お客様のご要望
クライアントは、動物用の医薬品を開発・販売する製薬会社様です。
日本初となる動物用細胞医薬品の事業化に向けた取り組みを行うなど、
一般的な製薬会社の域にとどまらず、常に新しいことに挑戦し、ヘルスケアサイクルに総合的に貢献できる会社であるということを、既存顧客および見込み顧客となる獣医療関係者に伝える動画を制作したいとご依頼を受けました。
動画戦略
クライアントはブランディングのための動画制作は初めてで、伝えたい想いはあるものの、どうすればそれが伝わるのかまったくイメージが湧かない、という状態でご相談に来ていただきました。
そこで私たちは、動物病院で愛犬を治療してもらう過程で、少年と獣医師との間に信頼関係が築かれていく様子を描いたドラマをご提案しました。
医療の発展には、獣医師とペットオーナーとの絆が不可欠であるという点に着目したからです。
これまで愛犬の不調に直面したことのなかった少年が、初めて訪れた動物病院で見せる不安げな表情。“本当にこの先生に任せれば愛犬が元気になるのだろうか”という、不信感を抱いていたところから、診察、治療、アフターケアを通して、獣医師との間に信頼関係が築かれていく様子を映像化しました。
こうしたドラマシーンに、クライアントの営業シーンや研究開発シーンなどのプロモーション的要素を加えることで、革新的な取り組みや存在意義を獣医療関係者ならびに世間に広く認知させる構成としました。
さらに、ドラマシーンとプロモーションシーンとの質感に差が出てしまうと興ざめしてしまう恐れがあるため、撮影技術を駆使して、ドラマシーンの合間に実際の社員様が登場しても何ひとつ違和感のない作品に仕上げました。
このようなドラマとプロモーションの掛け合わせは、一般的な企業ブランディング動画にはない、アーツテックだからこそ叶えられる手法だと自負しております。