「業界別!映像・動画制作の実際」シリーズ① 〜「ビューティ動画」〜 - 映像制作・動画制作会社 - ARTSTECH(アーツテック)

「業界別!映像・動画制作の実際」シリーズ① 〜「ビューティ動画」〜

2020.09.30 (Wed)

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映像・動画制作とひとえに言っても、おさえるべきポイントは業界ごとに違うのではないでしょうか?

映像・動画制作のパイオニアのアーツテックは、25年の歴史の中でやっていない業界はひとつも無いと自負しています。

 

そんなアーツテックならではの切り口で解説する、

「業界別!映像・動画制作の実際」をシリーズ化。

 

シリーズ①は「ビューティ動画」の実際を詳しく解説いたします。

 

 

■ビューティ動画の実際 

 

YoutubeやSNSなどで目にすることも多い「ビューティ動画」。

さまざまなスタイルの「ビューティ動画」が溢れています。

 

その「ビューティ動画」を見ているのは、ほとんどが20代前半~40代女性。

誰しも、美しくありたいという想いから、美についての情報収集をしています。

 

ダイエット、健康法、食品、飲料、サプリメント、化粧品、美容機器、エステティック、美容医療、思いつくだけでも様々なジャンルに及びます。

 

このような情報社会の中で、女性たちに見てもらう、

「売れる」「目立つ」「広がる」そんな効果的な映像・動画を制作するにはどんなことにポイントを置くべきか?

このコラムではそのポイントを詳しく解説します。

 

 

 

■アーツテックの考える「ビューティ動画」とは?

 

あらゆる業界の映像・動画制作を網羅してきたアーツテックにとって、BtoC業界の商品においては「ビューティ動画」と言われるものが、実績として大変多くなっています。

 

今のマーケティングの主役は女性であり、このビューティに関する商品、スキンケア商品、化粧品、美容に関するサプリメント、美容家電に至るまでさまざまな商品が、世の中を席巻しています。

それに伴い、アーツテックでもビューティ業界の仕事の実績が多くなっています。

 

しかし、ビューティ百花繚乱の時代になる前から、ビューティ動画で名を馳せてきたのも事実です。

 

「ビューティワールド・ジャパン」というビューティ業界最大の展示会がありますが、

展示会場でかかっている動画のほとんどを、アーツテックが制作していたという時期もありました。

それだけビューティ業界からの引き合いが、昔から多かったのです。

 

なぜ、アーツテックは、この「ビューティ業界」から選ばれてきたのか?

 

それには、2つの要素があります。

 

映像が美しいから ~アーツテックの圧倒的なクオリティ~

女性は男性と違って、理屈でモノを考えません。

直観的にあらゆるものを捉えていると思います。

「美しくないもの」に女性が反応することは無いと思います。

 

弊社の代表が20代の時から、ファッション系・ビューティ系のTV-CMで名を馳せてきた人間でもありますので、その美しく撮る画面のトーンはアーツテックのスタッフの隅々まで伝播しています。

つまりはどのように撮っても美しく撮れるノウハウが染みついているのです。

それが、「ビューティ業界」に選ばれ続けている理由の一つです。

 

「売れる動画」だから。

後述いたしますが、弊社で制作した作品は、TV-CMだろうと、店頭CMだろうと、WEB動画であろうと、間違いなく「売れて」きました。

 

弊社代表、酒井靖之監督は欧米通販仕込みの「動画ダイレクトマーケティング手法」を日本で初めて導入したのです。

 

酒井監督の「動画ダイレクトマーケティング手法」は今や、TV通販のお手本と呼ばれる、日本で一番有名なサプリメントのTV通販でノウハウを積み上げてきました。

 

「ここぞ!」という時に電話を鳴らせる構成で、一瞬のうちに何千個、何万個と売り上げるそのノウハウを、WebCM、店頭CMに流用したのです。

 

店頭CMでは、一瞬でお客さまの興味を引き、足をとめさせ、数分以内には商品を手に取らせ購入に至る。

そのノウハウが酒井監督率いる、アーツテックにはあるのです。

 

だからこそ「ビューティ業界」で選ばれてきた理由と言っても過言ではありません。

 

 

 

 

■~ビューティ動画を活用する業界は?~ 美容機器メーカー事例

◆ヤーマン様「No!No!Hair!」

今や、知らない人がいない美容機器メーカー「ヤーマン」様。

ヤーマンの「No!No!Hair!」という除毛器のPR動画を制作することになりました。

 

