映える動画の撮り方徹底解説!いいねがアップする動画術
2020.08.28 (Fri)
2020.08.28 (Fri)
SNSツールの代表的存在とも言えるInstagram。
世間に浸透している“インスタ映え”、という言葉が流行語大賞を受賞したのは、なんと2017年。
今では、圧倒的な利用ユーザーを誇る人気ツールとなっています。
一般人やアーティスト問わずユーザーも増えている中、
1日に投稿される多くのポストの中から、際立つ投稿をすることも
難しくなってきています。
「いいねをアップするための写真技術」というのはすでに
様々な媒体で紹介され、実践されてきています。
そんな中で投稿に差をつけるなら、
動画を作ってみるのはいかがでしょうか。
Instagramに動画を投稿するということで、今までネックだったのは、
通常の投稿では1本60秒の長さまでしかアップできないという点でした。
しかし、IGTVというものが出てきたことによって、
シームレスな長い動画も投稿できるようになりました。
そして着々と、動画コンテンツも増えています。
では、どうすれば目立ち、人に差をつけられる動画をアップすることができるのでしょうか。
わたしたちプロの目線から、このコラムを読むだけで
今日から実践できる、ワンランク上のインスタ動画術をご紹介します。
Contents
インスタ映えする動画を、最も簡単に撮影できるカメラは、
iPhoneをはじめとしたスマートフォンです。
特にiPhone。
iPhone11という機種は圧倒的な画素数をもち、プロが使っているカメラと
差がなくなってきています。
皆様、テレビで流れているようなプロの綺麗な映像を見ると、
「やっぱりカメラが違うんだなあ」とか、「高いカメラを使っているんだろうな」とか、
カメラの性能に目が行きがちですが、実はそうではないのです。
これはあまり知られていませんが、
TVのカメラといえば、スポーツ中継などで見かける、肩に乗せるような大きいカメラを
想像されると思いますが、実は現在、キヤノンのフルサイズの一眼レフカメラよりも
解像度が低いのです。
そもそも、写真撮影で使うカメラとムービーカメラは、歴史の長さが違いすぎます。
カメラを趣味にしている方が、動画を撮影しようとしたときに、
「スチールだと綺麗に撮れるんだけど、動画になると綺麗に撮れないんだよな…」
というのは、動画撮影のテクニックもさることながら、
やはりスチールカメラの方が遥かに性能が上ということも理由の一つ。
どだい、ムービーとは歴史が違いすぎるのです。
しかし、2008年。
あるカメラの登場がその常識を覆しました。
今まで写真撮影がメインだった一眼レフカメラに、
動画撮影の革命を起こしたのは、Canon EOS 5D MarkⅡでした。
わずか20万円のカメラで、
500万を超えるプロ機材以上のクオリティを出せるカメラの登場によって
映像の業界もドラスティックに変革を遂げていきました。
写真のクオリティそのままで動画を撮れる時代になったのです。
余談ですが、
そのカメラを発売日に購入して次の日に撮影し、5日後に納品したのが
こちらの光エステという作品です。
Canon EOS 5D MarkⅡで初めて制作された動画作品なのではないでしょうか。
そして、Canon EOS 5D MarkⅡの登場を皮切りに、
SONYのα(アルファ)や富士フィルムのXシリーズ、
またBlack Magicといったあらゆるメーカーが、
次々とスチールカメラの解像度そのままに映像を撮影するカメラを発売。
一眼ムービーは、追いつけ追い越せというように、発展してきました。
話は戻りますが、現在発売されているスマートフォンで撮影した動画が、
放送機材で撮影した動画とどれだけの差があるかといったら、
確かに差はありますが、それは皆さんが考えているほど大きな差ではありません。
それでは、その差とはどこから生まれてくるのでしょうか。
実はちょっとした知識で埋められてしまうその差について、
次章から説明していきます。
撮影において、映像のクオリティに最も関わるのは照明です。
プロの照明というものには、実に様々な種類のものがあります。
光は光源によって色というものがあります。
照明は太陽光に近いデイライトやあえて蛍光灯に近い色。
白熱電球に近い色というような、実に様々な種類の照明があります。
色温度というお言葉をご存知でしょうか。
ケルビンという単位で表され、
数字が低いほど赤みが増し、高いほど青みが増して見えます。
例えば
太陽光:5300~5600 K
蛍光灯:4200 K
白熱灯:3200 K
監督の示す演出意図によって、照明技師と言われる専門家たちは、
照明を駆使し、あの手この手を使って画面の光の色を操り、
