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分析によって大きな差が出るYouTubeアナリティクスの最適な活用方法をご紹介

2025.11.08 (Sat)

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YouTubeで動画を投稿していると、こんな悩みを抱いたことがあるのではないでしょうか。

「なぜあの人の動画は伸びて、自分のは伸びないんだろう?」「内容には自信があるのに、視聴回数が全然増えない……」

 

実はその差は「センス」や「運」ではなく、データを見ているかどうかの違いであることがほとんどです。

YouTubeは感覚ではなく、数字に基づいて戦略を立てることができるプラットフォームです。

 

つまり、「YouTubeアナリティクス」を正しく使えば、誰でも自分のチャンネルを改善し、成果を伸ばすことができるのです。

 

本コラムでは、YouTubeアナリティクスの基本的な仕組みから、実際に動画の効果を高めるための具体的な分析方法までを解説します。

 

数字を見るのが苦手な人でも大丈夫です。

重要なのは、どの数字をどう読み取り、どんな行動に変えるかです。

 

 

YouTubeアナリティクスとは何か

YouTubeアナリティクスは、チャンネル運営の「健康診断書」のようなものです。
あなたの動画を誰が、いつ、どのように見ているのか―。

その全てを数字で把握できます。

 

主に見られるデータは以下の通りです。

  • 再生回数:単純な視聴回数。人気の大まかな指標。
  • クリック率(CTR:動画のサムネイルとタイトルを見た人のうち、実際にクリックして再生した割合。
  • 平均視聴時間・視聴維持率:動画がどれだけ最後まで見られているかを示す。
  • 流入経路:どこから視聴者が来ているか(検索、関連動画、SNSなど)。
  • エンゲージメント(高評価、コメント、共有など):視聴者がどれだけ動画に反応したか。
  • チャンネル登録率:動画視聴後にどれくらいの人が登録したか。

 

これらのデータは一見ただの数字ですが、実は「次に何を改善すべきか」を示すヒントの宝庫です。

たとえば再生回数が少ない原因は、内容の質が悪いからではなく、そもそもクリックされていないからかもしれません。

逆にクリック率は高いのに再生維持率が低い場合は、「期待した内容と実際の中身がズレている」可能性がある。

このように、数字を読む力が身につくと、次の打ち手が明確になります。

 

データを“読む”力を磨く

多くの人が勘違いしがちなのは、「数字が良ければ成功、悪ければ失敗」という短絡的な見方です。

大事なのは、なぜその数字になったのかを考える力です。

 

たとえばCTRが下がったからといって、必ずしも悪いとは限りません。

新しい視聴者層に動画が広がった結果、クリック率が一時的に落ちることもあります。

逆にCTRが高くても、再生維持率が低ければ「釣りサムネ」の可能性があります。

 

また、季節・曜日・時間帯によってもデータは変わります。

たとえばエンタメ系動画は夜の視聴が多く、教育系やビジネス系は朝・昼に強い傾向があります。投稿時間をずらすだけで、数値が改善するケースも珍しくありません。

 

つまり、アナリティクスを正しく使うとは、単に数字を追うことではなく、数字の背景を読むこと。

その視点が身につくと、動画づくりの精度が格段に上がります。

 

最も重要な3つの指標

アナリティクスには多くのデータがありますが、まず注目すべきは以下の3つです。

 

クリック率(CTR

クリック率は、タイトルとサムネイルの「魅力度」を示す数値です。
YouTubeでは、どんなに内容が良くてもクリックされなければ始まりません。

目安として、CTRが 5%以上 であれば良好、10%を超える と非常に優秀と言われます。

 

CTRを上げるポイントは次の3つです。

①タイトルで興味を引く:「何が起こるのか」を明確に。

②サムネイルで感情を刺激する:顔の表情・数字・対比を活用。

③内容と一致させる:釣りタイトルにしない。期待を裏切ると視聴維持率が落ちます。

 

平均視聴時間・視聴維持率

YouTubeのアルゴリズムは「長く見られる動画」を高く評価します。

再生時間が長い動画や、最後まで見られている動画ほど、関連動画やおすすめに表示されやすくなるのです。

 