時は東日本大震災直後。

街中は計画停電や自粛により暗くなり、消費はもちろん減少。

家電量販店も閑古鳥が鳴くような状況でした。

 

まだまだ、記憶に新しく残っている方も多いことと思います。

いまのコロナ禍の緊急事態宣言下のような状況と大変似ていました。

 

そんな中、奇しくもヤーマン「No!No!Hair!」の店頭CMを制作することになりました。

 

ここでどのような戦略を立てようとしたかというと、この元気のない売り場に活気を取り戻す、「元気のいいCM」を制作しようと酒井監督は考えました。

 

閑古鳥が鳴く売り場の中で、売り場に響き渡る「絶叫系のCM」。

通常これまでビューティ系のCMで絶叫系なるものは例になく、むしろご法度と考えられてきました。

 

ふわっとした音楽と、ふわっとした柔らかなナレーションが当たり前の中、

「No!No!Hair!」と絶叫するのが、売り場の中に響き、遠くにいた人がわざわざ何だろうと、その動画を見に行ったという状況が続いていたと、後に聞きました。

 

果たしてこの戦略は功を草し、店頭CMから端を発した「No!No!Hair!」の人気は一気に爆発して、今や全世界で累計400万台をも売り上げる大ヒット商品となったのです。

 

驚くべきことに、これはTV-CMではないにも関わらず、ほとんどの女性がこの「動画を見たことがある!」というくらい、認知度の高い動画となりました。

 

私たちの考える「売れる」「目立つ」「広がる」動画の、代表的な例だと考えております。

 

 

 

◆リベルタ「BabyFoot」

ロフトやハンズ、量販店で必ず見かけるリベルタの「BabyFoot」

素足や足のお手入れが気になる季節になると、必ず一番いい位置の棚に陳列

される人気商品です。

 

これも私たちは店頭CMをつくるにあたって、とにかく「一瞬のうちに記憶に残る」

手段を使いました。

ホワッとしたゆるーいものでは、店頭ではウケません。

たとえば、ドン・キホーテの中を想像してみてください。

ざわついた店内にさまざまな店頭CMが流れています。

BGM(バックグラウンドミュージック)は、人が日頃あまり意識しない邪魔にならない音楽のことですが、BGMのような、BGV(バックグラウンドビデオ)、目立たない構成の動画では、お客様の足を留めることが出来ないのです。

 

店頭CMというのはすなわち興味のなかった人に、興味を喚起して足を留めさせ

店頭CMを見てから30秒以内に「あ、これもしかしてすごくいいかも!」と集中させ、1分、2分後には商品を持ってレジに並ばせるというものです。

 

このリベルタ「BabyFoot」の戦略としては、いかにして記憶に残させるのか?

キレイな映像ではなく、古い角質がズル剥けになった衝撃的な写真を、ことごとく並べた、ビューティ動画の逆を行く戦略を立てたわけです。

 

そして、角質が取れキレイな赤ちゃんのようなたまご肌の素足、素肌の画。

 

キャッチコピーは「もはや脱皮!」

 

この動画も「No!No!Hair!」と並んで、女性に最も有名な動画となりました。

 

「No!No!Hair!」と「BabyFoot」の店頭CMは、今の店頭CM流行りの動画戦争の火付け役となったといっても過言ではありません。

 

 

 

◆ヤーマン「光エステ」

「No!No!Hair!」で売り上げ貢献でき、結果を残したことで、後々ヤーマン様から

多くの仕事をいただきました。

そのひとつが、この「光エステ」でした。

これこそがまさに店頭CMが無くてはいけないものでした。

 

今でこそ、フォトフェイシャルなどを始め、光でお肌のケアをするということは、美容に関心のある女性なら、ほとんどの方がご存じだと思います。

しかし、当時は高級エステサロンでやっと導入され認知度は少しずつ高まりつつあるという状況でした。

 

通常、美容機器は、店頭のデモ器を使用し体感ができ、使用感など、ユーザーの効果の実感があれば、買うか、買わないかを決定しているものだと思います。

 

しかし、この「光エステ」は熱を発することの無い、“光でケア”するもののため、自身でその効果が実感しにくいものだったのです。

 

だからこそ、その効果や信ぴょう性、体感をどのようなロジックで、動画で伝えることが出来るか?ということに注力しました。

 

こういった商品こそ、まさに「動画」の出番です。

 

この作品を2~3分ご覧になっていただければわかりますが、動画では、赤い光、青い光、黄色い光がそれぞれどんなふうに、作用して美肌に導くかを判りやすく信ぴょう性のある実証結果などをCGやイラストとモデルさんの実演で表現いたしました。

