動画マーケティングでもKPIの設定は必要?設定すべき理由や手順を紹介!
2022.12.27 (Tue)
2022.12.27 (Tue)
動画マーケティングにおいて最も大切なことは、
「解決したい課題点」をあぶり出し、「最終的なゴール」を設定することです。
目的設定をせず制作した動画で、視聴者のココロを動かすことは、難しいと言えます。
ゴール設定の上、制作した動画は、意図が視聴者に伝わりやすいため、
動画マーケティングとして成功する可能性が高まります。
また、動画マーケティングの効果を測るためのKPIを設定することで、
緻密なロジックのもと、動画制作を行うことができます。
その結果、動画の成果があがり、最終的なゴールを達成することにつながるでしょう。
今回は、動画マーケティングとKPIの関係について解説していきます!ぜひ参考にしてみてください!
Contents
まず、KPIがどのようなものか知る必要があります。
KPI(キー・パフォーマンス・インジケーター):
日本語に訳すと、重要業績評価指標です。
簡潔に説明すると、マーケティングにおいて「効果測定」するための指標。
効果を数値として可視化し、改善を加えていく指標とするため、
動画マーケティングにおけるKPIは、最終的なゴールを達成するための「中間目標」の扱いとなります。
これに対して、最終目標のことをKGIと言います。
KGIとは、「キー・ゴール・インジケーター」の略で、KPIを設定する際の元となる設定値です。
これらを設定しない状態で、動画マーケティングをおこなうことも可能です。
しかしながら、制作を進めていくと、たくさんの意見や方向性が見えてきてしまうことがあります。
その際、どこに向かっているのかわからなくなってしまい、動画制作に行き詰ってしまう可能性が高くなるでしょう。
つまり、制作準備としてKPIを設定しておくことが、動画マーケティング成功のカギを握っています。
動画マーケティングをおこなう場合は、KPIを意識した動画制作が求められていることを覚えておきましょう。
KPIを設定していることで、数値として目標値とのギャップを認識することができます。
その結果、目標達成のために何が必要なのか、逆に目標達成できた理由は何かを明確に分析することができます。
PDCAサイクルは、
Plan(計画)→Do(実行)→Check(確認)→Action(改善)を繰り返し行うことを意味します。
これを繰り返し行うことで、一つひとつの目標値に対して、ロジックのもとアクションを起こし、
結果につなげることが期待されます。
このサイクルにおいては、Check(確認)とAction(改善)の項目で、特にKPIは役に立ちます。
動画マーケティングを行う目的やゴールは、商品を売りたいといった「販売促進」、
新卒採用のための「認知獲得」や「企業イメージアップ」など様々です。
このように、扱う商材や抱えている課題によって、目的やゴールは変わってきます。
その目的別のKPI設定について、説明していきます。
認知を目的とする場合のKPIの設定方法は、「視聴回数」や「インプレッション数」に注目します。
さらに、「より多くの人に動画を見てもらうために」という点に注目して、コンテンツを考案する必要があります。
また、SNSなど拡散性が高いプラットフォームを利用した施策も要となってくるでしょう。
理解促進を目的とする場合のKPIの設定方法は、「総再生時間」や「平均再生時間」に注目します。
長時間の視聴が、ゴール達成のために大きな力を持っていると考えれらます。
販売を目的とする場合のKPIの設定方法は、「クリック数」や「コンバージョン率」に注目します。
商品やブランドの認知のみならず、広告からクリックして購入してもらうという
複数の工程が必要になりますので、視聴者のココロを動かす動画がより求められます。
1週間や1ヵ月などの単位で定め、可能であれば短いスパンで期間を設定していくことが理想とされます。
そして、その期間ごとに達成度を確認し、次の目標に反映していく、
そういった小さな積み重ねで、より良い動画マーケティングは実現していきます。
KPIの測定のためには、ツールを使うことをおすすめします。
それぞれ、ツールの特徴とどういった際に必要になるか説明していきます!
(画像引用:MIL Blogインタラクティブ動画(触れる動画)専門メディア)
YouTubeによって提供されている無料ツールです。
YouTube上に投稿した動画のアクセス解析の結果、以下のようなKPIデータ収集が可能です。
(画像引用:Wistia HP)
米企業により開発された、企業向けの動画配信プラットフォームです。
企業向けの動画配信プラットフォームとは、
YouTubeのような「動画コンテンツの配信・管理」をプラットフォーム上で行える仕組みのことを指します。
そのなかでも「Wistia」は、前述のYouTubeアナリティクス以上に細かくKPIを分析できます。
「より詳細なKPIの測定や分析がしたい」「動画内にさまざまなコンテンツを埋め込みたい」
といったケースで、外部ツールとの連携も可能となっています。
(画像引用:PlayAds HP)
「クリエイティブは検証してから作る時代に」というコンセプトを持っているPlayAdsというツールです。
1秒単位で効果を測定できるだけでなく、動画ごとに比較もできるのツールになっています。
そのため、これまでアップロードした動画の特性や視聴者の関心を測り、
細かく測定することによって、動画の制作の方向性を明確にすることが可能です。
その結果、動画制作の進行における曖昧さを避けることができます。
(画像引用:MIL Blog)
インタラクティブ動画の配信・分析ができるプラットフォームです。
ツールの提供だけでなく、企画から制作・KPI設計・データ分析・運用後のクリエイティブ改善まで、
専門家による伴走支援を含んだサービスもあります。
さまざまなモノやコトのデジタル化が進んでいる現在、
動画マーケティングは、認知拡大、売上拡大につながる効果的な施策として注目されています。
動画を効果的に活用することで、
難しい説明や専門用語の理解が求められるような複雑な商材であっても、
視聴者に対して、効果的なアプローチが期待できます。
しかし、動画マーケティングにおいてより良く効果を出すためには、
適切なKPIの設定が不可欠です。
動画マーケティングで解決したい課題や目的を明確化した上で、
適切なKPIを設定し、PDCAサイクルを回していくことが成功の鍵と言えるでしょう。
私どもアーツテックは、「実効果を出す動画戦略」の名のもと、
「動画マーケティング」という言葉が広がる前から、
動画制作を通じたマーケティング戦略を行なってきました。
その知識とノウハウを活かし、現在も動画制作を行なっています。
我々は、お客さまのお悩みから、明確なゴールを導き出し、
「動画」というツールを用いて解決するプロフェッショナル集団です。
動画マーケティングを含む、動画制作をご検討されている方、
ぜひ一度、お問合せください!
・「動画マーケティングは効果あるの?目的やポイントも解説!」
・「BtoBマーケティングは動画がおすすめ? 活用事例や制作時のポイントを解説」
(作:アーツテックスタッフ 栗本)