「話題になる動画」制作とは? そのポイントを徹底解説 - 映像制作・動画制作会社 - ARTSTECH(アーツテック)

「話題になる動画」制作とは? そのポイントを徹底解説

2020.05.25 (Mon)

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YouTubeの視聴時間が、テレビの視聴時間を越えたと報道されたのは、

つい最近のことのように感じます。

しかし現状を見ると、今の十代、二十代にとっては、もともとテレビよりもYouTube。

彼らはYouTubeを見て育ったと言っても過言ではないかもしれません。

YouTubeは、好きなものを好きなタイミングで見られるという仕組み。

視聴方法が今の時代感に合っていると言えます。

 

では、「YouTubeに上げさえすれば、ウチの会社の動画も話題になるのか」というと、

それは短絡的過ぎると思います。

なぜなら、どれだけの動画がYouTube上で、一日にアップされているのか。

想像すらできない数に上ると考えられます。

 

数多ある動画の中で、特定の動画を話題にさせるには、ある種の方法論が必要になってきます。

わたしたちアーツテックが、動画制作・動画戦略のパイオニアとして培ってきた、

そのノウハウの一端をご紹介します。

 

一口に動画といってもその種類は様々。

これらは大きく三種類に大別することができます。

エンターテイメント的要素のもの、個人的なもの、そして広告。

 

今回は、企業の広告という観点からの動画づくりについて、

わたしたちの見解を述べさせていただきます。

 

 

◆話題にする動画づくりのコツ

まず踏まえておかなければならないのは、

「YouTubeというメディアは、広告を見たくないメディア」だということ。

まず、そこに立脚しないとダメです。

あなたはYouTubeで、毎回CMを見ますか? つまりは、そういうことです。

 

テレビCMはどうでしょうか。

テレビCMは、興味をもって観て頂くために、

あの手この手のアイデアを尽くして作られています。

 

テレビは、今も昔もCM、つまりはCM放映料によって成り立っているメディア。

特に見たくはないと思っているCMを、いかに見てもらうか。

そこには、クリエイティブの力が必要なのです。

 

最近は少なくなりましたが、CMが話題になったりするのは、

CMに関わるクリエイターたちの腕です。

そのCMの音楽を聞くと、その商品だったり、映像が浮かんだり。

CMだけど、感動したり、ホロッとしたり。

 

私(酒井靖之)も、少年時に観たCMで、今でも思い出せるCMがいくつもあります。

 

・話題になった、懐かしのTV-CM

そのひとつが、サントリー トリスの「雨と犬」篇。

雨でびしょびしょに濡れた犬が、街をしっかり、ただ前を向いて歩いていく、といった内容。

 

そこに、ナレーション。

 

「いろんな命が、生きているんだなぁ」

「元気で。とりあえず元気で。みんな元気で」

 

印象的な音楽も相まって、今でも強烈な印象を残しているCMです。

このような素晴らしいCMと出会ったおかげで、

今の自分がいるといっても言い過ぎではありません。

 

・花形クリエイターが集結するTV-CM

テレビCMは、制作費が潤沢、かつ花形のクリエイターたちが集結する場でもあるので、

非常にクリエイティブ性の高い作品が多く、また映像も非常に凝った作りになっているモノが多い。

 

15秒の世界で、商品特性、誰にとって必要で、どのようなときに使うモノなのか、

それをインパクトとともに視聴者に記憶させる。

これは職人技をこえた離れ業を持った人たちのみができる手法です。

 

しかし、テレビCMとはいっても、YouTubeで検索してまで、

わざわざそのCMを見に行く人は少ないのです。

 

前述したようにYouTubeというのは、自分が好きな時に、好きなものを観るためのメディア。

YouTubeでテレビCMを見たい人は、わたしたち映像業界の人間や、広告研究部、

CM好き、CMに出ているタレント目当ての方くらいでしょう。

 

何度も言いますが、YouTubeやSNSに限定するならば、広告を目当てで観る方は、

ほぼいない、ということです。

 

企画をする時は、まずそこに立脚してください。

その上で、どうしたら観てもらえるのか、を考えるのです。

 

 

◆どうすれば「観たい動画」になるのか

広告というものには、そもそも商品やその特性だったり、

企業の理念だったり、伝えたいメッセージが必ずあります。

 

しかし、伝えたいメッセージをそのままストレートに視聴者に訴求してしまうと、

譬えは悪いですが、校長先生の訓示のように、誰も聞きたくないものになってしまいます。

 

・「観たい動画」にするために大事なこと

大事なことは、「伝えたいメッセージ」「視聴者の知りたい情報」置き換える作業です。

これが「話題になる動画」制作の第一歩です。

 