ドラマチックで、フォトジェニックな映像を作り上げていきます。
しかし、この場で照明の技術を会得するというのは、かなり至難の技です。
なぜならプロの方でも、何年もかけて修行してはじめて一人前になれるような技なのです。
どんなに素晴らしい照明機材があったとしても、本物の太陽には勝てません。
4月の花曇りの日、小雨が降るようなときに見る公園の景色と、
5月、五月晴れの太陽の中で見る花々は、まるで違うもののように見えます。
太陽というのは、あらゆるものを鮮やかに照らす最高の道具です。
この太陽を味方にすることが、動画撮影の一番のコツといっても過言ではありません。
どうしても暗いオフィスで明るいイメージを撮影したい。
カフェのイメージを思った通りに撮影したい。
そんな照明が必要なところまでこだわりたい場合は、
わたしたち動画のプロにお任せいただいた方がよいと思いますので、
今回は、今すぐできる、自然光をできるだけ生かしたライティング術
というものをお伝えしたいと思います。
スマホで自撮りする場合も、誰かを撮る場合も、
正面から顔に向かってバーンと太陽が照らされるような情景で撮ってはいけません。
特に女性はご法度です。
では、どういうふうに太陽が位置すればよいのか。
おすすめは、
半逆光
または完全な逆光
の2つです。
必ず太陽が正面にあたらないように人を立たせてください。
人物を撮る時、なんだか画面がひらべったく、
いかにも写真っぽく見えてしまうこと、ありませんか?
人物を撮る時に、離れすぎてしまうと、画面に臨場感は出なくなってしまいます。
臨場感を出すなら、カメラマンごと、カメラを近くに持っていきましょう。
カメラのレンズには様々なものがあります。
iPhone11にも望遠機能というのがついていますが、
望遠鏡という言葉のとおり、望遠というのはやっぱり覗いている感じが
どうしても画面に出てしまうおそれのある機能です。
人物を堂々と見せたいとき、やはりカメラが近づくことが大事になってきます。
iPhone11からの新しい機能の一つに、広角機能というものがあり、
より広く撮影できるようになりました。
広角とは、ただ広く見えるだけではなく、遠近感が感じられる撮影ができるのです。
遠近感が付くということは、
カメラの前に手があって、そして顔があった場合、
カメラに近い手よりも、奥にある顔の方が小さく見えます。
たとえば、動画で顔を小さく見せたい場合、
ぜひこの広角機能を使うことをおすすめします。
見た目よりも、かなり効果的に自分の弱点をカバーすることができるはずです。
最近は、おいしそうな料理のカットで少しやりすぎなレタッチも見受けられますが、
そんな映像や写真には、そろそろ飽きてきていませんか?
「これは加工してるんだな」というのが、見てすぐわかってしまう。
やはり、レタッチを派手にしなくとも、綺麗な照明で撮られた料理の写真や動画ほど、
人の心に訴えかけるものはありません
特別な照明がない場合。
例えばレストランで撮影するときには、必ず日差しが入る窓の近くの席を取りましょう。
そして、これも人間と同じで、必ず太陽の逆光になる位置にする、
もしくはサイドから光が当たる位置にお皿をちゃんと回してください。
そしてせっかく動画で撮るものなので、ぜひ、料理を動かしてみてください。
シズル感という言葉をご存知ですか?
食材のみずみずしさや、お肉の焼けるジューワァーという音、
お鍋から立ち上る美味しい匂いともくもくの湯気、
飲み物で言えば炭酸のシュワシュワ感、氷がカランッとなる音など、
その臨場感をシズル感といいます。
テレビでよく、料理を紹介するときに、箸でつまんで持ち上げるカットがあります。
あつあつのたこ焼きなんかを箸でつまんで、
かつおぶしが踊る様子がくっきり見えるほど近づいているカットを想像してください。
そういったカットを撮影することで、見ている人に、
料理がより、美味しそうだと伝わります。
シズル感を演出するものは、
音、湯気、煙、料理の色・動きなどがあります。
この湯気や煙を撮影しようとすると、目に映るよりもカメラに映えず、
いつの間にか料理が冷めてしまった…なんて悲しいことになりかねません。
ずばり、カメラの向こうから光が来ていた方が、煙の形は立ちます。
水分に光が反射して、目に見えやすくなるのですが、
科学的なことは省略させていただきます。
また、光の位置だけではなく、背景をできるだけ黒に近いようなところに位置するように
ポジションを取ると、より見やすくなります。
湯気を見せたいなら、黒い背景か、なるべく暗い色の背景を選びましょう。
ラーメンをただパチッと取るだけでなく、
箸でつまみ上げて、温かい湯気が上ってきたところまで動画に写す。
一歩上のテクニックでいいねを増やしましょう!
