動画制作の費用相場とは?分かりやすく解説!
2022.02.28 (Mon)
2022.02.28 (Mon)
動画・映像制作において最も気になると言っていい制作費。
「いったいいくらかかるの?」「何となく高そうだけど」「カタログはつくったことあるけど、映像は初めてでわからない」「会社によって違いはあるの?」そういった疑問をお持ちの企業の担当者も多いと思います。
今回はそんな疑問、にアーツテックの独自の視点でお答えしていきたいと思います。
Contents
多くの企業が動画・映像を活用した戦略で成功している現在。
「うちもCM、動画を作りたい。でも、相場がわからない」それじゃあということで、見積もりを取ってみます。すると・・・。
「会社によって見積りに大きな差がある」「適正な相場が分からない」こんなお客様の声をよく耳にします。
映像制作会社ごとに料金はピンキリです。一概に○○円とパッケージ化することは難しいのです。
では、なぜ料金はピンキリなのでしょうか。その理由を以下に解説します。
TVCMのクオリティを常に維持する会社があり、言い過ぎかもしれませんが、スマホ動画に毛が生えたようなクオリティの会社もあります。
映画も動画、TV-CMも動画、ユーチューバーのつくるものも動画、予備校のセミナー動画も動画です。
様々な動画がありますが、料金を左右しているのはクオリティや動画制作する人は誰なのか?ということです。
ここでは相場が安い順に解説いたします。相場の目安は人件費です!
個人または、企業の中で内製で動画制作をするということもあるでしょう。
自社で人件費をまかなえますから、安価にできる一つだと言えます。
しかし、デメリットも多く、クオリティの問題や効果を望めない。本業がおろそかになるなどそれはそれで問題も多々あるようです。
フリーランスに依頼する方法も一つです。安価に予算を押さえることができます。ただ、フリーランスの方は、どこかの制作会社に勤めていて独立しましたという人が多いため、あまり機材を持っていないことや、実績があまりなくはじめての取引では判断材料がないということも考えられます。
また、信用取引という部分もあるため双方が納得した形で依頼する必要があります。
3.広告代理店に依頼する場合
日本において広告代理店は、明治時代から第二次世界大戦前までは「広告取次」や「広告ブローカー」と呼ばれていました。
現代では、事業内容の変化もあり広告代理店と呼ばれるようになりましたが、企業のため「広告会社」と呼称する方が、現代的です。
大手企業がテレビCMなどを制作するときには必ず「広告代理店」が媒介します。
TV-CMを扱える広告代理店は数社しかないのは、ご存知かと思います。
何枚にもわたる見積もりを見ると、なんと総額2000万、タレント費は別なんてことはざら。
広告代理店の本業はあくまでも「広告代理業(広告枠を販売する)」ことであるため、動画制作の機能、リソースは社内に持たない場合がほとんどです。
ということは、下記のようにいくつもまたいで制作会社に外注しています。
お客さま→広告代理店→第一制作会社→第二制作会社→第三制作会社という流れです。
これを見るとわかるように、実際に作っているのは「第三制作会社」のディレクターということになります。
お客さまの声が末端まで届かないのはもちろんのこと、これだけ中間に会社が入ってしまえば、制作費も上がってしまうのも当然です。
しかし、広告代理店に依頼するメリットもあります。
広告代理店のならではのプロモーション展開が期待できます。
動画制作を本業とし、会社組織としてリソースや高価な機材も揃えていますから制作会社によってはまちまちですが、TVCMからWEB広告、企業紹介動画など幅広く対応できます。
また、広告代理店を通さずに直接クライアントと取引している制作会社であれば中間マージンがありませんから制作費はかなり抑えることができます。
動画制作会社を選ぶ基準としては、過去の実績や動画制作の得意分野などを選定基準の視野に入れるといいでしょう。
中小規模の制作会社やYoutube コンテンツに特化している会社などは、スタッフ・機材などのリソースが限られている場合も多く、動画の分野によっては得意、不得手がある傾向もあります。
動画制作のフェーズごとにかかってくる費用が違います。
細かく把握する必要はありませんが、どんなフェーズがあり、どんな違いがあるか下記で解説いたします。
企画費
企画とは動画の目的を明確にし、どのような効果が望めるかを表すものです。この段階では、脚本作成や制作スケジューリングを行います。
