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僕が見た「成功者」の法則 〜成功する秘訣はここにあった〜

2023.11.07 (Tue)

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僕は今までに、中小企業から大企業、ベンチャー企業の社長をはじめとする成功者、またプロスポーツ選手や海外のエグゼクティブ、はたまた総理大臣をはじめとする大物政治家などといった人たちを取材し、ドキュメンタリーや映像コンテンツを制作してきました。

 

そうした名を成してきた人たち、いわゆる「成功者」に共通する法則を、自分なりに発見できたように思います。

 

今回は、その一端をご紹介できればと思います。

 

 

 

1 朝に勝つ=決めたことをやり抜くこと

 

■自分を律する心

 

成功者に共通する事項として、まず早起きが挙げられると思います。

すなわち、朝にしっかりと自分の時間を持ち、使っているのです。

 

例えば、先日取材した元大臣は、毎朝4時台に起き、シャワーを浴び、運動をし、朝食を自分で作って食べていらっしゃいます。

その後、資料の読み込みなど、出社前に煩雑な業務を終わらせ、仕事時間が最大の価値を生み出せる準備をしていました。

 

ある有名なファッションエディターは、朝シャワーを浴びてから、数百通のメールを朝の時間内に返信し、コラムなどの原稿を仕上げてから仕事場に向かっています。

 

共通するのは、シャワーを浴びたり、音楽を聴いたり、瞑想したりと、朝に自分の大切な時間を当てていること。

 

また、成功者には朝からトレーニングをしている人も多く見受けられます。

自分の体を大切にしようという意識が高く、極めてストイックな方が多い。

 

人にもよりますが、海外の成功者の方たちが、体が締まっている人が多いのは、やはり自分を律する心と信念が強いのだろうと察します。

 

朝、ギリギリまで寝ていて、急いで顔を洗い、髪を整え、飛び出していく。

成功者でこのタイプの方にお目にかかったことはありません。

 

今はわかりませんが、私が取材した7〜8年前、ニューヨークのウォール街の平均出社時間は朝5時から6時くらいまででした。

たとえ前日の業務が深夜に及んでも、です。

 

おそらく、始業時間前に煩雑な業務を終わらせ、丹念に準備をし、営業時間内には、最大のパフォーマンスを発揮することに集中するためでしょう。

 

 

■眠くない人はいない

 

朝早い成功者たちに、僕はよくこの質問をしました。

 

「朝はもともと強かったのですのか?」と。

 

多く返ってくる答えは、

 

「そんなわけないです。朝はやっぱり眠いです。可能であれば寝ていたい。朝、眠くない人なんているんですか?」。

 

3、4時間の睡眠時間で眠くない人はいないということ。

 

しかし、彼らは、自分の立場に対する責任感で、起きざるを得ない。

朝が強いということは、決めたことを継続しようという意志が強いとも言えると思います。

 

まさに、これこそが答え。

 

朝に勝てるか、どうか。

要するに、自分の決めたことを実行できるかどうか。

 

世の中には、体を鍛えたい、語学を習得したい、といったことを思っている人は山ほどいます。

 

しかし、それを実行できるか、どうか。

決めたことをやり通せられるか。

 

常人と成功者を分けるのは、その差なんだと思います。

 

 

2 感謝の気持ちを忘れない。

 

■経験を糧にする力

 

唯我独尊タイプで、自分ひとりの力で成功していく人もいますが、私が見てきた成功者は、周りのスタッフ、部下、仲間に慕われている人が多い。

 

これは、その人の持つ「人徳」、「人間力」といっても良いと思います。

 

こればかりは、一朝一夕で得られるものではないと思います。

成功、失敗、苦労、喜び、また裏切りといった様々な経験を、皆さん自分の糧にしている。

 

これが成功者に不可欠な要素と言えます。

 

 

■感謝の気持ちでがんばる

 

ニューヨーク・マンハッタンに高層ビルをいくつも持つ社長を取材したときの話です。

 

僕たちはビルの最上階で、その方を待っていました。

しばらくして、ある一人の初老の白人男性がふらっと現れました。

 

僕たちはその人を、秘書の方だと思っていたのですが、その人こそが社長ご本人でした。

 

こちらは勝手に、エネルギッシュないわゆるザ・ニューヨーカーをイメージしていたのですが、彼はすごく気のいいおじさん、という表現がぴったりの方。

 

彼は若き日には、少しやんちゃをしていたそうです。

 

そんなある時、バーで、あるユダヤ人と知り合いました。

 

そのユダヤ人はいくつものビルを所有する会社を経営していました。

 

彼はユダヤ人社長に拾ってもらい、不動産の仕事をはじめました。

 