たとえば、10分の動画で平均視聴時間が6分なら維持率は60%。

これが70%に上がるだけで、露出が大幅に増えるケースも珍しくありません。

改善策としては、冒頭30秒で“続きを見たくなる展開”を作ることが鍵です。

イントロを短く、無駄を削ぎ落とすだけでも維持率は上がります。

 

チャンネル登録率・エンゲージメント率

動画を見た人のうち、どれくらいがアクションを起こしたか。
登録やコメントが多い動画は、「視聴者との関係構築がうまくいっている証拠」です。

エンゲージメントを高めるには、単に「登録お願いします」と言うより、

視聴者が共感できるストーリーや一体感を作ることが大切です。

 

YouTube shortsの分析

YouTubeの中でも近年最も急成長しているのが「ショート動画(Shorts)」です。

15〜60秒の短尺フォーマットは、TikTokやInstagramリールと並び、ユーザーの滞在時間を大きく伸ばす要因となっています。

 

一方で、多くのクリエイターや企業が口をそろえて言うのが、「ショートはバズるときは一気だが、再現が難しい」という悩みです。

確かに、長尺動画のようにストーリー構成やSEO施策で計画的に伸ばすのは難しいのは事実です。

なぜなら、ショート動画はユーザーが“次へスワイプするスピード”が速く、数秒の判断で離脱される世界だからです。

しかし、実はその「数秒」の中にも明確なデータが存在します。

 

ショート動画の特性と通常動画との違い

まず押さえておきたいのは、ショート動画は通常動画とは分析構造が異なるという点です。

YouTubeアナリティクスでは、ショート専用の視聴データが自動的に区分されています。

項目

通常動画

ショート動画

視聴場所

検索 / おすすめ / 外部サイトなど

ショートフィード中心(縦スクロール)

視聴時間

数分〜十数分

数秒〜1分以内

視聴行動

クリックして再生

スワイプで次へ移動

成功指標

平均視聴時間・CTR

再生率・リピート率・ループ再生

分析ポイント

構成・キーワード・クリック率

冒頭3秒・完視聴率・再生リピート数

 

つまり、ショート動画では「タイトル・サムネイルで釣る」よりも、

一瞬で視聴者の注意を奪う設計力が鍵になります。

そのために重要なのが、「どの秒数で離脱されたか」「どの部分でループ再生されたか」を細かく可視化することです。

 

ショート動画のアナリティクスで見るべき主要指標

ここからは、実際にアナリティクス上で確認できるショート動画専用のデータを整理します。

 

視聴回数(Views

最も基本的な指標。ショートフィードでの再生も含まれます。
ただし注意すべきは、「再生回数が多い=成功」とは限らない点。
ショートフィードに載ると自動的にインプレッションが増えるため、“短時間で離脱された再生”が多いケースもあるのです。

ポイントは、再生数より「完視聴率」「リピート再生率」を重視することです。

 

平均視聴時間(Average View Duration

ショートの場合、視聴時間は短くても、動画全体に対する割合を見れば有効です。

例:30秒動画の平均視聴時間が27秒 → 視聴率90%以上。

これは非常に優秀な数値で、YouTubeアルゴリズムに高く評価されます。

 目安は、15秒動画なら視聴率80%以上、30秒動画なら視聴率70%以上です。

 

視聴維持率(Retention Rate

アナリティクスの「視聴者維持率グラフ」で、どの秒数で離脱が起きているかを確認できます。
ショート動画は「最初の3秒」が命です。

 

離脱が多い箇所を特定できれば、冒頭にテキスト・効果音・フック演出を追加して改善できます。

たとえば

離脱ピークが2秒付近 → 開始が静か・導入が遅い、

離脱が中盤で上昇 → テンポが落ちる、情報が詰まりすぎ、などです。

 

ポイントは、秒単位で“視聴者の気持ち”を読むことです。

 

ループ再生率(Rewatches

ショート特有の指標です。

 

視聴者が「もう一度見たい」と思って繰り返し再生した割合を示します。

高いループ率は、「リズムが良い」「印象的な結末」「フックの繰り返し」など、中毒性のある構成を意味します。

 

