絶対おすすめ! あなたのYouTubeチャンネルを見直して再生回数を増やす!
2024.12.22 (Sun)
2024.12.22 (Sun)
YouTubeは今や1日あたり370万本の動画がアップされ、そのうち約90%が画面上に現れないと言われています。
現れるのはユーザーの好みが反映されて伸びている動画、YouTubeがこれから伸びる可能性があると判断した動画だそうです。
つまり、がんばって徹夜して編集して、やっとアップした動画の90%が日の目を見ないということです。それはプロの制作現場でも同じこと。
ということで今回は、もう一度しっかり基本に立ち返って、
動画をYouTubeにアップする際に重要なポイントを再確認していきたいと思います。
登録者数100名以下、動画再生数 月100回以下の悩めるYouTuber必読の内容にしたいと思います!
ちなみに、先に申し上げますと、YouTubeマスターDさんの著書
「毎月30万稼げる奇跡の方法 YouTube マネタイズ図鑑」を大いに参考にさせていただいています。
Contents
日本で主流のSNSはInstagram、X、Facebook、TikTok。
中国では主要三大都市、北京、上海、広州を中心にREDが今一番流行っているという話を聞きました。
そんな中上記著書では、もっとも信頼性が高いと世間に思われているプラットフォームがYouTubeであると語っています。
その理由として、テレビをいう機器を通してYouTubeを見る人が多いからということです。
日経新聞の記事によると、2023年末時点でのテレビを通じたYouTubeの月間ユーザー数が3,800万人を超えたそうです。日本の世帯数が約5,500万なので、約7割の家庭がテレビでYouTubeを見ているということです。確かに我が家でも小学生の息子がHIKAKINさんをテレビで見ています。
信頼されている機器を使ってYouTubeを見ているということは、YouTubeはテレビと同質のものと考えられると著者は語っています。
信頼性については計りかねますが、YouTubeはテレビよりも見られるプラットフォームになったことは確かだと思います。
広告の世界でもYouTubeをいかに有効活用するかが競われているわけですが、
いかんせんYouTubeは無料です。
つまりライバルが全人類(子供以外)ということになります。その中で勝ち抜いていくには並大抵のことではないことは明らかです。
だからこそ最低限の設定だけはしっかりおさえて、やるべきことはやることが重要だと考えます。
その観点で重要なポイントを抽出してみました。
まずは、ジャンルを見ていきたいと思います。
ジャンルを見直すには、YouTubeで実際に検索をかけるだけです。
その時の注意点は、今使っているあなたのブラウザで検索してはいけないという点です。なぜかというと、あなたの視聴傾向に合わせた検索結果が出てしまうからです。
つまり、ブラウザをフラットな状態にしてから検索をかけることが重要ということです。
その際には、検索履歴が残らない「シークレットウィンド」を使うと便利です。
実際に「ショートドラマ」で検索をかけてみました。
この時、フィルター機能で「アップロード日」を今月、「視聴回数」を選んでソートします。
すると、このような結果が出ました。
この中で、以下の条件をみたすチャンネルが多くあることが「需要があるジャンル」と言えるそうです。
当然、同一のジャンルの動画が揃っていて、
チャンネル歴が2ヶ月以上、登録者数が100〜1万人、すでに10本以上の動画を投稿しているチャンネル。
「しまうま劇場」さん、「ドラマをはじめる」さん、「スキマドラマ SUNNY」さんは、条件にはまっていました。
今、中国、北米でとんでもない人気のショートドラマ市場は、日本へ渡りこれから伸びるであろうと言われています。
憶測となりますが、上記結果からも狙い目のジャンルと言えるのではないでしょうか。
次にコンセプトの見直しです。
重要なことは、「誰に」「何を」「どう伝えるか」
を細分化することということです。
見直し点は、
・ターゲット年齢
・性別など
・方法論
1つ目はターゲット年齢です。
子供から〜30代向けのチャンネルが多く存在するため、実は50代〜60代向けのコンテンツはまだ少なく狙い目。
2つ目は、性別など。
女性向けか、男性向けか、社会人向けか、学生向けか。
3つ目は、方法論。
例えば、スマホだけを使って撮影したドラマなどがこれに当たります。
3つのポイントをおさえると、具体的な細分化されたチャンネルコンセプトになります。
例えば「80年代風ノスタルジックドラマ」チャンネルとか?
