動画広告完全マニュアル!動画広告の種類や費用を徹底解説
2024.02.29 (Thu)
2024.02.29 (Thu)
2020年のコロナ禍を経て、動画広告への注目が高まっている現在、自社でも動画広告に挑戦したいという企業も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、動画広告初心者が押さえておきたい動画広告の種類や費用、効果測定方法などを紹介します。
動画広告の市場規模は、2024年現在でも右肩上がりに伸び続けています。
株式会社サイバーエージェントの〈2022年 国内動画広告市場調査〉によると、動画広告の市場は2024年には8,741億円、2026年には、12,451億円に達すると予測されています。
(引用:2022年国内動画広告の市場調査)
これだけの成長市場であっても、種類や媒体が多すぎて、戸惑うマーケターの方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
この時流に乗るためにも、動画広告をマスターしたい方は必見です!
動画広告は細かく分類するとキリがないほどたくさん存在します。
しかし、大枠は以下の2種類に分けられます。
(引用:https://ad-lp.news.mynavi.jp/blog/video-ads)
インストリーム広告とは、YouTubeに代表される動画コンテンツの動画枠で配信される広告のこと。
また、このインストリーム広告はさらに3種類に分類されます。
・プレロール広告 認知獲得
・ミッドロール広告 広告を完全視聴させる
・ポストロール広告 コンバージョン獲得
その名の通り、動画の始め・中盤・終わりのどのタイミングで流れるかによって分けられます。
どこで流しても同じではないかと思われるかもしれません。
しかし、それぞれのタイミングによって、訴求される力が異なります。
動画広告を打ち出す目的に合わせ、どのタイミングで流すかを検討することをオススメします。
対して、アウトストリーム広告とは、Webサイトのバナーやアプリ上に配信される広告のこと。
また、このアウトストリーム広告も同様に、さらに3種類に分類されます。
インバナー広告とは、バナーの広告枠に出稿できる動画広告のこと。
インバナー広告の特徴は、動画がコンテンツの視聴有無に関わらず自動的に流れることです。
インリード広告とは、記事やフィード(SNS上の投稿)の間に差し込まれている動画広告のこと。
インバナー広告との大きな違いは、画面に表示されないと動画広告が流れないことです
ストーリー仕立ての動画などが、急に流れてきて、つい気になって最後まで見てしまった経験などありませんか?
インリード広告は、広告の位置までスクロールされた段階で動画の再生が始まるため、ストーリー仕立ての動画を配信することで、最初から最後まで広告を見てもらえる可能性が高まるため、ショートドラマ等が活用されているケースが多くあります。
インターステイシャル広告とは、主に画面の切り替え時に大きく表示される動画広告のこと。
WEB記事等を見ている際、次のページに飛ぼうとすると、その間に広告が流れてきた経験があるのではないでしょうか。
その広告こそ、インターステイシャル広告と呼ばれるものです。
これはページの中央や前面に表示されるため、ユーザーの視認性が高いというメリットがあります。
動画広告には
・CPV(動画の再生に応じて課金)
・CPM(動画広告の表示回数に応じて課金)
・CPC(ユーザーが動画広告をクリックすると課金)
の3種類の課金形式があります。
・CPV(動画の再生に応じて課金)
CPVは動画の再生に応じて課金させる方式。「◯秒以上の視聴」や「最後まで視聴」といった形で、「再生」の定義は媒体により異なります。「再生」条件を満たさない場合、動画を途中まで視聴したユーザーがいた場合でも、費用は発生しないため、費用対効果が高い方式です。
・CPM(動画広告の表示回数に応じて課金)
CPMは、動画広告の表示回数に応じて課金される方式。1,000回の表示ごとに費用が発生します。インプレッション数と比例したコストになるため、他の形式と比較した場合、コストを抑えやすい形式方式と言えるでしょう。
・CPC(ユーザーが動画広告をクリックすると課金)
