事例アリ!商品紹介動画のメリットや作り方のポイントについて
2022.02.26 (Sat)
2022.02.26 (Sat)
動画配信サービスの利用者が増加し、商品を動画で紹介する流れが生まれています。
実際に、数多くのYouTuberが商品紹介を目的とした動画をアップしていることから、こうした動画に需要があることが予想されます。
本コラムでは、映像制作・動画制作のプロであるアーツテックが、商品紹介動画を作ることのメリットや作り方のポイントについて、自社の事例も入れて徹底解説していきます。
Contents
「動画の商品紹介を参考に商品を購入したことがありますか?」というアンケートの結果、「ない」と回答して人がわずかに多いことがわかりました。
「ない」と回答した人の意見として多かった内容は主に2つありました。
1つ目は、「そもそも商品紹介動画を見たことがない」という意見です。
動画ブームが起きているとはいえ、年齢によってはまだまだ馴染みがない人もいるようです。
2つ目は、「商品を購入する際は一度手に取りたい」という意見です。
これは商品のジャンルにもよりますが、衣類や服飾品などは特に着心地や質感に重きを置かれるため、動画だけで判断することは確かに難しいです。
一方で、「ある」と回答した人の意見として最も多かった内容が、「視覚的に判断できるため、具体的にイメージしやすい」というものでした。
商品紹介動画が普及するまではテキストベースでの紹介が多く、商品の詳細についてはどうしても想像することが困難でした。
しかし、動画として商品を利用している様子を見ることで、より具体的なイメージを持つことができ、購入意欲が芽生える人が多いようです。
また、自分で購入する前に、利用した人の意見を参考にできることも大きな魅力となっています。
商品紹介を動画でする流れが広まっていますが、動画での商品紹介には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
家電やゲーム、コスメなどあらゆるジャンルの商品が動画配信サービス上で紹介されています。
そのため、はじめは自分が気になる商品を検索したとしても、関連動画として自分が知らない商品紹介動画を見つけることができるのです。
また、人気商品は発売したその日に動画がアップされることもあるため、新しい商品をいち早く知ることが可能です。
気になっている商品があっても、実際の使用感が不安で購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
ネット上では商品レビューを見ることができますが、匿名の文章ではなかなか信頼できません。
しかし、動画での商品紹介であれば本当に利用している人の意見を聞くことができるため、参考にした上で購入することができます。
テキストベースの商品紹介では、どうしても実際の使用感が分かりづらく、商品についてイメージすることが難しいです。
しかし、動画であれば視覚や聴覚で商品の魅力を知ることができます。
商品紹介動画は営業活動や接客の際の説明を要約することができ、より伝わりやすくなるため、業務の効率化につながります。
何十枚にもなるプレゼンテーション資料で伝えていた情報を、動画で商談前に見せることで、説明をする時間や資料を読み込む時間が減り、効率よく商談を進めることができます。
既に商品やサービスを利用している顧客には、Howto動画を制作するのもおすすめです。
アフターサービスとしてのサポートコストの削減などが期待できます。
動画を活用するメリット。それは圧倒的な情報量だと考えます。
アメリカの大手市場調査会社「フォレスター・リサーチ」が発表したデータによると、1分間の動画の情報量は180万語にもなり、その情報量は3,600のWebページに匹敵するというデータを公表しています。
参考:A One Minute Video Is Worth 1.8M Words: Content Marketing’s Newest Weapon|business.com
みなさんは ” メラビアンの法則 ” というものを知っていますか?
