媒体別!ショート動画の特徴と活用術をご紹介!
2024.09.06 (Fri)
2024.09.06 (Fri)
昨今では、タイパ(時間を効率よく使うことで満足感を得る)思考の若者が増えてきたことから、動画も横長の長尺動画ではなく、縦長のショート動画が流行しています。
日本ではここ最近で浸透してきましたが、
2年先を進む中国では、ショートドラマの市場規模が6兆円を超えているのが現状です。
また、中国ではすでに100社以上のショートドラマのプラットフォームが存在しています。
縦型ショートドラマにつきましては
詳しく記載しているコラムがございますので、下記をご覧ください。
バズりを起こせる!縦型ショートドラマ とは? 企業が活用するためのポイントをご紹介!
少し脱線しましたが、
最近では、縦型のショート動画が流行し、実際に企業のSNS運用でも取り入れている企業様が増えてきている印象です。
しかし、実際に自分の会社で取り入れようとなった際、活用のイメージが湧かずに困っている広報担当者の方は多いはずです。
TV-CMやWeb広告に比べて、ショート動画はここ最近で流行り出した動画スタイルですので、まだノウハウもあまり出回っていないのが現状です。
そこで本コラムでは、媒体別の特徴と、活用方法についてご紹介いたします。
Contents
おさらいにはなりますが、ショート動画とは、スマホの縦画面いっぱいに臨場感ある動画を写すことができ、数十秒で手軽に楽しめるのが特徴の短い動画です。
ショート動画が投稿可能なSNSは主に4つ。
・TikTok
・Youtube(Youtubeショート)
・X(Vertical Video)
・Instagram(リール)
TikTok以外の媒体は、本来のコンテンツに加えて後からショート動画の機能が追加されました。
これら4つの媒体は全てスマホの画面を上下にスワイプすることで、ユーザーの趣向に合った動画が次ぐ次におすすめ表示されます。
通勤電車の中でも、レジ並びの待ち時間でも、寝る前のベッドでも、タイミングを問わずあらゆるコンテンツに触れられる環境となっています。
限られた余暇時間でユーザーの興味を引くには、タイパの高いショート動画が鍵を握っているでしょう。
ショート動画が流行しているのは分かっているが、どこに公開していいのか迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
SNSごとの特徴をつかむことで、自社と相性の良い公開先をさがすことができます。
ここでは媒体別の特徴を記載いたします。
概要:ショート動画の走りでもある代表的なSNS。
動画の尺:15秒〜最大10分
機能面の特徴:編集機能があり誰でも簡単に動画の作成が可能
相性の良い企業:若い世代がターゲット。バズりを起こせる可能性が高い媒体なため、拡散性重視。
概要:動画がメインの媒体
動画の尺:最大60秒
機能面の特徴:数十分〜数時間の長尺動画が投稿可能
相性の良い企業:長尺動画も利用していきたい。
概要:テキストがメインのSNS
動画の尺:最大140秒
機能面の特徴:タイムラインとスペースに投稿
相性の良い企業:情報の拡散力が高いのでリアルタイム性やニュース性を取り扱うもの
概要:写真投稿がメイン
動画の尺:最大90秒
機能面の特徴:ショッピングなどのビジネス関連の機能が多い
相性の良い企業:“憧れ”を実在する商材。女性がターゲット。
こうして見てみると、媒体によって尺の長さにも違いがあります。
ショート動画で広告を打ち、興味を持っていただいた方にはさらに長めの動画を見ていただく、など本編に誘導しさらに購入を促したい、とお考えの企業様でしたらYoutubeが合いますし、
女性をターゲットにする商品・サービスでしたらInstagramが合います。
このように、媒体によってもユーザーが異なりますので自社がターゲットとする先を選定し、公開先を決定しましょう。
TikTokはショート動画の先駆けになった存在です。
TikTokでショート動画が流行したことから、他のSNSもメインコンテンツに加えてショート動画の機能が追加されました。
TikTokでは誰もが簡単に編集ができるよう、編集に関する機能が豊富に備わっています。
再生回数の高い動画には傾向がありますので、TikTokを研究することで、どのようなテロップを使うと再生されやすくなっているのかなどを解析することが可能です。
アルゴリズムの特徴としては、アカウントの規模よりも動画1本の内容で評価される傾向にあります。
TikTokでは、バズる傾向が高いことから、始めたて1本目でいきなりバズったという方も少なくありません。
TikTokの特性を活かすと、スタートアップ企業や、今まで全く動画に取り組んでこなかった企業がSNSを始める際には向いていると言えるでしょう。
しかし、TikTokユーザーの特性を掴むと、若者がメインユーザーになるため、信頼感を伝えていかなくてはいけないBtoB企業などでは向かない可能性もあります。