平均以上のループ率を持つ動画は、アルゴリズム上で強くプッシュされやすい傾向があります。

 

視聴者属性・流入経路

「視聴者」タブでは、ショート動画を見ている層の属性や時間帯も分析可能です。

特に注目すべきは「視聴場所」です。

Shortsフィードからの流入なのか、チャンネルページからの再生なのか、通常動画の関連からの遷移なのか。

これらを比較することで、「どの層に刺さっているか」「ファン化している層はどこか」が見えてきます。

 

ショート動画の改善を導く3つのケーススタディ

ここでは、実際のアナリティクスデータを想定して、改善に繋げた3つの例を紹介します。

 

ケース:冒頭離脱を減らして再生率を30%改善

美容系ブランドのショート広告で、再生率が平均60%と低め。
アナリティクスを見ると、開始2秒で離脱が急増していました。

原因は、冒頭が商品ロゴ → 内容が伝わる前にスワイプされることでした。

 

改善策として取り組んだのが、冒頭に“悩み共感の一言”を追加(例:「毛穴が気になる朝…」)したこと。

また、音声をテンポ良く編集し、前半に「変化シーン」を挿入したことです。

 

その結果、
再生率が60% → 78% に上昇。
ショートフィードでの露出が増え、再生数は3倍に拡大しました。

 

ケース:ループ率を意識して“癖になる動画”を設計

飲食店チェーンの公式チャンネルでは、「調理映像」をショートで展開。

当初は視聴時間も高かったが、リピート再生率が低く、フィード掲載が安定しませんでした。

分析内容としては、終盤で画面がフェードアウト → “物語の完結”で終了感が強い。

 

改善策として、ラスト1秒に“次のメニュー予告”を入れ、視聴者の期待を残すこと、映像のテンポを音楽に合わせ、リズム感を演出することを行いました。

 

その結果、
ループ率が +35% 向上。

1本あたりの平均再生回数は2倍に増加。
ショートは「完結よりも“続きが見たくなる余韻”」が重要だと分かりました。

 

ケース:視聴者層分析から投稿時間を最適化

学習塾が発信する「1分でわかる勉強法」シリーズでは、再生数が安定しないことが課題でした。

アナリティクスの「視聴者」タブを確認すると、再生ピークが22時〜24時に集中していることがわかりました。

 

改善策として取り組んだのが、投稿時間を夜10時に固定すること、

タイトルを「寝る前に見たい勉強法」へ変更したことです。

 

その結果
公開直後の再生初速が 2.5倍 に上昇。

アルゴリズムが“人気動画”と判断し、フィード掲載が増加。

 

投稿タイミングはアルゴリズムとの相性にも直結する重要要素です。

 

ショート分析で押さえるべき「3つのデータ視点」

アナリティクスを深掘りする際、単に数値を見るだけでは不十分です。
成果を再現するためには、以下3つの視点でデータを読み解きましょう。

 

コンテンツ視点:「秒単位で物語を設計する」

ショートは1本で“1ストーリー”を完結させる必要があります。
アナリティクスの離脱ポイントをもとに、構成を3秒・10秒単位で最適化しましょう。

例:

  • 0〜3秒:強烈なフック
  • 3〜10秒:変化・展開
  • 10〜30秒:結果・驚き・ループ誘導

「離脱=飽き」ではなく、「離脱=タイミングのズレ」と捉えると改善が進みます。

 

視聴者視点:「誰が、いつ、どこで見ているか」

アナリティクスの属性データを使うと、想定外の層にリーチしていることも判明します。

たとえば「学生向け動画」が意外と社会人に見られているケースなど。

視聴時間帯・地域・デバイスなどを掛け合わせて分析すれば、
「通勤中のスマホ視聴が多いから縦構図のテロップを増やす」といった改善ができます。

 

アルゴリズム視点:「プラットフォームの評価軸を理解する」

YouTubeのショートは、以下の3点を特に重視してレコメンドを決めています。

 

①視聴完了率(どれだけ最後まで見られたか)

②リピート再生率(もう一度見られたか)

③エンゲージメント(高評価・共有・コメント)

 