動画・映像は、広告の目的を達成するためには、「何を伝えて」「どのような見せ方」をすればターゲットとなる「視聴者に届くか」などを検討し、企画書を作成します。
そのために内容の下調べや、広告主さまと協議をしたり、資料を作成して様々な提案をします。企画費とは、その際にかかる人件費や諸経費のことです。
企画がしっかりしたものでないと、的外れな映像・動画になったり、最終的な目的を達成することが出来なくなります。
企画という、この段階が一番重要であり、できあがる作品を大きく左右します。
A社 5万 B社 10万 C社 25万
A社とC社では、5倍違いますが、A社は、用意している「フォーマット」を駆使し、そこにはめ込むという手法をとると考えられます。
このやり方は、金額は抑えられますが、目的を果たす動画と言えるか疑問ではあります。
一方、C社の料金は、しっかりとした下取材からやるものと思われます。
打ち合わせを繰り返し、実際に現場に行って、目で確かめながら、「ここはアピールするべきだ」「こういった表現方法がいいだろう」というふうに具体的にゼロから組み立てる。
よって、相当な時間と労力がかかります。そのための費用というわけです。
A社 10万 B社 20万 C社 30万
ディレクター・監督とは、映像を作るすべての工程で指示を出し、作品自体の総責任者のことです。お客さまとの打合せからはじまり、シナリオ作成、撮影準備・手配の指示、各現場の指揮などを行います。
撮影には数多くのスタッフが関わりますが、ディレクターが指示を出さないと、現場は動きません。動画・映像制作において決して欠かすことのできない役割です。
金額の差は、一言で、その人のクリエイティブ力の差と言えます。いいものをつくる人ほど、売れっ子になり、ギャランティも上がるということです。
A社 2万 B社 5万 C社 25万
カメラを中心とした、撮影に必要な周辺機材の費用です。
カメラは、ハンディタイプの手軽なものから、映画で使うようなシネマカメラまで、幅広く存在します。カメラの質によって画質が大きく異なります。
C社の基準は全国レベルのTV-CMと言えます。
一方A社はその会社か、もしくは社員が自前で持っているカメラを使うのかもしれません。
A社 なし B社 2万 C社 3万円
特に撮影のアシスタントは、カメラマンの補助をしたり、機材のセッティングを行ったり、撮影現場を整えたりします。
例えば、「撮影したい物を50センチぐらい動かしたい」となったとき、これはアシスタントの仕事となります。
また、カメラの位置をもう少し右にしたいといったときに、三脚を手早く移動するのもアシスタントの役割です。
もちろん、カメラマンやディレクターでも兼任できますが、現場では、他にやることがたくさんあります。よって、アシスタントには撮影をスムーズに進めるための重要な役割があります。
A社はアシスタントなしで、カメラマン一人ですべてやるパターン。B社、C社の差は、アシスタントのレベルの差です。もちろん、B社は、まだ新人のアシスタント、C社は経験が十分にある人であると言えます。
A社 なし B社 5万 C社10万
簡単な照明は、ディレクターやアシスタントがやってしまう場合もありますが、本格的な撮影の場合、照明は非常に高度な技術が必要とされます。
「雨天」を「晴天」に変えたり、「スタジオ」を「外の景色」に見せたりと、まるで魔法のように光を操ります。
B社は照明技師と呼ばれる人が、ひとりで行うと考えられます。C社は、技師に加え、アシスタントが補佐を行うと金額になっています。
A社 なし B社 なし C社 4万
ビデオエンジニアは、映像信号の波形を確認しながら、映像の明るさや色味、トーンを作り出す特殊な技術を持っています。本格的な映像・動画を目指しているC社には必要な人材と言えます。
A社 なし B社なし C社10万
特機とは、撮影時に使う特殊な機材のことです。例えば、高く上がるためのクレーンや、移動するためのレールなどがあります。特機はそれを動かすための専用の人が必要です。
ヘアメイク費 A社 なし B社なし C社6万
スタイリスト費 A社 なし B社なし C社10万
ヘアメイクは、言わずと知れた、化粧と髪型を整えるプロです。人物の撮影では、ヘアメイクさんがいるといないとでは、相当な差が出ます。
スタイリストは、出演者の「衣装」を揃える人のこと。人件費の他に「衣装費」がかかります。
通常、撮影前に衣装を選定し、フィッティング(衣装合わせ)を行います。撮影日以外にも下準備に時間がかかるので、その分の費用がかかります。
これらは、なくても成立はしますが、動画・映像の仕上がりが全く違ってきます。ここは各社の基準となるクオリティの差と言えます。
A社 10万 B社 25万 C社40万