机や食器の質感・色にもこだわりましょう。
いまはやりの料理写真に近づけるには、
ずばり濃い色で質感のある食器を使用することが重要です。
単に白い丸皿に乗っているよりも、
瀬戸焼の黒い平皿に乗った焼き魚の方が、おいそうに見えるかと思います。
せっかく動画を撮ったのなら、そのままアップしてしまうより、
編集して見せ所を作り、より素敵な映像にすることをおすすめします。
iMovieをはじめ、昨今では動画編集のアプリもたくさんあるので、
ご自分に合ったアプリを探してみてください。
どのアプリを使っても素敵な映像はできますが、
そのために、撮影の時から気を付けることが2点あります。
カメラを持って撮影する時にしてしまいがちなことが、
カメラをもったまま動いてしまうこと、です。
たとえば、道を歩く猫を追いかけることに熱中してしまい、後から見直すと
手ブレだらけで見るだけで酔ってしまうような映像はそうして生まれてしまいます。
どうしてもカメラを動かしたい方が多いようですが、動画を撮る場合も、
基本的にはFIXと言われる、
カメラもカメラマンも固定されたスタイルで撮ってください。
撮影中はなるべく動かないことが、良い動画を撮るために大事なことの一つです。
プロの動画というのは、必ずいくつかの『カット』と呼ばれる単位の動画をつないで、
一つのシーンを作り上げていきます。
その全部が同じ位置で同じようなとり方をしているわけではありません。
右から撮ったカット、遠くから撮ったカット、次に近寄って大きくアップで撮ったカット。これらのカットの集合体で、映像というものは作られています。
このようにカットを構成することによって、
何か一つの違うイメージを与えることを、“モンタージュ”と言います。
どのようなカットを、どのような順番で繋いでいくか。
やり始めると奥が深く、やればやるほど難しく感じてくるかと思います。
編集が上手になるためには、いろんな作品を見ることが大切です。
上手な作品は一つのシーンで、どういうイメージを視聴者に与えたいのかを
計算して作っています。
こういうカットのところにこういうカットを挟むと、なんらかの意味が生まれてくる。
撮影よりもカメラの質よりも、むしろそういったアイディアが、
良い映像を作るために一番必要なこととも言えます。
いかがでしたでしょうか。
さっそく作ってみたくなった方にはぜひ、食レポから始めてみるのをおすすめします。
ご自分の顔は映さなくても大丈夫です。
たとえばたこ焼きの食レポでしたら、机の上に置かれたたこ焼きの全体をまず映し、
「わあ〜おいしそう〜」という声を入れていただきます。
そこにたこ焼きを楊枝で持ち上げた所をアップで映し出す。
その2カットだけでも、
臨場感のある映像が完成するかと思います。
こうした、ちょっとしたアイデアを用いて動画を使うことで、
作品は、多くの他に埋もれない、唯一無二のものになっていくと思います。
コツを押さえ、アイデアを重ねる。
それこそが、いいねがアップしていく一番の秘訣と言えるでしょう。
その他に、本格的な映像制作でお困りの方。
動画制作に手を出してみたいけれど、効果が出るのかわからない…。
また、プロの企画・演出・撮影が必要な方は、
動画戦略のパイオニアであるアーツテックにご相談ください。
見た人の心が動く。
その動画の内容を心にずっと大事にしていく。
またはこの感動を、この喜びを、この動画を人に知らせてあげたいという
アクションを起こしていく。
これが実現する動画のことを、わたしたちは戦略的な動画と呼んでいます。
アーツテックでは、企業様様のご予算に応じた動画制作も行っております。
「どんなPR動画にすればいいのか……」
「効果的な動画は具体的にどんなものなのか……」
「こんな動画が作りたいのだけど、費用はどうなるのか……」
動画制作、費用の相談など、分からないことがありましたら、
お気軽にアーツテックにご相談ください。
売れる動画・映像制作のパイオニア
アーツテック
公式WEBサイトはこちら