かっこいい動画を会社紹介に使うのはなぜ?かっこいい動画はどうやって作る?
2024.01.30 (Tue)
2024.01.30 (Tue)
「かっこいい動画」「スタイリッシュな動画」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
映画やドラマのワンシーンを思い浮かべる人もいれば、テレビで見かけたCMだったり、SNSで流れてきた動画クリエイターの作品を思い浮かべる人もいると思います。
YoutubeやSNSで日常的に動画作品を見るようになった現代では、かっこいい動画を見かける機会は昔よりずっと多くなっています。
こうしたかっこいい動画は、企業のブランディング動画や商品プロモーション動画、採用動画といった、広告を目的とした動画でも用いられています。
テックウインド 「AKレーシング ゲーミングオフィスチェア」
では、企業はなぜかっこいい動画を作るのでしょうか。
会社紹介や商品紹介が目的であれば、もっと普通に、説明を重視した動画という選択もあるのではないでしょうか。
今回は、企業がかっこいい動画を制作するメリット、そして、かっこいい動画を制作するために何が必要なのか、じっくりとご解説します。
Contents
まず初めに、「かっこいい」とは、効果的な動画を作るための、手段の1つであるということをお伝えしておきます。
大事なのは、視聴者に興味を持って見てもらうことです。
ただ動画を作ればいい、ただ流れに沿って素材を繋げて動画にすればいい、といった考えではいけません。
平凡で退屈な動画では、視聴者は最後まで見てくれません。
あるいは、見てくれても心に残りません。
見る人に興味を持ってもられる動画でなければなりません。
そのために、撮影から編集まで徹底的に磨き上げ、かっこよくスタイリッシュな動画に仕上げる必要があります。
それは、B to Cだけでなく、B to Bの動画でも同様です。
B to Bの動画では、ついついお堅い動画になってしまいがちです。
商品プロモーション動画でも、カタログ的な動画がよく見受けられます。
そういった動画では視聴者に飽きられてしまい、伝えたい想いも伝わりません。
視聴者が興味を持って、「見たい」と思う動画だからこそ、企業の伝えたい「想い」がしっかりと「伝わる」のです。
もちろん、必ずしもかっこいい動画である必要はありません。
「楽しい」「感動する」そういった手段で動画を作ることもあります。
しかしながら、皆さんが日常でかっこいい動画を見かけて見入ってしまうように、「かっこいい」が持つ吸引力は確かなものがあります。
かっこいいを突き詰めることは、効果的な動画制作のための、1つの有効な手段なのです。
「どこで撮影をするのか」これが重要なのはもちろんのことです。
撮影に適した場所を徹底的に調べ尽くし、ベストと言えるロケーションを探し抜きます。
場所を探すだけではありません。
「その場所でどういう画を作れるのか」「カメラの引き尻は」「その時間の太陽の向きは」「周囲の人や車の動き、環境音は」そういったことも考慮して、ベストな撮影地のベストな撮影ポジションを探ります。
もしかすると、撮影地が会社のオフィスになって、色々と制約が出てくるかもしれません。
無機質な会議室だったり、狭い部屋だったり。
そういった、撮影にあまり向かないロケーションを強いられることがあると思います。
しかし、そういった場合でも、工夫は可能です。
一見すると魅力的でないように見える場所でも、「どの向きなら魅力的に映せるのか」「什器を動かすことは可能か」「上手く活かせそうな備品や物が無いか」こういったことを考え抜き、かっこいい動画作りに役立てていきます。
インタビューでは、カメラが2台あれば、ヨリ・ヒキの画角で同時に撮影ができます。
1台を大胆に傾ければ、印象的な画になるでしょう。
予算が豊富であれば、クレーンやドローンといった機材を用いることも効果的です。
臨場感ある映像が、かっこいい動画作りにきっと役立ちます。
では、カメラが1台しか無かったら?
ドローンのような特殊な機材を用意できなかったら?