撮影した映像を編集するための費用です。エディターの技術により変わりますが、大きくは作業にどれくらい時間がかかるかによって料金が決まります。
完成尺が長ければ長いほど、編集作業にも時間がかかるので「編集費」も高くなる傾向にあります。
作り込みをどこまでするか、CG合成をするのか、どんな編集機材を使うかによって異なってきます。
A社はフォーマットにのっとった作品づくりをするので、編集時間を短縮できているのだと考えられます。逆に言うと、お客さまの要望を叶える、こだわった編集は行えないと予想できます。
BGM・SE音響効果費A社 2万 B社 5万 C社 20万
ナレーター費 A社 なし B社 5万 C社 15万
スタジオ収録費 A社 なし B社 なし C社 8万
映像に欠かせないBGM、効果音等の選定、そして使用料、また音編集の費用です。音楽専門のスタジオにて、ナレーションと音楽を入れる、作品づくりの最終段階で行う作業です。これもそれを行う人のレベルによって、作品の良し悪しが大きく変わってきます。
ナレーターは、一言で言うと役者です。声質、技量に大きな差があります。著名なナレーターを起用した場合は、役者同様、それなりの金額になります。
A社、B社はスタジオを使わず、自社にて手持ちのフリー音源だけを使って構成すると考えられます。C社は、音楽効果専門の人を雇い、スタジオにて最終段階の作業を行うと考えられます。
カテゴリーごとの相場費用の目安をご紹介します。
費用に関してはカテゴリーごとで違うというよりも、撮影日数や演出方法で変わってくるので、あくまでも目安となります。
会社紹介動画は、会社理念や事業内容などを、紹介する動画です。
少し前までは、自社サイトやカタログで画像やテキストのみで紹介する企業がほとんどでした。しかし、最近では動画という方法を新たに加えてより効果的に紹介する企業が増えています。
2日間の撮影で150万~300万位、会社紹介に加えて営業ツールに使えるコンテンツも加えて制作するなど、汎用的に活用している企業様が多いです。
Web広告用動画とは、Webメディアごとに目的別に制作し、ターゲットを絞ることができます。
視聴者の視覚と聴覚に訴えかけることができ、静止画より高い効果を得られると考えられます。
いまでは、当たり前の広告手法となり特に”B to C”向けにはダイレクトマーケティングの要となっています。
費用の目安としては、こちらも一概に言えませんが撮影日数をまとめて何本も制作し、定期的にアップするなどで、結果的に1本の制作費単価を安く抑えるということも可能です。
アーツテックでは、以前コスメ系のキュレーションサイトに毎日アップする動画制作に携わりました。2日~3日間の撮影で30コンテンツの動画撮影し、1コンテンツあたり20万位に抑えることが可能です。
ブランディング動画とは、企業のサービスや、商品、ブランドをより多くの方に認知してもらうための動画です。実態のない「ブランド」を言語化し、動画化することによって、ユーザにブランドを即座に認知してもらえるイメージ付けが出来ます。
ブランディング動画にはさまざまな手法が用いられますが、感動動画などのショートドラマであれば、ロケやキャスティングなど様々なコストの要素が加味されおおよそ、500万~制作することもあります。
こちらは内容次第ですので、もっと予算を押さえることも可能です。
視覚的な訴求力が望めるアニメーション動画。費用相場は、約50〜100万円くらいで制作が可能です。商品やサービスのターゲット層やメディアによっては、撮影ありよりもアニメーションを使った方が効果的ということもあります。
特に、無形商材などの表現にはうってつけです。
さまざまなプロモーションで多用されていますが、アニメーションでもCGなどの特殊技術を使うと金額は高額になります。
以上、金額・制作費用を比較してきましたが、詳細に見ていくと、各社の「基準としているクオリティ」が見えてきます。
動画・映像制作の会社をお探しの際には、見積もりを吟味するのも一つの手かもしれません。
おさらいですが、アーツテックは、代理店を抜きに、一対一で直接お客さまと取引させていただくスタイルをとっています。
お客様のお声を直接聞き、しっかりとその想いを受け止めて制作していく。
お客さまの要望を叶え、そして、期待を超える。
そして、TV-CMの10分の1の予算で、TV-CMクオリティの動画をつくる。
それが、アーツテックの映像・動画制作スタイルなのです。
売れる動画・映像制作のパイオニア
アーツテック
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