拾ってくれた人への感謝の心を忘れず、長年にわたり誰よりも仕事を頑張ったのです。

 

そして、ユダヤ人社長が引退するとき、「お前が社長をやれ」と、その地位を譲られたというのです。

 

彼は謙虚な方なので、多くを語りませんでしたが、おそらくとんでもない努力をし、誰もが認めざるを得ない成果を出し、会社に多大な貢献をしてきたのだろうと推察します。

 

仕事の話になった時は、柔和な社長も「ザ・経営者」の顔に変わりました。

 

彼は言いました。

 

「ニューヨークの皆が私の座を狙い、引きずり降ろそうとしている。私は負けるわけにはいかない」と。

 

魑魅魍魎がうごめくニューヨークで、会社、社員を守るために激闘を重ねる日々。

そんな中でも、恩師への感謝の心を忘れない。

 

誰にでもできることではないと思います。

 

 

3 恩に報いる行動

 

■感謝を行動で示す

 

さらに、成功者に必須の条件として「報恩」、恩に報いる行動があげられると思います。

 

社会のため、恩師のために、そして、その恩に報いるために、彼は戦ってきたと言えると思います。

 

これは想像になりますが、彼は、どうしようもなかった自分を拾ってくれた社長への恩返しがしたかったのだと思います。

 

うだつの上がらない一人の青年が、その可能性を見込まれ、懸命に努力をし、ニューヨーク・マンハッタンにいくつもビルを所有する社長となる。

 

これは、ものすごいサクセスストーリーです。

 

私が取材した多くの成功者は、「自分のために」を超えた何かのために、突き動かされています。

 

このことは、スポーツ選手にも言えると思います。

 

「周りのトレーナーやコーチ、家族など、自分を懸命に支えてくれている人たちがいる。この人たちのために、俺は死んでも勝たなければならない」。

 

それが、彼らが過酷なトレーニングを続けるモチベーションとなっています。

 

 

感謝するだけではなく、恩に報いる。

 

この心と行動が、やがて「人徳」「人間力」になっていくのだろうなと思います。

 

 

4 思索する時間を持つ

 

■読書で自分を戒める

 

成功者はとにかく本を読む人が多い。

 

ある社長の部屋の本棚には、歴史の本がずらりと並んでいました。

 

「歴史は繰り返します。時代の先を読むには、歴史を学んでいくしかない」とおっしゃっていました。

 

また、自分を戒めるために歴史を学んでいるとも言いました。

 

社長ともなれば、誰も注意してくれる人がいない。

 

力が大きくなればなるほど、イエスマンが増えていくだけで、誰も社長を注意しないし、否定もしない。

 

歴史を学ぶことで、自分が正しいのか、間違った方向へ進んでいるのかがわかる、と言うのです。

 

読書に限らず、成功者は自分なりに思索する時間を持っています。

 

 

■思索する時間を毎日持つ

 

海外のエグゼクティブやエリートは、瞑想する人が多いと聞きます。

 

アップルのCEO、スティーブ・ジョブズもそのひとりでした。

 

ビル・ゲイツも瞑想を習慣にしていると聞きます。

日本では、カリスマ経営者・松下幸之助も瞑想を行なっていたと言います。

 

こうした超大企業の社長ともなると、そのストレスは半端ではないと思います。

 

瞑想には、ストレスを減らし、集中力をあげ、想像力を豊かにする効果があると言います。

 

しかし僕は、成功者が瞑想を行う理由は、瞑想の本質が「頭を空っぽにする」ことにあると思っています。

 

立場がビッグになればなるほど、考えなければならない事が多い。

それをリセットするため、また、本来の心の声を聞くための瞑想なのではないかと思います。

 

思索する方法論は、人によって違います。

 

ある方は、バスタブの中。

 

ある方は、読経時。

 

またある方は、静かなバーでウィスキーを傾けながら。

 

いずれにしても、自分を振り返り、思索する時間を持つ。

 

情報過多なこの時代、自分をリセットし、思索する時間を持つことは、極めて大事な事なのだと思います。

 

 

5 まとめ

 

朝に勝つこと、決めたことをやり通すこと、感謝を忘れずに行動する事、読書・・。

 

結局のところ、すべては日々のたゆまぬ努力に行きつくと思います。

 

栄光を勝ち取るのも努力、幸せを勝ち取るのも努力。

 

成功という華々しい結果も、ひとつひとつの地道な努力の積み重ねと言えるのではないでしょうか。

 

僭越ながら、いろいろと書き連ねさせて頂きましたが、以上のことが、僕が数々の成功者への取材を通じて知りえた法則です。

 

このコラムが、皆様が日々を勝ち抜くための一助となれば幸いです。

 

 

(文 酒井靖之)

                                   

 

 

 

 

 

 

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