 

「あ、光ってすごくいいんだな」という感覚がわかるはずです。

 

自分で体感できないものこそ、映像が果たす役割が必要になってくるのです。

 

 

■~ビューティ動画を活用する業界は?~ エステ業界

 

株式会社博心「じぶんdeエステ」

革新的なエステ「じぶんdeエステ」のサービスを判りやすく、軽快な音楽にのせて

紹介したサービスPR動画です。

 

エステサロンと聞くと、施術費用も高く敷居が高いなと女性の皆さまなら誰しも

イメージすることと思います。

 

この「じぶんdeエステ」の革新的なところは、最先端の美容機器を揃え、高級エステサロンのマシンが使いたい放題で、一か月¥9,800-で月に何回通ってもOK。

気軽に通えて自分で出来るというサービスです。

 

そんな革新的なサービスをどのようにしたらユーザーに伝えることができるか。

 

  この動画の訴求ポイント

  ・空き時間で気軽にできること

  ・簡単にキレイになれること

  この2つをコンセプトに、制作いたしました。

 

また、この動画を話題にし、拡がっていく事にも注力した演出にいたしました。

 

演出方法のポイントとしては、気軽に立ち寄れることを伝えるために、入店から

お店を出るまでを、お客様目線の軽快なカメラワークで表現しました。

 

キャスティングにはプロのバレリーナを起用し、踊るように楽しくお店に入れる

ことをイメージしています。

 

ビューティ動画というのは説明しすぎてもいけません。

女性は直感的にものを捉えることから、商品選びから、動画をちゃんと見てくれるか

否かも、最初の5秒で決まってしまうのです。

 

「わぁ、キレイ!」「私もこうなりたい!」「私もなれるかも!」と思わせるような、どのカットも手を抜かない、ビューティ動画の構成を常に意識しています。

 

店頭とWEBCMで大反響を呼び、結果店舗の全国展開に貢献できたと自負しています。

 

 

■~ビューティ動画を活用する業界は?~ 美容キュレーションサイト

 

C-Channelをはじめとするキュレーションサイトというものが、この5年の間で世の中を席巻してきました。

キュレーションサイトと呼ばれる、いわゆるHowTo動画サイトが大変人気となっています。

 

守秘義務があり、どのキュレーションサイトかはお伝えできませんが、C-Channelの次に位置する視聴率をとってきたサイトを、立ち上げから、動画制作・運用まで携わらせていただきました。

 

 

ここでは、PV数を上げるためにありとあらゆる手法を模索しました。

たとえば、30秒~1分で、インスタなどを意識し、観たくなる要素、観たくなるネタなどをとりいれ、サムネイルにもなる動画のトップ画面次第で、どう再生回数が上がるかなど、ありとあらゆる方法を試し、こうすれば再生回数が上がる、という方法論を酒井監督を中心にノウハウを積み上げていったのです。

 

結果、このキュレーションサイトは1日で30万PVを、年間の累計3億PVを打ち出し、美容HowTo動画の最も有名な人気キュレーションサイトとなりました。

 

 

1日で30万再生を記録し、莫大な「いいね!」をもらうには、我々にとってもやりがいもありました。

何よりも、これまで弊社がやってきた、ノウハウが間違ってなかったという証にもなりました。

 

 

■~ビューティ動画を活用する業界は?~ BtoB美容業界

 

BtoBの美容業界も多く手がけて参りましたが、こちらも守秘義務により事例を提示

できませんが、動画戦略の概要をお伝えしたいと思います。

 

BtoB美容業界の多くが、化粧品やヘアケア商品をサロンに卸していることが大半で

直接ユーザに販売していることはほとんどありません。

また、卸が大半なため動画を活用している企業はごく一部です。

その中で、動画活用が成功している事例として、某ヘアケアメーカーさまの概要を

挙げていきます。

 

◆動画活用その① インナー向け 営業ツール動画

 

BtoBヘアケアメーカーが卸をしている先のヘアサロンの、理容師さんや美容師さん向けの商品紹介や使用方法、接客術のレクチャーなど、活用は多岐に渡ります。

このような営業ツール動画は、わかりやすくかつ、スタッフの方に飽きずに見ていただく事がポイントとなるため、研修動画の内容は、テンポよく軽快に楽しいエンタメ要素も入れていきます。

そのような工夫をすることによって、真意が伝わりスタッフの方の理解度も高まります。そして現場で実践していただくことで、店舗の売上アップやスタッフのモチベーションアップにつながる効果的な営業ツールとなるわけです。

