プロモーション動画にかかる費用は?費用を抑える方法や映像・動画制作会社の選び方
2022.12.31 (Sat)
2022.12.31 (Sat)
YouTubeやSNS、映画のストリーミングサービスなどの発展により、
誰もが手軽に動画というものを楽しめる時代。
それに伴い、企業が映像によるプロモーションをすることの敷居も下がり、
プロモーション映像・動画を創ることも身近になってきました。
しかしながら、映像制作を依頼しようにも、
映像制作会社の数は、数えきれないほど存在します。
どこに依頼をすれば良いのか。
そして、費用はどのぐらいかかるのか。
映像制作をしている側として、最善だと思うことをお伝えします。
Contents
“なんのために動画を制作するのか”
“見ていただきたい視聴者は誰なのか”
“その人たちにどんな印象を残したいのか”
ここが明確になっていないと、制作会社も動画を作る意図が読めず、
「何を伝えたいのか分からない動画」になってしまいかねません。
どのようなクオリティの映像を求めているかによって、
予算は大きく変わります。
私たちの考える良い映像とは、訴求したいことがしっかりと映像化されていて、
見る人にその想いが伝わる。
そして、次のアクションを起こしてくれる映像・動画だと考えています。
いくらクオリティーが高く、費用がかかるような演出をしていたとしても、
その目的がちゃんと達成されていなければ、
私たちはそれを良い映像・動画だと思いません。
そのためには、しっかりと意志の疎通がとれる、
目的を共有できる映像・動画制作会社を見つけることが重要です。
そうした会社を見つけるためも、まずは複数の会社へ相談するべきだと思います。
費用感や納期、目的などを、オリエンテーションをしてしっかりとイメージを伝え、
プレゼンをしていただく。
そうすれば、どの会社が一番自分たちの会社のイメージを捉えているのか、
その判断材料になります。
納期についても同様です。
映像・動画制作会社によって、納期に対する考え方には差があります。
映像・動画制作をすると決まった時点で、
各社に納期を問い合わせてみるのが良いのではないでしょうか。
プロモーション動画といっても、そのジャンルは多種多様。
制作にかかる費用もさまざま。
しかし、どのようなことに費用が必要なのかは、
どの制作会社もある程度同じだといえます。
これさえ知っておけば、価格交渉や制作会社の選定においての判断基準になるので、
是非覚えておきましょう。
映像・動画の根幹となる台本や絵コンテを作るのに必要な費用であり、
ここが一番重要な部分です。
台本作成はディレクターや脚本家、構成作家などによって行われます。
その方のスキルや作品の内容によっては、費用に大きく差がでる部分でもあります。
なにより、企画次第で、
プロモーション映像・動画として良い作品になるのか、悪い作品になるのか決まってしまう一番大切な部分です。
一般的に企画費は10〜50万円程度。
会社によって差があると考えてください。
スタッフやキャストに支払う費用です。
映像・動画制作には以下のようなスタッフ・費用が必要になります。
プロデューサー 300,000〜1,000,000円 / 1式
監督 300,000〜3,000,000円 / 1式
A・P 200,000〜400,000円 / 1式
制作進行 100,000〜300,000円 / 1式
助監督 100,000〜300,000円 / 1式
カメラマン 30,000〜100,000円 / 1 day
ビデオエンジニア 25,000〜30,000円 / 1 day
照明 50,000〜100,000円 / 1 day
録音 50,000〜80,000円 / 1 day
ドローン 50,000〜150,000円 / 1 day
メイク 35,000〜200,000円 / 1 day
スタイリスト 80,000〜500,000円 / 1式
モデル・俳優 50,000〜50,000,000円 / 1 day
エキストラ 10,000〜20,000円 / 1 day
ナレーター 30,000〜500,000円 / 1 day
何日間撮影を行うのか、スタッフやモデル・俳優が何人必要なのか、
映像編集にどれくらい日数が必要なのか、などによって大きく変動します。
また、それぞれのスキルの高さによっても変わってきます。
その他の費用に、美術費やロケ費、CG費、レンタルリース映像などがあります。
美術費は撮影の際に使用する大道具や小道具の製作や購入にかかる費用。
ロケ費はスタジオレンタル代、ハウススタジオ代、
また公園使用料などが含まれます。
スタジオは広さや設備によって金額が変わり、