アナリティクスでこれらの数値をモニタリングし、
「完視聴率70%を超える構成」を増やすことが、ショートの“伸びる再現性”を高めます。

 

分析を成果に変えるPDCAサイクル

ショート動画は投稿本数が多く、1本あたりのライフサイクルが短い分、継続的なデータ検証が欠かせません。

 

【実践PDCA例】

フェーズ

内容

Plan(計画)

フック・構成・長さ・音楽など仮説を設定

Do(実行)

複数パターンを制作し、同週に投稿

Check(検証)

再生率・ループ率・エンゲージメントを比較

Act(改善)

最も成果の高い構成を定番化・再利用

特に、データを週単位で比較する習慣を持つことが重要です。

ショート動画のトレンドは変化が早いため、リアルタイムに反応を見ることでチャンスを逃しません。

 

偶然のバズ”を“必然の戦略”に変える

ショート動画は、感覚や運だけでは継続的に成果を上げられません。

再生数の裏にある「秒単位の行動データ」を分析し、改善を重ねることで、ようやく安定した成長が見えてきます。

 

アナリティクスを使えば、どの演出が刺さったか、どこで離脱されたか、どの時間帯に伸びたか、
すべて数値で分かります。

 

そしてそのデータは、視聴者の心理を映す鏡です。

「なぜ彼らはこの動画をもう一度見たいと思ったのか?」
その答えを探ることこそ、アナリティクスの本質的な価値です。

 

数字を“数字”として扱うのではなく、“感情の記録”として読み解く。

それができれば、あなたのショート動画はもう“偶然のバズ”ではなく、
戦略的に再現可能なヒットコンテンツへと進化します。

 

アナリティクスから見える「成功のパターン」

たとえば、ある料理系YouTuberは、アナリティクスを細かく分析したことでチャンネルを劇的に伸ばしました。
当初は「美味しい料理を作るだけ」の動画でしたが、CTRが3%と低く、再生も伸び悩んでいました。

 

しかしデータを分析すると、視聴者の離脱が開始30秒以内に集中していることが判明。
そこでオープニングを削除し、最初に「完成した料理の映像」→「作り方」という順に変更。

 

さらにサムネイルに「驚きの食感!」など感情を刺激するテキストを追加した結果、CTRは7%に上昇、視聴維持率も20%アップしました。

その後はアルゴリズムに乗り、月間再生数が10倍に伸びたのです。

 

このように、アナリティクスは単なる「記録」ではなく、「次の一手」を見つけるための地図。

成功しているチャンネルほど、数字を見て仮説を立て、実行しています。

 

継続的なPDCAサイクルの回し方

YouTube運営は「一度分析して終わり」ではなく、PDCAサイクルを回すことが重要です。

 

①計画:仮説を立てる。「サムネイルをシンプルにしたらCTRが上がるかも?」

②実行:実際に動画を投稿して検証。

③分析:アナリティクスでデータを確認。CTR・維持率・登録率を比較。

④改善:うまくいった要素を次に生かす。

 

このサイクルを毎回回すことで、チャンネルは確実に進化していきます。

また、分析を効率化するには「比較」も重要です。

1本のデータを見るだけでなく、前回や過去30日間の平均と比べて変化を見ましょう。

Googleスプレッドシートなどで数値を記録しておくと、傾向を視覚的に把握しやすくなります。

 

さらに、動画単位だけでなく、シリーズ単位・ジャンル単位での比較も効果的です。

たとえば「料理動画」と「雑談動画」でどちらがエンゲージメントが高いかを分析することで、チャンネルの方向性を定める判断材料になります。

 

まとめ

かつてYouTubeは、直感やセンスがものを言う世界でした。

 

しかし今は、データを活かせるクリエイターが圧倒的に強い時代です。

アルゴリズムは「面白い動画」ではなく、「多くの人が長く視聴する動画」を評価します。

 

つまり、数字を理解することは、視聴者の心理を理解することにほかなりません。

数字の裏には、あなたの動画を見てくれた人たちのリアルな反応があります。

それを読み取り、次の動画に反映する。

その繰り返しが、確実にチャンネルを成長させるコツになります。

 

(アーツテックスタッフ)

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