必見!! 一歩上のテロップ術 基本編 - 映像制作・動画制作会社 - ARTSTECH(アーツテック)

必見!! 一歩上のテロップ術 基本編

2023.11.07 (Tue)

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もはや、一般の人も使うようになった言葉「テロップ」

 

テロップの役割は、動画内の強調したいポイントや、内容を、

視聴者に伝わりやすくするためのものです。

 

表示方法によっては、デザイン性、エンターテインメント性が高まり、

動画をもっと楽しんでもらえるものにもなります。

 

今回は、テロップを入れる際のメリット、意識すべきポイント、そして具体的な方法をご説明いたします。

 

テロップを入れるメリットは、

1. 内容を理解しやすくなる

2. 音を出せない状況でも楽しんでもらえる

3. テロップによる演出を加えられる

の3つがあります。

 

【メリット1  内容を理解しやすくなる】

 

動画だけでは伝わりにくい内容をテロップで補足できます。

 

例えば、学者が話す難しい専門用語などを、テロップで補足的に説明したり、

雑音が多い環境で話している声が聞き取りにくい場合などは、テロップが有効です。

 

 

 

【メリット2 音を出せない状況でも楽しんでもらえる】

 

テロップを追えば、音を出さなくても動画の内容を理解でき、楽しむことができます。

 

電車の中などで、音声オフで視聴したい場面はかなり多いです。

いろいろな状況でも動画を楽しんでもらえる努力をすることが、

動画を見てもらえることにつながってきます。

 

 

【メリット3 テロップによる演出を加えられる】

 

テロップを文字情報としてではなく、デザインとして、また演出の一部として

使用するとこで、スタイリッシュ感やワクワク感を加えることができます。

 

例えば、 

面白い発言があれば、雰囲気に合ったデザインのテロップで、面白さを倍増させる。

バラエティ番組などでは、テロップ挿入のタイミングで笑いをとったり、視聴者に飽きさせない演出を入れています。

また、映画のオープニングなどでは、動画のビジュアルトーンにあったデザインのテロップで、ワクワク感を演出しています。

 

 

上記のように、テロップを入れることには、様々なメリットがあります。

 

次に、テロップを入れるポイントを説明します。

 

【動画にテロップを入れる際のポイント】

 

より効果的なテロップを入れるには、以下のポイントに注意してください。

 

1.読みやすい文字サイズ、視認性の高いデザイン

2.読める文字量と表示時間

3.内容に合わせたフォント選び

  

【ポイント1  読みやすい文字サイズ、視認性の高いデザイン】

テロップは、小さすぎても、大きすぎてもよくありません。

サイズの目安は、動画の縦方向に対して約6~8%ほどのサイズです。

 

フォントサイズでいうと、おおよそ50ptほどにあたります。

テロップには、読みやすい色やフォントを使いましょう。

例えば、白っぽい背景に白いテロップを入れてしまうと、文字が読みにくくなります。

背景色とのコントラストが大きくなるような色を文字色に使いましょう。

 

注意点は、視聴者はPC・スマホの両方で動画を見る可能性があるので、

両方のデバイスで文字の読みやすさをチェックしておきましょう。

 

【ポイント2 読める文字量と表示時間】

 

テロップは読めければ、意味がないです。

 

テロップはあくまでも動画の内容を補助するもの。

 

要点を絞った短めのテキストにし、視聴者が余裕をもって読み切れ表示時間を設定しましょう。

 

字幕でいうと、1秒で4文字くらいの表示時間がよいとされています。

 

 ただし、あくまでも目安のため、編集後、動画を確認し、テロップを表示時間内で読み切れるかを必ずチェックしましょう。

 

 

【ポイント3  内容に合わせたフォント選び】

動画のイメージに合わせてテロップのフォントを選ぶことも重要です。

例えば、

力強さを伝えたい場合、ゴシック体(例:メイリオ、源ノ角ゴシック、ヒラギノ角ゴシック)。

 知的さや上品な印象を与えたい場合、明朝体(例:游明朝、源ノ明朝、ヒラギノ明朝)。

 

バラエティ的な楽しさや遊び心を伝えたい場合

ポップ体(例:ブロックライン、VDL メガ丸)

 

【テロップを入れる方法 基本編】

編集ソフトの備え付けのテロップツールを使って入れる場合もありますが、

その他のツールとしては、アドビ フォトショップ、イラストレータ、アフターエフェクトなどがあります。

今回は、アフターエフェクトでの手順をご紹介します。

 

まず、プロジェクトを新規作成して、テロップを入れたいカットを静止画として取り込みます。

 

新規コンポジションを作成し、レイヤーに背景を追加します。

ツールバーのテロップツールを選択し、入れたいテロップを入力。

今回のカラーは白にします。

 

次に、レイヤースタイルから、ドロップシャドーを選択。

 

描画モードを通常にし、カラーを選択。この時、カラーは、テロップ近辺の背景からピッキングして、

ブライトを落としていくことがポイントです。

背景になじんだ影をつけることができるので、影が汚くならず、テロップを浮き立たせることができます。

 

カラーを黒にした場合と比べると、テロップ周辺のなじみ方が違うのがわかります。

次は、テロップに囲いを入れた例です。

レイヤースタイルから境界線を追加し、色を選択します。

この場合は、さらにテロップが浮き立ちますが、

色の印象が強いので、作品の雰囲気に合わせて色を選ぶ必要があります。

 

以上今回は、極めて基本的なテロップの入れ方を紹介しました。

 

弊社ではどんな作品にも、パキッとキレイに浮き立つ、CMクオリティのテロップを追求しています。細かい一つひとつのディテイルが、作品をカタチづくっていくと考えているからです。弊社の作品集を観ていただけると参考になると思います。

 

https://www.artstech.net/works

 

次回は、上級編として、さまざまな背景に対して、どのようにテロップを浮き立たせるか、

また配置するかなどをご紹介したいと思います。

 

 

(筆者 アーツテック制作スタッフ 伊藤)

 

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