ここで、市場調査で使える分析ツールを紹介します。
すぐに使えたのが「vidlQ」というツール。
Googleで検索しサイトに移行すると、右上に「chromeに追加」というボタンが表示されます。ボタンを押して機能追加できたら、表示される指示に従いGoogleアカウントへサインアップ。以上で準備完了です。
試しにYouTubeで「ショートドラマ」と検査をかけると、右側にいろいろな数値が表示されるようになります。
この中で注目ポイントは「Volume」「Competition」「Overall score」です。
「Volume」は、このジャンルを見ている人がどれくらいいのるかを示しています。
「Competition」は、そのジャンルにおける競合の多さです。
Very highとなっていますので、多いことがわかります。
「Overall score」は、これらの結果の平均値で、スコアの数値が高ほど伸ばしやすいジャンルとなります。「49」はそこそこの部類だそうです。
「Highest Views」は、このジャンルの最高視聴回数。
5,003,548となっています。
Avg Viewsは、ショート動画も含む平均視聴回数。1,003,717。
「Top related opportunities」は、このジャンルにおける人気のキーワードです。
ショートドラマでは「愛人」「縦型動画」が人気のようです。
人気キーワードに関連した動画を投稿すれば、視聴されやすい動画となってきますが・・・「愛人」は厳しそうです。。。
次の見直しポイントはサムネイルです。
見直しの方法は、伸びているサムネイルのリサーチです。
リサーチのポイントは、リサーチ用の新しいチャンネルで検索すること、
(Googleアカウント1つで複数のYouTubeチャンネルがつくれるので、それが便利です)
フィルター機能を使い新しい動画をソートすること、
vidlQの「Outlier score」(その動画がチャンネルの平均再生回数を何倍上回っているかを示す数値)の倍数が高いものを探すことです。
「ショートドラマ」で検索すると、「Outlier score」の高いコンテンツは、
このようなサムネイルでした。中国のショートドラマが強いようです。
赤丸の中に示された数値が「Outlier score」の値です。
内容のイメージさせる背景とタイトルだけという作りです。
情報を少なくし、文字は大きく、目にした人が一瞬で認識できることがポイントだと考えます。
そして、サムネイルはアップロードする前に、スマホで確認することが重要です。
スマホサイズでも何が書いてあるかわからないと見過ごされてしまうからです。
さらに、皆さまにぜひおすすめしたいのが、サムネイルのA/Bテストです。
簡単にいうと、2つ以上のサムネイルを用意し、視聴回数が多いサムネイルに切り替える方法です。
この機能がYouTubeに追加されたので、使わない手はないです!
事前に最大3つまでのサムネイルが追加可能で、YouTubeが自動的にランダムに表示してくれます。最もパフォーマンスが高いものを自動的に選んでくれる優れた機能です。
次はタイトルを見直します。
ポイントは3つ。
・検索されたいキーワードを先頭に持ってくる。
・伸びている動画のワードをリサーチ。
・タイトルの文字数は30文字程度。
調査によると、
視聴者に検索されたいキーワードは「タイトルの先頭」に持ってくることが良いとされています。
例えばキーワードが「泣ける」だとすると「泣けるショートドラマ 〇〇〇〇」などとなります。
ポイントは「詰め込みすぎず」「短かすぎず」ということです。
30文字程度にするのが良いとされています。
一般に検索されているワードが一覧で見ることができるサイト「ラッコキーワード」
を使って、タイトルに組み込むワードを検討するのがおすすめです。
次に概要欄の見直しです。
概要欄を充実するメリットとしては、
・VSEOで検索上位に表示されやすくなる。(※VSEOとは動画に特化したSEOのこと)
・動画のリピート率が上がる。
・視聴維持率が伸びる。
・サービスなどへの誘導ができる。
です。
まず、概要欄の書き方ですが、
簡単な説明文を300文字程度入れます。
その時、概要欄の1行目は、メインキーワードを入れます。
そして、メインキーワードを文章内に多く使います。
次に、関連動画や再生リストのURLを貼り付けます。
視聴者が他の動画の見てくれる機会を増やす狙いです。また、おすすめに出やすくなるとも言われています。
関連動画のURLには「10分20秒で説明した動画の詳細はこちら」など
分かりやすい情報を記述することが重要です。
また、動画内にもコメントで、
「概要欄に関連動画を貼っておきますので・・・・」というアナウンスをすることも見てもらえるポイントとなります。
次に、チャプターを入れて目次化することも、視聴率を上げるポイントです。
タイムコードとサブタイトルで一覧表示しましょう。
サブタイトルの注意点は、ネタバラシをしないことです。
YouTubeマスターDさんの概要欄はこちらです。
ちなみに、今回の調査でわかったことですが、
概要欄のハッシュタグは、それほど効果がないということです。
逆に関係ないワードを入れたり、入れすぎたりするのは良くないそうです。
特に上位表示目的で全く関係のないワードを入れるのは、絶対にNGだそうです。
YouTubeはそこまで認識できるようになったということでしょうか。
また、メインワードを単純に羅列するもの良くないそうです。
皆さまもハッシュタグを入れる際は、気を付けていただきたいと思います。
YouTubeでは動画の最後5秒から20秒に終了画面を追加でき、他の動画を宣伝したり、チャンネル登録を促したりできるようになっています。
写真とは違いますが、弊社の設定は以下の通りにしようと思います。
時間を「20秒」、動画の1つに「視聴者に適したコンテンツ」、もう1つにあらかじめ作っておいた「再生リスト」を配置する。
いずれにしても、次の動画を見てもらう動線を作ります。
最後に、チャンネル登録用のアイコンを配置して完了です。
今回は、YouTubeを立ち上げたけどなかなか再生数が伸びず悩んでいるクリエイターさんに向けて「ここだけはおえていきたいYouTubeチャンネルの見直しポイント」を洗い出してみました。ぜひ参考にしてみてください。
弊社のチャンネルもしっかり見直していきたいと思います!
参考文献 :
毎月30万稼げる奇跡の方法 YouTube「マネタイズ」図鑑
YouTubeマスターD さん 著
(筆者 アーツテック制作スタッフ 伊藤)