メラビアンの法則とは、情報を発信する人が情報の受け手に対して与える影響度を数値化したものです。
この法則によれば、「言語情報は7%」「聴覚情報は38%」「視覚情報は55%」という割合で情報の受け手は情報処理をしています。
動画は言語情報・聴覚情報・視覚情報を同時に発信することができるため、短時間で多くの情報を伝えることが可能になるのです。
商品紹介動画を制作する際は、次のポイントを押さえましょう。
自分が紹介したいだけであれば、どんな商品を選んでも良いですが、せっかく制作するなら多くの人に見て欲しいですよね。
まだ他の人があげていない商品であれば、競合がいない状態ですので、見てもらいやすくなります。新商品を紹介する際は、誰よりも早くアップすることで、多くの人に見てもらうことが可能です。
製品・商品には形がありますが、無形商材と言われるサービスなどは、手に取って確認できるような形がありません。
無形商材を紹介する際には、イメージを的確に伝えることが重要になってきます。
こういった形のない商品のイメージを伝えやすいのが動画となるわけです。
目的やターゲットが不確定のまま動画制作をスタートしてしまうと、制作途中で核心がずれていきブレまくりの効果のない動画が出来上がってしまいます。
商品紹介動画の目的は大きく3つがあげられます。
1.商品・ブランドの認知度をUP
どのようなニーズに対しての商品なのか?商品のイメージや印象を顧客にどのように抱いてほしいのか?が重要となります。
2.リード獲得や新規顧客を創出する
「今なら〇%OFF」「キャンペーン実施中!」などのコピーを入れ、顧客のメリットをアピールすることで、見込み客に問い合わせや購入を促す動画です。
3.商品の特徴を知ってもらう
既存顧客や商品に強く興味をもっている人に対し、商品の購入を長期的に継続し続けてもらうために、商品の特徴をさまざまな切り口で紹介する動画です。
企業側としては思い入れや、こだわりのある商品やサービスだからこそ、たくさんの魅力を紹介したくなる気持ちは分かります。しかし、動画制作では、訴求したいポイントをいくつか最低限に絞って伝えることが重要です。
本来であれば1つの動画で伝えることは1つに絞ったほうが得策。伝えたいことを、あれやこれや詰め込みすぎてしまうと、結局ユーザーが理解できず何も伝わらない動画になってしまいます。
伝えたいメッセージを1つに絞ることで、ユーザーの印象に残る動画が制作できます。
動画を編集する際にテロップを入力しますが、画角によってはテロップを入れると商品と被ってしまう可能性があります。
そうなると、撮り直す必要がでてくるため、あらかじめ構想を練っておきましょう。
自分が本当に良いと思っていない商品でなければ、その魅力は伝わりづらいです。
流行っているからという理由でも、ある程度は見てもらえるかもしれませんが、どうしても内容が薄いものになってしまいます。
動画を発信するメインの媒体はある程度絞りましょう。公式サイトで掲載するのか、YouTubeにアップするのか、SNSで拡散したいのか?
ターゲットによって属性(年齢や性別)が変わり、それぞれ世界観や嗜好が違っています。
またSNSだと10分もある動画はだれも見ないですし拡散することもないでしょう。
媒体ごとに適切な動画の長さ、画角も変わります。
企業説明会、商品説明会で流すものなのか、SNSで流すのか、メインとなるの媒体は絞っておくことが得策です。
富士通「Home+Computing」
陣屋コネクト「陣屋コネクト概要篇」
まとめ
動画での商品紹介は、従来のテキストベースのものよりも圧倒的にイメージしやすく、商品の魅力をしっかりと伝えることができます。
実際にアンケートの結果でも、半数近くの人が動画をきっかけに購入していることから、動画での商品紹介が効果的であることがわかります。
消費者としては、購入する前に商品の使用感や感想を聞くことができるため、とても参考になるのでしょう。
また、中には商品紹介動画を制作しようという人もいるかもしれません。
その場合は、流行りの人気商品を紹介したい気持ちもわかりますが、ニッチなジャンルであっても自分の好きな商品から紹介することをおすすめします。
そうすることで、本心から魅力を伝えることができるため、見てくれる人にも気持ちを届けることができるのです。
商品紹介動画を制作する際は、ぜひ参考にしてください。
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