SNSを活用することは、企業の認知拡大や商品・サービスの売上向上などと上手く活用することもできますが、SNSという今や誰もが利用するネットサービスをむやみやたらに活用してしまうことでマイナスイメージをもたらせてしまう可能性もあるということは認知しておいてください。
ですから、その企業に合った適切な媒体を選択することがまずはとても重要なのです。
流行りを重視するTikTokと比較するとYoutubeショートは多種多様です。
Youtubeでは特に人物にフォーカスしたストーリー性のある内容のものがいわゆる縦型ショートドラマです。
最近では、感動するショート動画や視聴者に回答を考えさせる謎解きヒューマンドラマなどを企業が活用しているのも見かけます。
15秒〜60秒の中でインパクトのある内容を盛り込み、短い時間で満足できる内容が求められます。
Xではユーザーの年齢層が幅広いため、多種多様なショート動画が投稿されています。
Xの特徴として、フォロワーに向けてリポストをするという機能が昔から備わっているため、拡散力が抜群に高いのが特徴です。
そのため、まだ名の知られていない企業やスタートアップ企業などでも、企業をフォローしていないユーザーにまで届く可能性も少なくありません。
またXのタイムラインでは通常140字の文章のみで投稿されるため、ショート動画は視覚的に印象を残すのには最適です。
Instagramではショート動画はリール機能の中で表示されます。
利用ユーザーの傾向をみると、Instagramには”憧れ・共感・理想”を抱ける投稿に興味を惹く傾向にあることが分かります。
また、Instagramでのおすすめ表示欄には、ユーザーの好みを分析し、趣味嗜好に合ったものがピックアップされるような仕組みになっています。
ですからInstagramにてショート動画を活用する際には、
届けたいターゲットを明確にする必要があります。
Instagramにおいては、フォロワーと密な接点があるかどうかもアルゴリズム上では評価の対象です。
アルゴリズムの特性を活かすためには、動画のコンテンツ内容をおもわず”いいね”や”保存”しやすくなるような内容に工夫する必要があります。
ショート動画はSNS投稿はもちろん、店頭ディスプレイやキャンペーン、営業ツールとして幅広く活用することが可能です。
企業アカウントでは、
・SNS投稿/広告配信
・キャンペーン
・Webサイト
・店頭ディスプレイ
などでマーケテイングの可能性を広げています。
それぞれの活用シーンでどのような効果が得られるのか、下記に記載いたします。
ユーザーの興味を引くためにショート動画が活用されます。
ショート動画はSNS内の広告出稿も可能です。
予算を組んで広告設定することでSNSのタイムラインやおすすめ欄に優先的に表示されるようになります。
1日あたり数百円と安価からスタートすることができますので
ターゲットを決める際などに、お試しで広告配信を行い、反応が良かったターゲットに絞ってから再度お金をかけて広告配信するなどの活用も可能です。
出稿前に動画を届けたいターゲットや年齢を細かく設定することができるのがメリットですので、従来のTV-CMや雑誌広告よりもピンポイントなターゲティングが可能です。
SNSに投稿したショート動画は、Webサイトに掲載することも可能です。
ブランドサイトやオウンドメディアサイト、最近では会員サイト、ECサイトなどにも参考動画としてショート動画を掲載する企業も増えています。
Webサイトに掲載する前に、SNSへ投稿し反応を集めておくことで、サイトに掲載する際も「いいね」や「高評価」を受けた動画だとわかればWebサイトの訪問者も満足感を得られるでしょう。
こちらはコスメの紹介などでよく使われる手法ですが、ドラッグストアなどの店頭にディスプレイを設置して、ショート動画を流します。
チラシやポップを置くよりも多くの情報を伝えることができますし、視覚的・聴覚的にも印象を与えることが可能です。
SNS投稿で使用したショート動画をそのまま流用できるため、
チラシなど他でかかってくる広告費用を削減できます。
また、SNSで視聴したユーザーであれば「見たことある商品だ」と親近感が沸き購買に繋がりやすくなることもあります。
ショート動画では、アルゴリズムの特性上「いいね」や「コメント」「高評価」「シェア」がされるほど評価が高まる傾向にあります。
例えば「ここのホテルはどこでしょう?当選者にはDMを送信しますのでフォローしてください」などフォロワーに質問を投げコメントを集める企画の仕掛け作りにも使えます。
ここまで媒体別のショート動画の特性についてお話してきましたが、
ショート動画を活用する企業はこれからさらに増えていくことが予想できます。
ただ、まだ流行し始めてから年月が経っていなく、
まだまだ世の中にノウハウが広まっていないのも現状です。
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(アーツテックスタッフ)