ティザー動画って? 新商品プロモーションの際に活用できる販促手法をご紹介
2024.01.30 (Tue)
2024.01.30 (Tue)
動画コンテンツの中でも、潜在顧客の獲得に優れた効果があるといわれているティザー動画を取り入れてみようと考えている企業の方も多いかと思います。
しかし、どうやって制作したら良いか分からない。
「そもそもティザー動画って何?どうしてそんなに注目されているの?」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
本コラムでは、ティザー動画とは何か、ティザー動画を制作するにあたってのポイントなど、をご紹介していきます。
Contents
皆様、「teaser」という言葉はご存知ですか?
teaseは「いじめる、からかう」という意味で、「teaser」にすると「いじわるする人」「じらす人」という意味になります。
「ティザー広告」という手法もみなさまご存じかもしれません。
ティザー広告とは、意図的に商品の要素を隠すことにより、消費者の注目を集めることを目的としたプロモーション手法です。
「消費者をじらす広告」と言ったりもします。
これまでは企業が新製品やアプリをリリースする際、公開の1ヶ月以上前から街頭などで告知する方法がとられてきました。
その手法がインターネット上にも広がり、最近ではYouTubeやTwitterなどのSNSでもティザー動画が配信されています。
例えば、新商品を発表する際にティザー動画を活用する場合
新しい商品やサービスが登場することを匂わせつつも、商品やサービスの概要には触れず、「◯月◯日発表」「近日公開」のような形でユーザーに情報を届けていきます。
また、商品やサービスの確信には触れずに情報を小出しすることで、ユーザーにワクワク感を持たせるマーケティング的な効果があります。
好奇心をもった視聴者は「どのような商品だろう?」と気になり、次の情報を待ち望むようになるでしょう。
ティザー動画は、リスティング広告のように画像のみでの広告ではないため、
音楽と映像で、新商品の雰囲気や次の作品のコンセプトを表現することができます。
画像のみでの配信よりも、音楽と映像を合わせて発信することによって、そこから得られるインパクトは何倍にも大きくなります。
ティザー動画では、自分達が次の作品で一番アピールしたい部分を切り取って発信することができます。
作品の中で一番アピールしたい曲を選んだり、曲であればサビのメロディー部分を切り取ったり、要するに「いいとこ取り」ができるのです。
その一部分を聴いたり、視聴した方がカッコいいなと感じてくれたら、興味を持ってもらえる可能性も高まりますし、次回作品を購入してくれる可能性も高まります。
元から作品を知っているお客様に限らず、初めてのお客様にも視聴される動画になりますので、自信を持って公開できる動画にしなければなりません。
いろんなものや情報が溢れているこの現代で、
例えば、初めて聴くアーティストのアルバムを、頭から最後まで全て聴く方はそう多くはないかと思います。
じっくりと聴き込む方はファンの方々であって、新規の方に時間を割いて音楽を聴いてもらうのは、かなりハードルが高いものです。
そのハードルを下げることができるのもティザー動画の特徴です。
昔から商品プロモーションに携わってきた方ほど、ティザー動画でプロモーションを行うことに不安を抱く方もいらっしゃるかと思います。
それは、「商品の良さを訴求せずに購入などのアクションを起こしてくれるか分からない」という思いから生じているでしょう。
実際に、ディスプレイ広告において未だに折込チラシのような、価格と強みが強調されている広告も多く拝見します。
この広告が悪いというわけではもちろんありませんが、特にデジタル媒体においてのユーザーは「企業からの広告」のような形の情報提供を嫌う傾向があります。
あくまでも自然に情報を届ける“ネイティブ広告”が流行している現状からしても、自然に情報を発信してユーザーの興味をひくような制作物が、今後さらに現代のプロモーションにおいて必要とされてくるでしょう。
