、誰にも刺さらない動画になってしまいます。
逆に、届ける相手が明確になると、企画の方向性も自然と決まっていきます。
SNS運用では再生数に目が向きがちです。
しかし、成果を出している企業ほど、再生数だけを追いかけてはいません。
重要なのは、「動画を見た人にどんな行動をしてほしいのか」を明確にすることです。
例えば、
採用動画なら応募。
商品紹介動画なら問い合わせ。
会社紹介動画なら認知拡大。
店舗紹介動画なら来店。
このように、動画ごとに目的を設定します。
ゴールが決まれば、どんな内容を伝えるべきか、動画の長さはどれくらいか、
どのSNSで配信するべきか、最後にどんな行動を促すべきかも自然と決まっていきます。
成果が出る企業は、動画制作の前に「成功の定義」を決めています。
企業のSNS運用でよくあるのが、「投稿ネタがない」という悩みです。
しかし私たちは、撮影現場に行くたびに多くのネタを発見します。
製造現場のこだわり。
社員同士の何気ない会話。
お客様対応の様子。
普段の業務風景。
企業にとっては当たり前のことでも、見る人にとっては新鮮で魅力的なコンテンツになることがあります。
成果が出ている企業は、特別な企画ばかり作っているわけではありません。
むしろ、日常の中にある価値を見つけることが上手です。
動画制作会社が第三者として入ることで、社内では気づけなかった魅力を発見できることも少なくありません。
SNS運用では継続が重要です。
そのため、動画を1本だけ制作して終わるのではなく、
撮影した素材を複数本に展開することが重要になります。
例えば半日の撮影でも、
・縦型ショート動画
・社員インタビュー動画
・メイキング動画
・写真素材
・採用コンテンツ
・会社紹介動画
など、さまざまな形に展開できます。
成果を出している企業ほど、「動画1本」という考え方ではなく、
「コンテンツ資産を作る」という考え方をしています。
この視点を持つだけでも、SNS運用の負担は大きく変わります。
動画を公開したあと、
再生数はどうだったのか。
保存数は増えたのか。
問い合わせにつながったのか。
応募数は増えたのか。
結果を分析し、次回の企画に反映することが重要です。
動画制作はゴールではありません。
公開後の分析まで含めて、初めてSNS運用と言えます。
私たち動画制作会社も、「作って終わり」ではなく、
「成果につながったか」を一緒に考えることが重要な役割だと考えています。
企業がSNS運用を始めると、最初は商品紹介やサービス紹介の投稿が中心になりがちです。
もちろん、それも大切な情報発信です。
しかし、それだけではユーザーとの距離はなかなか縮まりません。
SNSは、一方的に情報を発信する場ではなく、
企業とユーザーが継続的に接点を持つためのコミュニケーションツールです。
だからこそ、社員の日常や仕事の裏側、開発へのこだわりやお客様への想い、現場での取り組み
といった「企業らしさ」が伝わる発信が、多くの共感を生みます。
成果を出している企業ほど、「売ること」だけでなく、「知ってもらうこと」「信頼してもらうこと」を大切にしています。
SNS担当者の中には、
「もっと編集を良くしなければ」
「もっと映像のクオリティを上げなければ」
と考える方も少なくありません。
もちろん品質は重要です。
しかし、SNSでは完璧な動画を年に数本投稿するよりも、
継続して情報を届ける方が大きな成果につながるケースが多くあります。
無理のない投稿スケジュールを立て、撮影した素材を複数のコンテンツへ展開しながら発信を続ける。
この積み重ねが企業の認知や信頼を育てていきます。
動画制作会社としても、一度きりの制作ではなく、継
続的に運用できる仕組みづくりをご提案することが重要だと考えています。
SNS担当者は、多くの業務を抱えながら運用を任されています。
そのため、
「この企画で本当にいいのだろうか」
「何を投稿すればいいのかわからない」
「成果が出ない理由がわからない」
と悩みを一人で抱え込んでしまうことも少なくありません。
しかし、第三者だからこそ見えることがあります。
社内では当たり前になっている強みや魅力も、外部から見ると大きな価値になることがあります。
動画制作会社は、撮影や編集だけを行う存在ではありません。
企業の魅力を整理し、発信の方向性を一緒に考え、成果につながる企画を設計することも大切な役割です。
「社内だけで考え続ける」のではなく、
「外部の視点を取り入れる」という選択肢を持つことで、新しい発見が生まれることもあります。
SNSは、短期間で大きな成果が出るものではありません。
しかし、継続的な情報発信は、企業にとって大きな資産になります。
過去の投稿が企業への信頼につながることもあります。
採用活動で応募者がSNSを見て会社の雰囲気を知ることもあります。
営業活動の前に取引先がSNSを見て企業への理解を深めることもあります。
一つひとつの投稿は小さな情報発信でも、それらが積み重なることで企業のブランドを形成していきます。
だからこそ、「今月の再生数」だけで判断するのではなく、長期的な視点で運用を続けることが重要です。
私たちは動画を制作する会社ですが、本当に提供したい価値は「映像」だけではありません。
企業の魅力を引き出し、伝えるべき相手を整理し、成果につながる発信を一緒に考えること。
そして、SNS担当者が安心して運用を続けられる環境をつくること。
それこそが、これからの動画制作会社に求められる役割だと考えています。
動画を一本納品して終わる関係ではなく、企業の成長を支えるパートナーとして伴走すること。
その積み重ねが、企業SNSの成果につながると私たちは考えます。
企業SNSで成果を出すために最も大切なのは、特別な機材や高度な編集技術ではありません。
「誰に、何を、どのように伝えるか」を明確にし、継続して発信すること。
そして、その取り組みを一人で抱え込まず、必要に応じてプロの力を活用することです。
弊社アーツテックは、
企業の課題を動画で解決するソリューション型の動画制作を30年前から提唱し、
1000社以上の企業さまの課題解決のお手伝いをさせていただいております。
企業の伝えたい”想い”を、どう伝えていくか、
どうしたら効果の出る映像になるのか、
企画の構成から一緒に取り組ませていただきます。
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(アーツテックスタッフ)
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