しかしながら、これはそんなに簡単な作業ではありません。

かなりのクリエイティブ力を要するものであり、

わたしたち動画・映像制作会社の存在価値もここにある、と言っても良いかもしれません。

 

◆アーツテックの話題になった動画事例

アーツテックの事例を紹介します。

わたしたちアーツテックの取引先、理容業界の老舗商社のお客様がいらっしゃいます。

そこの看板商品が、ハールワッサー。

 

理容室(床屋さん)へ行ったことがある方なら、

スカッとするヘアトニックの経験があるのではないでしょうか。

実はあれは、ハールワッサーという、長年にわたり理容室で使われているヘアトニックです。

クライアントの要望は、「ハールワッサーをYouTube動画で、エンドユーザーに訴求したい」

といった内容でした。

 

・効果のあるBtoBtoC戦略

B to Bメーカーが、エンドユーザーに向けてメッセージを発信することによって、

その商品を話題にさせ、直接のお客様である理容室も

「これはうちも取らざるを得ない」とさせる戦略、

これをB to B to C戦略と呼びます。

 

どのようなコンテンツにするかという話し合いになった時に、先方の要望は、

「ハールワッサーの効果、効能、スッキリ感というものが伝わる動画にしてほしい」

との事でしたが、私は異を唱えました。

 

「そのような、いかにも広告的なモノは誰も見ません。YouTubeでは無理です。

 視聴回数300回がよいところでしょう」と。

 

私が立てた企画は、ハールワッサーという商品名を使わないコンテンツです。

 

「視聴者( to C )と理容室の人たち( to B )にとって

 有益な動画を作ったらいかがでしょうか。

 たとえば、ヘッドマッサージの How to 動画とか」

 

という提案をさせて頂きました。

 

幸いなことに神の手と呼ばれるヘッドマッサージの権威

を持つ方に登場して頂くことができました。

 

つまりわたしたちは、クライアントが伝えたい情報である、

「ハールワッサーが、どれだけの効能をもっているか」ということを、

視聴者の知りたい、

「ヘッドマッサージにはどんな効果があるのか」

「どれだけ気持ちいいのか」

という情報に、置き換えたのです。

 

しかも、ヘッドマッサージの権威者の動画をタダで観ることができるわけですから、

理容室にとっても有益な動画。

 

ヘッドマッサージなどのオプションは、理容室にとっては、

付加価値が高くなるとともに、客単価を上げることもできるからです。

 

この動画の中に、当然ように登場してくるハールワッサーは

広告感の極めて薄い演出ながら、高い存在感を示しています。

 

いかにも広告、という作りではなく、誰もが観たくなる動画にする。

これが話題にするコツです。

果たしてこの動画は今、180万再生を超えています。

 

ハールワッサー式ヘッドマッサージ 島田賢道 フルVer(6分)

超爽快!豪快!ヘッドマッサージ 島田賢道先生の神の手技 公開

 

 

広告というのはそもそも、

その商品がどういうもので、どういう効果があり、

これを持つと、どのような世界観が自分の中で広がるのか、

ということを訴求するモノです。

 

広告作品であっても、必ず視聴者が知りたい情報に置き換えることはできるのです。

 

例えば浄水器を例に取ると、

「新しい浄水器○○登場!」

というタイトルだとスキップされてしまいます。

 

ところが、

「水の質で、体が見違えるように健康になる!」

というタイトルだったら、どうでしょうか。

 

伝える中身は同じなのです。

「伝えたい」ことを「知りたい」情報、「見たい」情報に置き換えるのは、

これにはプロの技が必要です。

そこに、わたしたちアーツテックの役割があるのだと思っています。

 

・「観たくなる動画」の種類

YouTubeやSNSを個人的に視聴するとき、観たくなる動画は、

「自分の趣味」、「話題の動画」

「オモシロい、笑えるモノ」、「感動できるモノ」

などではないでしょうか。

 

企業の広告においても、この「オモシロい」「笑える」「感動できる」

という要素は非常に大事であると思います。

 

私たちが提唱してきた「感動動画」という新しい形のブランディング動画は、

その多くが100万を超えるPV数を達成していますが、これにしても、

最初はクライアント様から難色を示されたものです。

 

なにしろ、動画に主役の商品が出てこなかったりするのですから。

「CMで商品が出てこないのは、意味がない」

 

クライアントの社長様に、そう言われたのを覚えています。

仰っていることは真実です。

 

しかしわたしたちは、

「商品を出さなくても、ブランディングはできます」

と伝えてきました。

そこには、経験に基づく信念がありました。

 

