インナーブランディング動画のメリットとは?成功事例もご紹介!
2023.11.28 (Tue)
2023.11.28 (Tue)
インナーブランディングとは自社の社員に向けて実施するブランディング活動のことを言います。
社員のエンゲージメント向上や企業理念の浸透を目的に、さまざまな企業がインナーブランディングに取り組んでいます。
しかし、インナーブランディングを取り入れてはみたいものの、具体的に何を行ったら良いのかわからない方も多いと思います。
本コラムでは、どのような施策がインナーブランディングにつながるのかを、成功事例を取り入れながらご紹介していきます。
Contents
インナーブランディングとは、企業や組織が自社の社員に対して行うブランディングのことを言います。
企業の理念が従業員にしっかりと伝わっていないと、従業員が会社で働く意味や、何を目指して働いているのかが分からなくなり、士気が低下してしまいます。
企業理念が明確に伝わることで、従業員の士気が向上し、生産性向上や離職率防止にもつながるのです。
特に人数の多い会社で働いていると、他の社員が普段何をしているのかわからなかったり、近況が把握しづらかったりしますが、そんな時にもインナーブランディングは役立ちます。
社内報とは、自社の情報が掲載された広報メディアのことです。
誌面やWEB媒体のものがあり、主に、自社事業状況、経営陣からのメッセージ、社員インタビュー、社員の結婚や出産の報告などが掲載されています。
経営陣だけではなく、社員も参加できるようにすることで、双方の価値観や意見を把握することができます。
社員や経営陣だけが情報を発信できるSNSやブログを運営することも、インンーブブランディングの被膣の手段として活用されています。
サンクスカードは、社員間で感謝の気持ちをカードに書いて伝え合う制度のことです。
サンクスカードによってコミュニケーションが生まれたり、普段伝えられていない気持
ちを相手に伝えることができ、社員関係をより良くすることができます。
良好な人間関係を築くことができれば、会社の士気向上ににも繋がりますし、社員が自社で働き続けたいという気持ちを高めることができます。
昨今でインナーブランディング動画を制作する企業が増えている理由として、文章や言葉ではインナーブランディングにおいて重要な企業の理念や価値観などを伝えるのが難しいからです。
それらを少しでも理解しやすくするために、映像と音声で情報を伝えることができる動画を制作する企業が増えているのです。
経営者のメッセージや社員の働く姿勢を動画にすることで、企業理念を浸透させる取り組みが可能になります。
コロナ禍によって在宅ワークをする方も増えているので、オンライン環境で簡単にインナーブランディングができる手段としても、動画が有効です。
また、インナーブランディング動画には、社内SNSやポータルサイトで都合の良い時間に何度でも視聴できるというメリットもあります。
しかし、インナーブランディング動画を制作するには、企画内容を考えるスキルや撮影・編集スキルが必要になりますので、動画制作会社に依頼をする必要があります。
予算がないからといって内製で取り組んだ結果、時間や労力を使いすぎた上に、社員に響かない動画になってしまったという例もあります。
近年はQOLの考え方や仕事感が多様化したこともあり、企業理念を重視する人が増えてきています。
特に、就職活動を行う20代の学生は、企業の理念やビジョンを重視する傾向が強いというデータもあります。
インナーブランディング動画を制作し、企業の理念やビジョンを明確にすることは、従業員の採用にも効果を発揮します。
社員全体に企業の理念やビジョンが浸透することは、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
企業の理念やビジョンの共有は直結的に売上や利益に繋がらないため、多くの時間を割くことが難しいのが現状です。
また、企業の理念やビジョンはあくまでも「概念」であるため、理解することが難しく、
社内報の文書や朝礼などでの口頭説明では伝わり切らない場合がほとんどです。
しかし、視覚と聴覚の両方に訴えることのできる動画であれば、素早く確実にインナーブランディングを行うことが可能です。
インナーブランディング動画で企業の理念やビジョンが浸透すると従業員のモチベーションや意識の向上が見込めますが、動画制作の際に抑えるべきポイントを間違えると逆効果になってしまうこともあります。
そうならないためにも、動画制作の際のポイントしっかりと押さえておくことが大切です。
インナーブランディングする理由が曖昧だと、ブランディングから乖離した何を伝えたいのかよくわからない動画になってしまいます。
「従業員にどのような理念を浸透させたいのか」を明確にした上で、動画を制作する必要があります。
インナーブランディングでは、従業員に理念を「自分ごと」にさせることも重要です。
従業員が理念やビジョンに共感し、モチベーションや意識を高め、それを業務に反映することでインナーブランディングが成功するのです。
従業員が理念に共感しない場合は、逆に会社に対して不信感を抱いたり、反発したりすることもあり得ます。
インナーブランディング動画を制作する際に気を付けるポイントは、「押しつけがましい内容になっていないか」「従業員が共感できる内容になっているか」をしっかりと確認しましょう。
インナーブランディング動画で重要なことは、従業員に共感をしてもらうことです。
そのためには高いクオリティが求められます。
高いクオリティには、動画の演出だけではなく、理解しやすい内容であること、共感してもらえる内容であることが求められます。
クオリティの低い動画だと、共感を得られないどころか、逆に社員のモチベーションを下げる結果になりかねません。
□ウォータースタンド株式会社「MISSION&VISION Promotion Video」
農林水産省「サステナアワード2020 伝えたい 日本の“サステナブル”」ルーキー賞受賞作品。
大地は祖先から受け継いだものではなく、未来の子供たちから預かっているもの(アフリカのことわざより)
美しい地球を、美しいままに、未来の子どもたちへ——
環境問題へ真剣に向き合うウォータースタンド の、ミッション&ビジョンとは。
こちらの動画は、インナーブランディングも兼ねたブランディング動画として制作した動画になります。
ウォータースタンド様は、「地球環境保全」を目指し、プラスチックごみの削減に貢献するべく、マイボトルを持参することを推奨してきました。
ウォータースタンド様は、まずは自分がマイボトルを持参すること、そこから活動を広げていったのです。
社員が企業の取り組みに賛同し、行動を起こしていけるのは、「企業の理念」がしっかりと従業員に伝わっているから。
企業の理念が理解できることで、企業の取り組みに賛同し、自らも行動を起こそうと考えるのです。
こちらの動画は、インナーブランディングとしても活躍した成功事例です。
□動画はこちらではご紹介が出来ないのですが、
「ネグロス電工」様 の作品でもインナーブランディング動画を制作致しました。
こちらは総勢30名の社員様を1人1人ドキュメンタリー形式で撮影した動画です。
1ヶ月に3名の動画を配信して、1年かけて取り組んだ作品です。
ネグロス電工様は、拠点は北は北海道、南は沖縄までと会社規模が大きく、
あそこの拠点ではどんな人がどんな仕事をしているのか把握できない、という課題を抱えておりました。
全社員と会う機会も中々ありませんので、自分の働いている会社がどんな会社なのか、働いている社員ですら把握できていない、という状況が払拭するために。この動画を制作しようというお話になりました。
その結果、会社が何のために何を目指しているのか、その理念や方針、
他職種への理解、社員それぞれが抱く会社・仕事への想いが伝わった動画になった、とのお声も頂きました。
まとめ
社員のエンゲージメント向上に用いられる、インナーブランディング動画。
全社員の意識を高め、会社という組織が一体になるためにも非常に大切なブランディング活動です。
インナーブランディング動画をご検討に方は、是非アーツテックまでご相談ください。
一緒に、ココロに響く動画を制作しましょう。
(アーツテックスタッフ:坂井)