動画制作の企画書の作り方は?ポイントや事前に知っておくべき情報をご紹介!
2022.04.28 (Thu)
2022.04.28 (Thu)
「動画のクオリティは企画書で決まる」といっても過言ではありません。
企画は、動画制作においてもっとも重要な設計図です。
この記事では、本当に良い動画の企画書とはどのようなものか、書き方から考え方まで、1000社以上6000タイトルを超える作品を生み出してきた弊社代表の酒井靖之監督の視点から解説していきます。
Contents
まず、動画制作の企画書とは、どのようなものでしょうか。
コンペティション(競争)の際に制作側の方向性を示したものとして、プレゼンの際に使う資料が企画書です。
この企画書はクライアントと制作側が、動画のイメージを共有するために必要となるものです。
コンペを行う前に、まずクライアント側が制作側に対し、オリエンテーションを行います。
オリエンテーションはペルソナのイメージ、商品の特性など、クライアントの要望を全て伝えていただく場です。
通常、こうしたオリエンテーションの内容は数枚のオリエンシートになっています。
オリエンシートに具体的なイメージやこうした映像が欲しいといった内容が書かれていることは少なく、漠然としたイメージを伝えてくるケースが大半です。
そこで、制作会社にとって大事になるのが、このオリエンシートです。
このシートを基に制作会社がクライアントの伝えたいことを汲み取り、企画書に落とし込んでいくのです。
オリエンテーション後のリサーチも、企画書を作成するで重要となってきます。
例えば、化粧品のPRで、10代から20代をターゲットにしたとします。
この商品の場合、実際にドラッグストア等に足を運び、リサーチ、マーケティングを行い、どのような商品が今売れているのか、なぜ売れているのか、口コミサイトなども見ながら売れ筋を研究していきます。
企画書を作るうえで大切なのは、敵(競合他社)を知ることです。
敵を知ることが、オンリーワンの企画を作り出すうえで、非常に重要となるからです。
良い企画書とは「一目見ただけで伝わる企画書」のことをいいます。
一目というのは、表紙から中身に至るまで細かい文字を読まなくても、伝えたいことの世界観を、その場ですぐに理解できるものです。
弊社代表の酒井監督は
「企画書は1人歩きするもの」とよく言っています。
テレビCMなどの大掛かりな企画の場合、最終判断をするのは経営者です。
しかし、経営者がいつも席にいるとは限らない。
経営者が多忙であることは同時に推測できます。
経営者は、会社に戻り決裁しなければいけないことが山ほどある。
そのような日常の中で、じっくりと最後まで見なければ内容が伝わらないものは、採用されないと思います。
こうした忙しい人、時間が限られている人にも一目で伝わるその企画書作りが、まずは必要であると考えます。
企画書は、CMでいうところのキャッチコピーを考えることからスタートすると良いと酒井監督は言っています。
理由は、ここで伝えたいメッセージが何であるのかを、より明確にするためです。
名作キャッチコピー
「そうだ 京都、行こう。」を例に挙げてみます。
現実に忙殺されている、ある人がいます。
彼は昼も夜もなく、今、プロジェクトリーダーとして自分の責任に追われている。
休みの日も、プロジェクトの進行が頭を離れることはありません。
そんな彼がふとした時に思い出す一コマ、
「あの時は楽しかったな。
そうだな、確か、あれは京都だった。」
「そうだ 京都、行こう。」
その瞬間に「よし、明日からまた頑張ろう」という気持ちになれる。
このような人が置かれている状況をも想像させるようなコピー。
これが名作と言われるコピーの所以です。
良いコピーは総じて、伝えたい相手の想像力を借りています。
普段使わないだけで、誰しも頭の中には想像力という力が働いています。
相手側の想像の力を借りるキャッチコピーないしは企画書が、本当の意味で良い企画書と言えるのだと思います。
弊社代表の酒井監督は
「企画書の書き方について書かれている本が役に立った試しはない。
僕の考えは、上手に企画書を書ける方法についての本がもしあるなら、1000万円出してでも買います。
なぜなら、企画書を上手に書ける人が1番稼ぐことができるからです」
といつも言っています。
企画書を生みだすということ、そして、良い企画書として形で表現できない限り、映像制作以前に何もできないからです。
書けるようになる方法は、ただ1つ。
書いて書いて書きまくり、悩んで苦しんで、糸口を紡ぎ出す。
常にアイデアソースを自身の中にストックしておく。
不必要と言われるような情報でも、常にストックする。
そして、古今東西の名作・名画を片っ端から見て、自分の潜在意識にストックしておくことだと思います。
アイデアというのは何もない状態から生み出されるものではありません。
アイデアは「辿り着く」ものです。
膨大に蓄積した自分の中の情報やアイデアソースが、真剣に考えて集中力が最大限に高まった時に、あるものとあるものが化学反応を起こして1つのアイデアとして生まれてくるものです。
つまり、安直に企画書を上手に書けるような方法論、また、そうした本は
話半分以下に聞いておいた方がよろしいかと思います。(酒井監督談)
SNSの動画を作りたいのであったとしても、SNSの動画を見ているだけでは作れるようにはなりません。
まずは、一流のものを作ってる人たちがどういう感性で、どういうことをやってるのか。まずそこから入らないと、SNSの動画すら作れないと思います。
日頃の情報収集というのは、今流行っているものなど、リアルタイムな情報収集だけでは非常に浅いモノ作りしかできないと思うのです。
企画書でも厚みが出ない。
歴史や未来観、古今東西の歴史、社会、経済、政治、あらゆる分野に精通してこそ、厚みのあるものが作れると思うのです。
企画書とは、下は20代から上は70代までの方が見るものです。
ある年代の人だけから「いいね」と言われる完成度では、全員が納得する企画書にはならないと思ってください。
社長が20代という会社ももちろんあるでしょう。
しかしながら、社長とか重役の方は年を重ねた人が多いという事実をよく考えてください。
また、そのような社長や重役の方が、企画書を見る時に老眼鏡をかけないと見えないほど小さい文字にしている時点で勝負に負けていると思ってください。
相手の立場に立って企画書を作成することも重要となってきます。
ここまで本当に良い企画書の作成方法やポイントについてお伝えしてきました。
しかし、実際に企画書を書くことは容易なことではありません。
動画というのは、売れるも売れないも、その企画次第になってきます。
企画で80%以上が決まってしまうと言っても過言ではありません。
また、視聴者に次のアクションを起こしていただかないと、動画を制作する意味はありません。
だからこそ、映像制作会社を選ぶ際は、企画力がどのくらいあるのかしっかりと見極めることが大切になってきます。
我々アーツテックは、これまで説明してきた考えのもと「企画」に重点をおいた映像制作会社です。
企画を重視することで、数多くの「売れる動画」を世の中に出してきた実績があります。
例えば、美容家電や大手ウイスキー会社のハイボールなどの商品を大ヒットさせる動画戦略を生みだしてきました。
また、HOWTOメイク動画などの動画戦略も、弊社が最初に企画したものです。
実際に「売れた」という動画制作の目標まで、責任を持つのがアーツテックのこだわりです。
「どうしてもこの商品を売りたい」
「会社を売りたい」
といった、お考えをお持ちの方は是非弊社までご用命ください。
まずは無料でお見積もり、企画のご提案をさせていただきます。
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