CPCは、ユーザーが動画広告をクリックすると課金される方式。興味を持ったユーザーがクリックするため、よりコンバージョンに近いユーザーに広告を配信することができます。
動画時代の現代において、動画広告の配信媒体は多岐にわたります。
大きく下記3つに分類されます。
・WEB動画広告(YouTube / Tver / Google/ Yahoo! 等)
・SNS広告(Facebook / Instagram / X / LINE / TikTok 等)
・サイネージ広告(交通 / 屋外 / 屋内 等)
その下で、たとえばWEB動画広告であれば、インストリーム広告・ディスカバリー広告・バンパー広告・アウトストリーム広告・マウスヘッド広告等に細分化されていきます。
SNS広告の場合も同様に、フィード広告・ストーリーズ広告・インストリーム広告等に細分化されていきます。
訴求ポイントや動画広告の目的によって、活用方法は様々です。動画広告の種類・動画広告の媒体を掛け合わせ、目的に合った動画広告を配信することが、効果のある動画広告配信の鍵になります。
自社の動画広告配信に最適な方途をお探しの方、以下の図をご参考にご検討ください。
動画広告の媒体別費用と強み・主な配信方法をご確認いただけます。
また、WEB動画広告の代名詞とも言えるYouTube広告は、様々な広告のカタチがあります。
それぞれの特徴を簡単に説明します。
配信動画の枠内で配信される広告。動画を再生するユーザー全てが目にするため、認知獲得に優れたマーケティング施策の一つといえます。
前述したように、インストリーム広告には、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告とさらに3分類され、目的によって、活用方法は様々です。
また、TrueViewインストリーム広告においては、動画をスキップできる「スキップバブル広告」と、途中でスキップできない「ノンスキップバブル」の2種類に分けることが可能です。
YouTube上の右側にある関連動画や検索結果一覧に表示される広告のこと。
TrueView ディスカバリー広告は、サイト内で動画は配信されず、広告をクリックすることで再生されます。
クリックというワンアクションを挟むことで、既に興味を持っている可能性のあるユーザーに対して配信されるため、広告特有のネガティブな印象を与えにくく、よりコンバージョンにつながりやすい広告と言えます。
具体的にTrueViewディスカバリー広告が配信されるのは、
等、上記の場所になっています。
6秒間のスキップできない広告のこと。
スキップができないため最後まで見てもらえることや、長さが6秒間と短いためユーザーへのストレスも少ないことがメリットとして挙げられます。
YouTubeのホーム画面最上部に掲載される動画広告のこと。
配信エリアは国単位で選択できるため、リーチ数が非常に大きいことが特徴のひとつ。
マストヘッド広告は、YouTubeのトップページで、最も目立つ場所に表示されるため、YouTubeユーザーへのリーチ力が一番強い広告とも言えるでしょう。
YouTube内ではなくYouTubeのパートナーWebサイトやアプリで配信されるモバイル専用の動画広告のこと。
アウトストリーム広告を用いることで、YouTube非利用ユーザーにもリーチすることができるというメリットがあります。
WEBサイト横のバナーにある無音の動画等は、このアウトストリーム広告と呼ばれるものです。
今回は、動画広告の媒体・種類・課金形式などを紹介しました。
今後も市場拡大が見込まれている動画広告を活用することは、企業認知や売上向上のための大きな力となるでしょう。
アーツテックでは、動画広告用の動画制作から、広告配信のアドバイスまで行っております。
動画広告の制作や配信でお悩みをお抱えの方は、ぜひ一度我々にご相談ください!
(アーツテックスタッフ)
https://www.artstech.net/column/2233
「【2022年最新】動画広告とは?種類・メリット・配信先・事例までご紹介」
https://www.artstech.net/column/1824
https://www.artstech.net/column/1828
「TV-CMってぶっちゃけいくら?」動画・映像制作会社が実例で紹介
https://www.artstech.net/column/2625