広告色を極限まで薄くし、感動のドラマを最後まで見せきることに注力してきました。

 

新しい時代の新しい広告を創りあげるとの気概にあふれていました。

結果、広告としては異例のPV数を達成できてきたのだと考えています。

 

ここで大事なのは、動画は、テレビCMとは作り方が違うんだ、ということ。

 

テレビCMというのは、その多くが15秒という尺。

伝えることにも限界がありますし、「CMらしい表現」が求められます。

 

YouTubeやSNSでの広告動画は、尺の縛りや

「CMらしい表現」に縛られる必要がありません。

言うは易しですが、要は視聴者に楽しんで観てもらえば良いのです。

だとしたら、ある種のエンターテイメント性が必要になってきます。

 

・話題になるエンターテイメント性とは

今のテレビ番組がYouTubeの後塵を拝している大きな理由として、

前述したように、企画よりもタレント重視の、

中身が無い番組が多いことにあるように思われます。

 

タレント、これもひとつのエンターテイメント性です。

ただし現在、テレビがタレント頼りになりすぎているきらいがあるのは否めません。

 

「一家に一台のテレビ」という時代から「一人にひとつのスマホ」の時代になりました。

そのスマホで観ている動画は、オモシロい動画です。

 

ここに大きなヒントがあります。やはり、メディアが変わっても、

人はエンターテイメント性を求めているのです。

 

 広告動画で、エンターテイメント性を出すにはどうすれば良いのでしょうか。

ここでもタレント頼りでは、テレビの二の舞になってしまいます。

必要なのはアイデアです。

 

アイデアの前に、そもそも人間はどのようなものを

「観たい」「知りたい」と欲求しているのか、

そのお話からさせていただきます。

 

 

・人は「動画」で、何を観たいのか

先日、惜しくもこの世を去った志村けんさんの動画は、

すごいPV数を記録していると思います。

どのような時代でも、本物のお笑いは、人々が求めているモノなのでしょう。

 

自分たちを取り巻く環境が変わっても、むしろ厳しい状況が続くときこそ、

笑わせてくれる芸のある人の動画。

人はそういうものを必ず見たくなるのだとと思います。

 

求めているのは「笑い」だけではありません。

「感動」できるもの、知識欲や発見欲を刺激できるモノ。

 

つまり人は「動画」で楽しみたいのです。

YouTubeやSNSで動画を楽しむユーザーは、みな「動画」を楽しんで視聴しています。

ここが大事なポイントです。

「広告動画」も、楽しんで観てもらわなければなりません。

 

そのために必要なのが、アイデアです。

笑えるもの、知らなかった知識欲を充足させてあげるもの、

心の底から笑えるもの、感動できるもの、

それらを表現するアイデアは無限にあります。

 

しかし、このアイデアという作業は、クリエイティブ中のクリエイティブ。

 

簡単にできるモノではありません。

ここは、プロの動画・映像制作会社にお任せ頂くのが得策であると思います。

 

クライアント様が失敗するケース。

それは細部まで、それこそ演出的なことまで制作会社に伝えてしまう事です。

 

制作会社によっては、何もアイデアを出さなくて良いわけですから、楽勝このうえない。

作り手がアイデアを絞り出さない仕事など、人の心を打つ作品になるわけがありません。

制作会社としては、お客の求めるモノを作ったつもりでも、

客側は「こんなもの、ウチでも作れるわ」となってしまうのが、往々にして見られるケース。

 

「細部のイメージまで伝えすぎず、全体のイメージを伝える」

これが大事だと思います。

 

「こんな感じのモノをつくりたい」という、細部にこだわりすぎない、

全体感に立ったイメージを制作会社に伝えることが重要です。

それが、自分たちの求めているモノとの、大きな開きが生まれないためのコツです。

 

◆まとめ

わたしたちアーツテックは、動画戦略のパイオニアと自負しております。

今では当たり前となった「動画」という言葉が、今のように一般化する前に、

私たちはそのスタイルの原型を作ってまいりました。

 

「動画」を「動画戦略ソリューション」へと昇華させ、

様々な企業様の課題解決を動画制作で担ってきました。

お手伝いさせて頂いた企業様の数は1300社を超え、

5000タイトル以上の作品を世に送り出してきました。

 

創業時から今に至るまで変わらないことは、「動画」は、

人の心を揺さぶる事のできる強力なツールであるということ。

 

私たちはこれからも、この「動画」制作で、

お客様の課題解決を強力に支援していく決意です。

 

新型コロナが猛威を振るっても、新しい日常が生まれようとも、

この志が変わることはありません。

 

皆様、アーツテックを今後とも宜しくお願いいたします。

 

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