当然、予算が少なくても工夫はできます。
インタビューでは、その人がかっこよく見える構図をじっくりと探ります。
場を和ませ、答えやすい質問をすることも大事です。
カメラや照明、さらに大勢のスタッフに囲まれた中で、緊張せずスムーズに話しやくするための工夫をしてください。
フォーカスは、被写体に焦点を当てて背景をボカす方法もあれば、背景を含めた全体に焦点を当てる方法もあります。
被写体だけを印象深く映したいのか、ロケーションや背景もしっかりと映したいのか、そのカットの意図に合わせて考えていきます。
動きも大切です。
時に大きくカメラを動かしたり、被写体を追いかけたり、作業をする手元をアップで大きく映したり。
そうやって映像に動きを加え、見ている人を飽きさせない工夫をしてください。
撮影において非常に重要でありながら、一般の方が軽視してしまいがちな要素が、照明です。
実は照明は、映像のクオリティに関わる最も重要な要素の1つなのです。
優れた作品には必ず優れた照明が施されています。
照明に正解はありませんが、概して言えることは、照明は明るくするためだけにあるのではないということです。
撮影に慣れていないと、とにかく全体を明るく綺麗にしようと考えてしまいますが、これではかっこ悪い画になってしまいます。
照明を演出として捉え、明るさにコントラストを付けることが必要です。
全体的に明るさなのではなく、明るい部分と暗い部分のコントラストがあるこそ、被写体が立体的に見え、かっこよく映ります。
照明術(ライティング)は非常に奥が深く、その他にも重要な要素が多々あります。
また、照明機材を複数用意したり、大掛かりな機材を用意したりといった必要が出てきて、機材費もかさんでしまいます。
とはいえ実は、上手く工夫すれば、一般の方でも予算をかけずにかっこよく撮る方法があります。
それは、「太陽を味方につける」ことです。
太陽は、無料で使えてかつ圧倒的な光量を誇る、最強の照明です。
屋外はもちろん、室内でも、自然光の届く部屋であれば、工夫の余地があります。
ただし、自然光を用いた撮影では、天候による不確定要素や時間との戦いが鍵になります。
太陽の傾きや突然の天候悪化、そういった要素から逃れることはできません。
また、光量が大きすぎるが故に、コントラストが強く出過ぎてしまうかもしれません。
それでも、工夫してなんとか太陽を味方にできた時、印象に残るかっこいい動画がきっと撮れるはずです。
撮影に成功し、良い素材が集まったら、さらに編集でもこだわって、かっこよくしていきます。
編集のコツは、テンポ・リズム感です。
抑揚の無い単調なリズムでは、見ている人が飽きてしまいます。
時に長く、時に短くカットを繋ぎ、最後まで楽しく見てもらえるよう工夫します。
一つ、忘れてはならない注意点があります。
編集にこだわってかっこよくすることも大切ですが、もっと大事なのは、まず撮影を成功させる。
撮影が上手くいかずに編集でかっこよくさせることは、可能ではありますが、限界があります。
まず撮影を成功させ、その上で編集があるということを意識してください。
映像における音楽の重要性は、企業のブランディング動画や採用動画といったジャンルでも同様です。
撮影をして編集を経た後に音楽を決めることもあれば、撮影前から音楽のイメージを決める場合もあります。
いずれにせよ、音楽が映像の邪魔をせずにしっかりとマッチし、よりかっこいい動画として完成させることは、決して簡単ではありません。
たくさん考え、試し、最高の音楽を選択する必要があります。
映像と音楽が上手くハマった時に起きる相乗効果の大きさは、映画やドラマで普段皆さんが目にしている通りです。
アーツテック代表の酒井監督は、音楽にも徹底的にこだわります。
動画のイメージをより伝わりやすくするために、じっくりと時間をかけて選曲します。
では、じっくりと考えさえすれば、今日からでも音楽を効果的に使える様になるのか。
なかなかそう上手くはいかないでしょう。
人それぞれ音楽の趣味があるはずです。
自分の知らない、ほとんど聴いたことのないジャンルもたくさんあるはずです。
一方で、映像に適した音楽は、その内容によって様々です。
自分が普段触れていないジャンルの音楽が、その映像にマッチする最適解かもしれません。
日頃から幅広いジャンルの音楽を聴いて、耳を養っておくことが、選曲の際に役立つはずです。
かっこいい動画づくりに徹底的にこだわった、アーツテックの制作事例をご紹介します。
こちらをご覧頂き、ぜひ皆さんの動画制作にお役立てください。
1.ケンコートキナー 「次世代広角ズームTokina AT X 14-20 F2」
2.TSUKUMO 「高性能ゲーミングPC『G-GEAR』PV」
3.東京エレクトロンデバイス 「Pride of TED」
4.ライフ・フロンティア 「天下統一」
興味を持って視聴者に動画を見てもらうためには、かっこいい動画を作ることが1つの手段になります。
「かっこいい」「楽しい」「面白い」そういった要素に徹底的にこだわっていき、見ている人たちを最後まで飽きさせない動画づくりが大切です。
そういった動画こそ、制作した本来の目的に繋がる、「実効果のある動画」となります。
アーツテックは、これまでの約30年間で、6000を超える作品タイトルを制作して参りました。
今回ご紹介したかっこいい動画のように、実効果のある動画制作に徹底的にこだわっております。
ご興味ありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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