 

また、新規取引先向けの営業ツール(商品紹介動画)などのポイントとしては、簡潔に分かりやすく的確な数字を表すことも大切です。

商談で動画を黙って見ていただける時間は長くても1分~2分でしょう。

その中で、わかりやすくかつ、導入メリットをいかに伝えることが出来るかがポイントになってくるのです。

 

この商品を導入したら、お客さまが喜んでくれてサロンの売上も見込めるかもしれないと思わせる動画制作にはノウハウと戦略が必要です。

 

アーツテックにはこれまでのビューティ業界での実績で培った、秘策のノウハウがあります。

具体的な事例をここでご紹介することが出来ないため、ご興味のある広報・宣伝担当者の皆様はぜひご相談ください。

 

 

◆動画活用その② BtoBtoC動画

 

昨今は多くのメーカーがBtoBtoC戦略を意識しています。

しかし、それをどうしたらいいものか分からないというお声をききます。

 

具体的には、これまでは、卸一辺倒だった企業さまから、

「エンドユーザーを意識しプロモーションをしていくにはどうしたら良いか?」

というようなご相談がアーツテックには多く寄せられているのです。

 

BtoBtoCの成功例として、最も動画も話題になり効果があったのが、

菊星さまのヘアトニック「ハールワッサー」のプロモーションでした。

 

【sakaiTV】「話題」になる動画づくりとは

〜床屋さんにあるスカッとするヘアトニック篇〜

https://youtu.be/K8mS4wPkUyM

こちらのSakaiTVにてご紹介したこのスカッとするヘアトニック編をみていただければ、プロモーションの要約がつかめます。

 

BtoBの卸専門のメーカーさんが、ユーザーにどのようにアプローチすれば良いか?

このハールワッサーの動画制作では、酒井監督は商品の広告的な要素を一切排除しました。

ユーザーが、特にYoutube上で一番見たくないものは、企業広告だからなのです。

 

まず、ユーザーの心を惹きつけたのはこのスカッとするトニックを使った、ゴッドハンドのヘッドマッサージです。

神の手と呼ばれる、島田賢道さんの手技を紹介したのです。

ハールワッサー式ヘッドマッサージ

https://youtu.be/r6ewDqCA_Tg

 

これを見たユーザーは、「すごく気持ちよさそう」「やって欲しい」「どこでやってもらえるの?」などなど、動画自体が口コミで広がり、オーガニックで190万PVを突破しました。

また実際に、理容室などにハールワッサーの取り扱いがあるか?という問い合わせもあり、これまで取り扱いのなかった理容室でも導入の検討を始めます。

 

ハールワッサーは理容室に置いておくだけでは、ユーザーの満足度になりません。

理容室のスタッフは、島田さんのこの動画をお手本にして技を磨きます。

そして、実際にお店に来店してくれたお客様が体験し、リピーターとなり売上アップにつながっていく。

このユーザーから巻き込んでいく、成功のスパイラル「動画戦略」こそが、

BtoBtoCのプロモーションなのです。

 

アーツテックでは、菊星さんだけでなく、女性向けの美容室や化粧品メーカーなど、その他にも様々な企業様で、このBtoBtoCプロモーションを成功させています。

 

BtoBtoCプロモーションは、その企業ごとで手法は変わってきますので、まさにコンサルティングのようです。

弊社の酒井監督は、よく企業のプロモーションの企画会議から参加しております。

そこで、動画を活用した統合プロモーションを提案しているのです。

さまざまな媒体や部署との連携、キービジュアルなどトータルで提案することにより、より動画を戦略的に活用することが出来るからです。

 

 

■まとめ

 

今回はビューティ業界の「動画戦略」の実際でしたが、ここに紹介しただけではなくもっといろんなプロモーションの手法があります。

常に時代の流れを読み解き、最新の効果的な「売れる動画戦略」を提案してきたアーツテック。

 

特に女性の心だけでなく男性の心もつかむ戦略がこれからの時代必要になってきます。

ビューティ業界の、これからの課題やお悩みがあれば、それはアーツテックの動画戦略で解決のお手伝いが出来るかもしれません。

ぜひ、広報・宣伝のご担当者のみなさま。

お気軽にアーツテックまでご相談ください。

 

 

日本屈指のクリエイター、酒井靖之監督が

最前線のクリエイティブの話題から、人生に役立つ情報まで縦横に語り尽くす!

クリエイティブに生きたいすべての人に贈るYouTubeチャンネル「sakaiTV」。

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