施設紹介動画の作り方は?メリットや事例を用いて詳しく解説!
2023.01.30 (Mon)
2023.01.30 (Mon)
近年、さまざまな用途で活用される動画。
その中の一つとして注目されている「施設紹介動画」について、本日は解説していきます。
Contents
施設紹介動画とは、その名の通り、施設を紹介する動画のことを指します。
外側からは見えにくい、一般的に立ち入ることが難しいオフィスや工場の内部などの様子を、
動画を通して伝えることができるものです。
使用用途はさまざまあります。例えば以下の2つ。
オフィス紹介動画や工場紹介動画というものがあります。
これは、オフィスや工場内の様子を、求職者やお客様などに効果的に届けることができます。
例えば、医療関係の製品を製造している工場では、衛生管理が徹底的に求められるでしょう。
徹底された衛生管理の様子は、施設紹介動画を通じて発信することができます。
その結果、お客様の安心感・信頼感のアップに繋がることが期待されます。
その他にも、「完全自社生産」を売りにしている企業さまも多いのではないでしょうか。
施設紹介動画は、そういった強みに付加価値をつける動画制作と言っても過言ではありません。
学内の様子や設備などを紹介するコンテンツは、足を運ばず、キャンパス内を擬似体験することができるでしょう。
高校、大学と進学するにつれ、進学先の選択肢は広がります。
それと共に、遠方の学校が選択肢のひとつとなることも多いのではないでしょうか。
学生にとって、遠方の学校へ足を運ぶことは、容易なことではありません。
そういった学生が近隣の学生と同様に、学校について「知る」のみならず、「感じる」ことを可能にするのが、この学校紹介動画の強みでもあります。
そのため、学校紹介動画は、受験生に「この学校に進学したい」という気持ちを芽生えさせることがひとつの鍵となります。
受験生に対して、学校ブランディングするような動画が理想と言えるでしょう。
学校紹介動画についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
▼▼▼
https://www.artstech.net/column/4137
まずひとつに、視聴者は、動画を見たことにより、来訪イメージがつきやすく、
実際に赴く際に安心感を持って訪れることができるでしょう。
人により、その場所の持つ意味は変わってきます。
学生にとっては、大事な試験を受ける会場、会社員にとっては、初めての営業先になることもあるでしょう。
そういった際に、雰囲気を知る、温度感を知るということは、視聴者、のちの来訪者の心に安心感を創出することにつながります。
私どもアーツテックは、「体温の伝わるコミュニケーション」という理念を掲げて、
26年間映像制作に携わってきました。
「体温」という言葉に含まれている意味は、「温度感」ということだけではありません。
「内に秘める想い」や「それぞれが持つ誇り」もそのひとつです。
ですが、言葉の通り、温度感を伝えることは、弊社の理念であり、良い動画の最低必須条件であることは間違いありません。
動画を活用する最大のメリットは、テキストや写真と比較すると、短時間で多くの情報を伝えられることです。
アメリカの調査会社「Forrester Research」の研究では、
1分間の動画は「180万語の情報量」と同等と考えられ、
これはWebサイト3,600ページ分に相当すると言われています。
広大な敷地や施設を隅から隅まで巡ると、膨大な時間を要することは、想像に難くないでしょう。
ですが、動画を用いることで、短時間で、かつ動かずして、同様の体験が提供がされます。
さらに、無駄を省き、より効果的に施設の魅力を紹介することが可能です。
一般的な映像であっても、VRやAR体験のような感覚を創造することは可能です。
ですが、それには、高い技術力と演出力が求められます。
初心者が撮影した映像を早送りしただけの施設紹介動画は、見ていると酔ってしまったり、
単調な動きで展開され、飽きてしまう内容になりがちです。
ですが、ジンバルなどのカメラ機材を使うことで、ダイナミックな映像を用いた演出が可能です。
施設紹介動画は、一連の動きを撮影していると、ただの廊下の移動など、
視聴者にとって退屈な映像も多く含まれてしまいます。
ですが、省略の技法を巧みに操ることで、視聴者にとって心地の良い動画展開にすることが可能です。
省略技法の歴史を紐解くと、それは、1922年までさかのぼります。
同年、ソビエト連邦の映画監督兼編集技師のレフ・ウラジミロヴィチ・クレショフ氏が示したクレショフ効果というものがあります。
これは、モンタージュ理論、すなわち、本来関係のない映像を編集をつなぐことで、連続した前後の映像に関連性を持たせるという理論に基づいた説です。
この理論について、分かりやすく説明します。以下の写真を見てください。
A ,B,Cどれも左側の男性の表情は同じです。
その男性の表情の次のカットがそれぞれ
A)棺桶の少女
B) スープ
C)美しい女性
と異なっています。
するとどうでしょう。
男性の表情は変わっていないのに、男性が抱いている感情はそれぞれ別物のように感じられます。
(引用:http://web-tutorial.blog.jp/archives/5510864.html)
A)寂しい、悲しい、かわいそう
B)お腹が空いた、美味しそう、食べたい
C)美しい、愛おしい、好きだ
このように、後に続くカットによって映像の意味が変わることをクレショフ効果と呼びます。
このクレショフ効果が発生することで、無意識のうちに視聴者の中で、前後の映像の関連性が生まれるのです。
すると、「お腹が空いた」などのセリフや導線がなくとも、彼がお腹が空いているということを映像で伝えることが可能となります。
このクレショフ効果が映像における省略技法の真髄でしょう。
この効果を、施設紹介動画にも活用することで、全てを見せずとも、施設の魅力を十二分に伝える動画にすることは可能だと言えます。
アーツテックもこれまで数多くの施設紹介動画の制作に携わらせていただきました。
その中の一部、制作事例を紹介します。
今回取り上げたのは、この2つです。
こちらは、製菓調理専門学校東京ベルエポックに通う、在校生のイキイキとしたキャンパスライフをご紹介するYoutubeチャンネル ~ベルチャンネル~ のシリーズを制作。
学生に親しみやすい、明るく・楽しく・テンポよく、音楽やテロップにもこだわってTVのバラエティー番組のような作りにしました。
近年は、企業が動画を制作することがスタンダードになってきました。
企業の顔と言っても過言ではない動画。まさに、名刺と同じくらい必要不可欠なものとなってきているでしょう。
そこで、必要となってくるのは、相手の記憶に残ること。
動画では、まだあまり感じたことのない方でも、名刺では感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
「あれ、これ誰だっけ。話した気もするんだけど、、、」
営業担当の方や、展示会出展後の方、役員クラスの方で、一度くらい経験がある方も多いのではないでしょうか。
小さな紙がたくさん溜まり、溢れていってしまう。
その名刺に匹敵するほど、動画も年々世に溢れてきています。
だからこそ、記憶に残ることが重要です。
これまで、施設紹介動画についてお話ししてきましたが、施設紹介動画は、ピンからキリまであります。
それは、会社紹介動画やブランディング動画などと比較すると、
「そこまで力を入れなくても」と考えている方もいらっしゃるからかもしれません。
ですが、“施設紹介動画だから”という理由で、高いクオリティを諦めてはいけません。
施設紹介動画であっても、プロの演出ひとつで、企業や学校、それぞれの顔ともなる映像、
視聴者の記憶に残る映像が実現します。
私どもアーツテックは、創業以来、実効果のある動画戦略で目に見える効果を追求してまいりました。
それは、もちろん施設紹介動画も同様です。
視聴者の心を動かすための緻密なロジックのもと、施設紹介動画も制作いたします。
施設紹介動画の制作をご検討中の方、お見積り・企画まで、無料で承っておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。
(文:アーツテックスタッフ 栗本)