IR動画のメリットとは?制作事例も紹介
2020.12.29 (Tue)
2020.12.29 (Tue)
「IR活動に動画が必要な訳とは?IR動画をつかうメリットをご紹介!」
IRとは、Investor Relationsの略で、企業が株主や投資家、ステークホルダーに向けて、企業の財務情報、経営戦略などを正しく伝える広報活動全般を指します。
このようなIR活動のひとつに、近頃では動画を活用する企業が多くなってきました。
このコラムでは、企業がどのようにIR動画を用いて効果的に活用しているか、事例や活用方法など多くのメリットをご紹介していきます。
Contents
IR活動というのは、企業の投資家への広報活動全般を意味するわけですが、
最近では、株主のみならず機関投資家をはじめ、個人投資家、外国人投資家に対する企業の情報開示や信頼度UPにつながるアピールがさらに重要だと言えます。
これまでは、株主総会での決算報告会やHP上のダウンロード資料、冊子(ディスクロージャー)などが情報開示のコンテンツだったと思います。
また、昨今のコロナ禍で決算時期に株主総会が開催できなく慌てて、テレフォン・カンファレンスに切り替えたけれど、やはりPDF資料だけだとなかなか伝わりづらい、などのお声も多数聞いています。
近年になって、やっとIR動画と呼ばれる、会社紹介動画のなかで株主や投資家向けに業績の総括をしたうえで、企業のトップが今後の展望を語る、言わばディスクロージャーを動画化したものが見受けられるようになりました。
このような資料の文字だけでは伝えきれない企業のビジョン、戦略、経営方針が映像によって、より明確に、伝わるのがIR動画なのです。
アフターコロナという世情もあり、今後はIR活動の在り方が、より一層企業の広報担当者様の課題になっていると思います。
IR動画は、しっかりと戦略的に活用することで、アフターコロナを切り抜ける最も重要な切り札となる事でしょう。
では、企業のIR動画のメリットを次の項目でご説明します。
IR動画を用いて、決算説明会やWEB上でのアーカイブでIR動画を見てもらうということは、企業にとって「戦略的な資金調達」以外にも企業への評価UPに繋がり、いわば企業収益を高めることにもなります。
投資家の皆様は決算説明会で、端的に分かりやすくその企業の「業績」を一番聞きたいわけです。
そして次に「事業内容」→「今後の展開」という風に今後のその企業がどんな展望を描き業績を伸ばす要素があるかどうかを知りたいわけです。
かんたんにいうと、「儲けさせてくれる株なのかどうか」ということです。
ですから、IR動画というものは、トップが会社の方向性を指し示し、ステークホルダーの皆様に納得してもらい、この企業の株主になるメリットを描く、戦略的なIR動画でなければ意味がないのです。
では、戦略的なIR動画とはどういったものでしょうか?
アーツテックではこれまで、いくつものIR動画を制作してきました。
アプローチは様々ですがいつもブレずに考えるのは下記の2点です。
IR動画で業績を判りやすく数字を見える化し、分かりやすく初動で展開していくのは基本中の基本ですが、長期的に投資をしてもらうためには、その企業の将来的展望もしっかり伝えていく事が大事です。
事例のひとつに、東京エレクトロンデバイスさまの会社紹介動画は、IR向け、営業ツール、採用、と様々な用途でご活用いただいています。
企業独自のエポックメイキングをドラマチックに描き、その企業の「誇り・信念・挑戦」を視聴者に見てもらう事で、企業の伝えたい想いがしっかりと「伝わる」ものになっております。
東京エレクトロンデバイス
「Pride of TED」
https://www.artstech.net/works/1160
※エポックメイキングは6’00”~はじまります。
決算説明会やセミナー、または工場拠点の施設見学会。
これらはこれまで、IR活動の一環として欠かせないものでした。
このようなイベントでの冒頭や待ち時間などに、端的に30秒から数分で「企業ストーリー」がわかるIR動画を見てもらうことで、より一層理解が深まり、信頼度もUPしていく効果がありました。
そしてこの熱い想いが伝わるライブ感が、最も重要でした。
しかし、アフターコロナの2020年度以降は、決算説明会、株主総会やセミナー、工場見学は軒並み中止になり、フェイスtoフェイスで企業の「想い」を伝えることが難しくなってしまいました。
IR動画はオンラインでより一層、活用されていく時代の流れになっています。
そこで、我々が提案しているのは、企業の「熱い想いが伝わるライブ感」のあるIR動画です。
弊社にも今年度はたくさんの依頼があり、すでにいくつかのIR向けの動画を制作しています。
※そのほとんどが守秘義務もあり実績としてここでお見せすることは出来ません。
ご興味のある方はお問い合わせください。
ライブ感を演出した「生LIVE配信」と「VTR」の組み合わせにより、ライブ感を
体感することのできる、「熱い想いが伝わる」株主総会をLIVE配信しました。
今後の「経営方針」を判りやすく伝える。ステークホルダーの心に響くオンライン株主総会です。
このように、フェイスtoフェイスが難しい今だからこそ、IR動画が効果的なのです。
先述したように、これからの株主総会や説明会などは、オンラインが主流になっていくでしょう。
そこで、大事なのは、ただ単調に、業績を読み上げ事業内容を説明し、来期以降向こう10年を語っても、それは伝わらないIR動画です。
そこに「体温」を感じられる熱い想いがある企業のIR動画なのかどうか?