安いところでは5000円から、高いところで50000円ぐらいまでのさまざまなスタジオがあります。
車両費、ガソリン代、ロケ弁当代や駐車場代などがここに入ります。
映像・動画の内容によって費用の差はありますが、
企画費や人件費と比べ、定価が決まっているものが多く、
金額の差が出にくいものでもあります。
今の時代は、動画クリエイターと名乗る個人の方も数多くいらっしゃいます。
私たちから見れば、プロなのかアマチュアなのかわからない類の方々でもあります。
そういう方に依頼すればもちろん費用を安くすることは可能かもしれません。
しかし、どのような動画が出来上がるのかわからない、急に連絡が取れなった、
納品に間に合わないかもしれない、などの不安はよく耳にする話です。
ここはやはり、プロとして経歴や年数を重ねてきた
映像・動画制作会社に依頼するべきです。
それを踏まえたうえで、私たち映像制作のプロに依頼する場合に考えられる費用の抑え方をお伝えしたいと思います。
シナリオや絵コンテを再現するための映像・動画を全て撮影するとなると、費用はかさんでしまいます。
もし手元に自分の会社のデータがある場合は、
素材を提供するのも1つの手です。
使えるかどうか、制作会社に問い合わせてみましょう。
また海外や遠方でのロケの場合は現地の人に撮影してもらい、
映像・動画制作会社の方に提供する。
これでも十分映像として成立します。
撮影日数の短縮により費用を抑えることができることもあるでしょう。
しかしながら、プロが撮影する映像は、
ライティング、カメラワーク、さまざまな演出表現など
アマチュアとは段違いのクオリティーを持っています。
アマチュアの方々が撮影するものとでは差がつきすぎてしまうこともあるので、
その素材が使用可能かどうか、映像・動画制作会社に判断をしてもらいましょう。
また、アーツテックではお客様に撮影していただく場合、どういう撮影方法が正しいのかレクチャーも行っています。
大手企業さまであれば、ワンストップで映像制作が可能な広告代理店などに依頼して、
制作されている場合もあるかと思います。
しかし、代理店はそこから映像制作会社に依頼するので、
どうしても費用が増えてしまう傾向にあります。
もちろん広告代理店は広告のプロなので、
どのような映像がプロモーションに効果的か、
また、その映像を制作するのに相応しい制作会社はどこかなど、
さまざまな知識を持っています。
制作会社を探すのにリソースが取れない場合など、
臨機応変にお付き合いしても良いのかもしれません。
過去の実績を見れば、実績が豊富かどうか、どのような作風なのか、
どういったもののプロモーション映像・動画が得意なのか判断できる材料になります。
また、「実績作品の中から、このような雰囲気で作りたい」と伝えれば、
制作会社との意思疎通がしやすくなります。
制作会社の窓口となる担当者は、映像納品まで何度も打ち合わせを行います。
自分の意図を正確に理解してくれる、
不安に感じることがないなど、
コミュニケーションが円滑にとれる制作会社は、
結果として良い映像を創りあげることに間違いありません。
メールだけで映像・動画制作会社を決めてしまうのではなく、
電話やzoomを利用して話をするというのも1つの手です。
アマチュアでも、スマホのカメラなどで綺麗に撮れるようになり、
編集ソフトも誰でも扱えるソフトが出てきている今、半ばアマチュアの人が映像業界に介在してきています。
そうした中、クオリティーより価格で勝負している
制作・動画会社さんも数多く見受けられます。
しかし、そうしたところに依頼してトラブルになったケースを、私たちもよく耳にしています。
このコラムで色々ご説明差し上げたように、
まずは自分自身の目で、映像・動画制作会社をしっかりと調べ、
話をしてみることが大切だと思います。
今は簡単にHPを閲覧したり、ネットで検索したりして、
必要な情報を手に入れることができるようになっています。
しかし、対面による会話や電話から得られるフィーリングというのは、
間違いなくインターネットの情報やメールの文からでは、
伝わってこないものであり、
逆にそこが本当の意味で確認しておきたい部分ではないでしょうか。
みなさんの求めているものを、しっかりと形にし、
さらには、実効果を出す映像・動画制作。
ひいては、お客様の求めている以上のものを提供することがプロの仕事だと思いますし、
私たちアーツテックはこうした姿勢で27年間にわたり活動してきました。
映像・動画制作でお困りの際は是非一度ご相談ください。
(作:アーツテックスタッフ 中島)
・クライアントが映像を制作する「本当の目的」を理解しているか?