商品の良さを一方的に伝える既存のプッシュ型のプロモーションではなく、ユーザーの自発的な行動を促すプル型の施策の方が企業のブランドイメージの保持にも繋がります。
ティザー動画では、商品やサービスの公開日に向けて消費者の期待を少しずつ高めていくことが重要です。
そのため、視聴者に頻繁に動画を視聴してもらう必要があるため、定期的に更新をしていく必要があります。
ティザー動画であれば、5秒から15秒の短尺の動画を、公開日まで出来れば毎日更新していくことが効果的です。
ティザー動画では、情報を絞って消費者の想像を掻き立てる必要があります。
イメージを持ちやすい情報は、後半で公開し、前半では商品のイメージや期待が持てるキャッチコピー等を大きく打ち出すのがオススメです。
商品やサービスの公開日を「◯月◯日◯時」など、日付を記載します。
定期更新することで、公開日にどんどん近づいていくような期待感を演出していくことが可能です。
ティザー動画の最重要箇所は、冒頭の5秒間です。
冒頭の5秒間で視聴者を惹きつけられないと、途中離脱されかねません。
ティザー動画では、作品の核心につく内容は配信できませんので、興味を惹く演出が必要となります。
商品やサービスのイメージを伝えて想像を掻き立てる方法や、「情報解禁まであと○日」のようにカウントダウンから入る方法があります。
上手く使いこなすことが出来れば大きな成果をもたらしてくれるティザー動画ですが、誤った使い方もしてしまうと逆効果になってしまう可能性があるため注意しなくてはいけません。
注意すべきポイントを下記に記載致します。
いくら魅力的な動画が制作できたとしても、情報の解禁日が分からない状態だと、ユーザーの興味も薄れていってしまいます。
せっかく興味を持ってくれたユーザーを逃さないためにも、確信に迫る情報がいつ公開されるのか、解禁日の確認はしっかりと行いましょう。
最初のティザー動画から、情報公開日まで半年以上など長期間が空いてしまうと、どれだけ熱烈なファンでも待てずに離れていってしまいます。
期間が長すぎると、存在を忘れられてしまう可能性がありますので、配信開始時期についても注意する必要があります。
■新商品リリースの際のティザー動画
(弊社での制作実績は権利上お見せすることができませんので、事例を紹介いたします。)
□PULSE Explore & PULSE Elite ティザー映像 | PS5
商品の説明や強みを盛り込むわけではなく、商品のフォルムのみを紹介する演出にすることで、
視聴者に「もっと情報を知りたい」と、思わせる構成になっているのです。
音楽や商品、サービスをリリースする際に活用するティザー動画ですが、映像の公開前でもティザー動画を活用します。
分かりやすく表現すれば、映画の予告篇のようなものです。
弊社では、感動動画というショートムービースタイルの動画を制作しておりますが、
制作するお客様には、本篇動画のみだけではなく、30秒や1分の動画も作成し、SNSなどで予告配信を行なってから、本篇の動画を配信するというご提案をさせて頂く場合が多いです。
下記に予告篇動画事例を紹介致します。
□「春よ、恋」
□「新しい私に、こんにちは」
□「「子どものゆいと 30歳のゆい」
3分5分の動画を制作しようとなるとなかなか労力のかかることですが、ティザー動画であれば15秒から30秒ほどの短い尺なので、ある程度知識のある方であれば自分達で制作することも可能かと思います。
ですが、ティザー動画は、視聴者を飽きさせない工夫をしながら、視聴者の期待感を煽る演出を施さなければいけません。
ティザー動画はさまざまな場面で目にする機会があるかと思いますので、
そういった動画を参考にして制作するのもよいと思います。
最初だから取り組み方も分からないというような方でしたら、一度制作会社に依頼をしてみることもよいと思います。
期待感を煽る、飽きさせない演出は弊社アーツテックの得意分野でもあります。
ティザー動画をお考えの方は是非一度、アーツテックまでご相談ください。
(アーツテックスタッフ)