これが重要となってきます。
ステークホルダーからすると、熱い想いが伝わってワクワクする企業の未来の展望の方が有望に映るというのは一目瞭然です。
アーツテックでは、このような見る人の胸をわくわくと熱くさせる、「体温」を感じるIR動画を制作します。
事業紹介のIR動画で大事なのは、誰が見てもわかりやすくということが大前提です。
CEATECという日本最大級誇る、IT企業の展示会イベントで、毎年“村田製作所”が集客数1位を取っていました。
集客するための目玉になる動画制作を、一手に引き受けていたのがアーツテックです。
この動画は、村田製作所のエレクトロニクスが実現するECO社会を、「子どもでもわかるエレクトロニクス」というテーマで誰が見てもわかるように、ストーリー仕立てにして制作しました。
まず冒頭は、風を感じられるような素敵な自然の映像から入っています。
そして、企業キャラクターの「ムラタ セイサクくん」と「セイコちゃん」が登場します。
自転車に乗った「ムラタセイサクくん」、と一輪車の「セイコちゃん」がその森の中を散歩し、そこで妖精に出会います。
そして、その妖精と共にエコを探る旅に出ます。
そのアバンタイトルに、映画「ET」をオマージュした月に浮かぶ3人の姿を映し出しました。
これがアーツテックの酒井監督の考えた冒頭の掴みです。
この冒頭で、観ている子ども達を一気に「ムラタセイサクくん」、「セイコちゃん」の世界に引きずり込もうという演出意図があってのこと。
これが見事成功し、IT企業の堅いイベントであったにも関わらず、土日になると親子連れがこぞって観に来るほど人気の動画となり、集客数第一位という結果に貢献しました。
このように小さな子ども達から大人まで、この企業の根強い長期的なファンになるということはIR動画戦略のひとつです。
村田製作所様
全てがこのようなストーリー仕立てにというわけではありません。
その企業にあった、事業紹介動画の戦略があります。
先述した、東京エレクトロンデバイスの会社紹介動画のなかの新事業展開。
その中のエポックメイキングをドキュメンタリー番組のような展開で描きました。
このような演出が出来るのも、本物のドキュメンタリーを撮る、アーツテックの酒井監督だからこそと言えます。
WEB見学会は、今期に入って益々需要が高まっています。
その際にかかせないのは、工場紹介動画でしょう。
企業の根幹の主力商品を生産している工場紹介では、メーカー企業としての自社の強みを前面に打ち出していかないといけません。
この企業の得意分野、研究分野など発展的な部分をクローズアップして見せていくそんなIR動画が有効な手段となるわけです。
プリントパック 「完全自社工場」
https://www.artstech.net/works/2165
こちらは、会社紹介動画のなかで経営陣のトップだからこそ語れるお話をうまく引き出し、企業の理念や今後の展開の熱い想いをステークホルダーの皆様に伝えていきます。
ともすると、語りが単調でまとまっていないなど、このような語りが苦手なトップの方でも、しっかりと伝わるものにするため、アーツテックではインタビュアーの引き出す力が重要だと考えます。
日頃、見ることのできない会社の中の人達を見るということは、この企業を日々動かしている人たちの“人となり”が見えるということです。
それは安心感と信頼を伝えることが出来ます。
投資家の皆様は、決してその企業の業績数字だけを見ているわけではなく、そうゆう部分も判断材料にしています。
また、このようなIR動画は実際に採用動画向けにも汎用出来、大変効果的です。
投資家にも採用にも汎用できるIR動画は一石二鳥ともいえます。
白銅 「あたらしい、を、素材から」
https://www.artstech.net/works/2173
このコンテンツを制作する際に一番気をつけなくてはいけないのは、「嘘をつかないこと」「やらせ」を決してしてはいけない事です。
IR向けのものだけではなく、よくSNSなどで見かける化粧品の広告や、ダイエット食品、健康食品の広告などでいかにも嘘くさい体験談が語られているのを目にしたことがあるかと思います。
こんな嘘くさい広告で、逆効果じゃないのかなと思うほどひどい広告も見受けられます。
視聴者に“嘘くさい”や“やらせ”だなと思わせてしまう「お客様の声」「愛用者の体験談」は決してやってはいけません。
本当の「お客様の声」を流すことで、安心感と信頼感を伝えることが出来ます。
ただ、この場合の、お客様のインタビューでも先述したようにこのような取材に慣れていない方がほとんどです。
だからこそ、インタビュアーの力量が必要になってきます。
緊張させず、普段どおりのコメントが引き出せるかが重要なポイントになります。
このような、実績や力量のあるインタビュアーがいるかどうかも動画制作会社を ぶポイントになってくるでしょう。
アーツテックの酒井監督は、その企業名はお伝え出来ませんが、大手企業の健康食品の通販番組で大ヒット商品を生み出す一躍を担いました。
この時の手法は様ざまありますが、一つにはお客様の体験談で本人に出演してもらうというスタイルでした。
そこで、生きた生の声を引き出すことで、視聴者の共感を得てさらには信頼感を得ることが出来るのです。
この酒井監督の演出方法は、その後映像業界の教科書となっていきました。
大学の教授が授業の一環として例に取り上げたり、業界誌や、メディアで取り上げられ話題になりました。
このような実績があるかどうかも、制作会社を選ぶ基準になると言えるでしょう。
レジディア 「ムービングスタイルCM(入居者の声)」
ブランディング動画スタイルには色々な手法が取られますが、アーツテックの得意分野としては、企業の理念や熱い想いを、感動的な演出で見せる “感動動画” “泣ける動画” です。
こちらに関しては、長く説明するよりも見ていただいた方が早いと思います。
実績をご覧ください。
京都きもの友禅「母娘の想いを、つなぐ仕事」
実際のお客様にご出演頂いた、ドキュメンタリー動画。
着物を売る仕事とは―。着物を買う側の、家族の想いとは―。
余計な説明をせずとも、企業の思いが伝わる、新しいカタチの感動系採用動画。
※採用動画として制作しましたが、IR向けとしても活用いただいておりました。
https://www.artstech.net/works/1146
ウォータースタンド株式会社「MISSION&VISION Promotion Video」
https://www.artstech.net/works/2351
こちらは、IR動画をみて投資を検討したいという人に向けての業績説明などの動画スタイルで紹介しているサイトメディアになります。
どちらかというと、すべて同じ構成でメディアの方向性に合わせて、淡々と企業のトップが業績や今後の展望などのテロップを見せながら話していくような作りです。
アーツテックでは、下記メディアに掲載する動画に関しても、制作いたしますのでご要望ございましたら是非ご相談ください。
・IR動画サイト
・IR TIMES
・日興アイ・アール
<IR動画サイト>
IR動画サイトは株式会社リンクスリサーチが運営しています。
企業の情報配信において、今後はさらに動画による配信の重要性が高まるとの考えで、IR動画サイトが多くのステークホルダーの皆様に届ける入口になることを目指している運営サイトです。
主な配信の種類は、株主総会と決算説明会となっています。
<IR TIMES>
IR TIMESは 株式会社サイトスコープが運営しています。
個人投資家と上場企業のつながりを目的とした運営がされています。
主な配信の種類は、株主総会、会社説明会と決算説明会となっています。
<日興アイ・アール>
日興アイ・アールは、SMBC日興証券グループのIRコンサルティングファームでとして、1990年9月にIR専門会社として設立されたました。
主な配信は、個人投資家向けの説明会と決算説明会となっています。
コロナ禍の中で、IR動画というのはこれまでになく重要なポイントになってくると思います。
広報担当者の方が頭を悩ませる点でもあると思います。
IR動画を制作するのであれば、今後企業のために様々な人に向けてPR出来るような
汎用性のある動画制作をお勧めします。
そのような動画制作には、総合プロデュース的なご提案が必要かと思います。
アーツテックは、これまでの実績から多角的な視点でプロデュースすることが可能です。
IR動画をお考えの企業の広報担当者の皆様は、ぜひ一度アーツテックにご相談ください。
「実効果のある動画制作」をご提案します。
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